ワイン読本〜図集 果樹栽培の基礎知識〜

農業の研修は受けたが、
ブドウに関してはきっちりした講習を受けてないので、
独学のために本を漁る。

少し昔の本だが、ここから。

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もちろん苗木作りの部分を中心に。
苗木作りに関しては2箇所に分かれていて、
p26〜は果樹全体の苗作りについて。
接ぎ木の基本とポイントが書かれている。

p133〜はブドウの接ぎ木について。
両項目から、自分に有用と思われる点を抜粋する。

以下、要約

①穂木と台木の活着
  枝には樹皮と木部の間に形成層という半透明の柔らかい細胞層がある。
これは新しい細胞を作る能力がある。
接ぎ木を成功(活着)させるためには、
穂木と台木の形成層を密着させる必要がある。

活着の過程は、
1.穂木および台木(特に台木)の形成層から癒合組織(カルス)が形成される。
2.カルスの中に新しい形成層ができる。この新形成層から師部や木部が形成される。
3.新師部、新木部は穂木と台木の師部、木部に連絡し、
穂木と台木の間に養分や水分の連絡通路ができる。

また、ブドウの部分には、台木品種の特性にも言及がある。

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やや古い本だが、基礎の学習には有益だった。

●書籍データ
著者  熊代 克巳、鈴木 鐡男
出版社 農山漁村文化協会
出版年  1983年
価格  1650円

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