旧ブログより引っ越し記事。
2018年の北海道ワインアカデミーにて訪問した白百合醸造。
ロリアン・ワインですね。
目の前を江戸時代の五街道のひとつ、甲州街道が走ってる。社会の先生だったもので、こういうのにテンション上がる笑
案内は内田社長が自ら。バイタリティーあふれていて、お話がとても面白い方でした。見学に行って楽しめるワイナリー。
醸造施設は半屋外。
除梗破砕機やタンクも年季が入っている。数十年単位です。
まだ山梨来てからブドウ食べてないと聞き、いくつか食べさせてくれました。
まずは甲州。
グリっぽい皮の色合い。甘く、皮の近くがやや渋い。山梨県民は実を噛まずに飲み込むらしい。
他にも植原さんのお父さんが造った甲斐路。これも美味い葡萄。甘さが強い。
仕立てはマンズワイン流のレインキャップ式。ビニールが張られて、雨を避ける。
樹勢強い。「ほっておいても育つ」とのお話の通りなんだろう。厳しい環境の北海道と違い、さすが数百年間果樹の大産地として栄えて来た山梨だな。
この場所はちょうど勝沼と甲府の境い目。さらにすぐ側が他の人の畑。畑の単位が1反とか5反の大きさ。北海道では新規就農の下限が20反(2町)だし、研修先なんて200反(20町)超えてるから、その規模の違いにビックリ。
屋内に入って鉄の貯蔵タンク。素材が鉄というところに歴史を感じるな。一個だけあるピカピカのは最近主流のステンレスタンク。
そして瓶詰めライン。
これまた年季が入っている。1時間で2000本を瓶詰めできる。
そして、葡萄の絞りかすを蒸留した、グラッパを作る施設もある。
ワインを造った後の、葡萄の絞りかすが1トン入る蒸留機。
上部は銅でできていて、余分な香気成分などを吸着する。できるのは50リットル。1トンから50リットルとは…。
蒸留施設は凄いが、社長いわく、「グラッパはヤカンがあればできる。ワインなんて容器があればできる。最初から機械ありきで考えないで。自分の身の丈に合ったところから始めればいい」という言葉は響くな。
まずは金をかけずに手間かけて。全ての根本だ。
蒸留が終わると無色透明のグラッパに。
グラッパ用のグラスで試飲しましたが、ほんと、スッキリとしたブランデーという感じ。僕個人はあまり蒸留酒を飲まないので、質の良し悪しまでは分からないが、好み的には好きだった。ただまぁ、アルコール度38度ですから笑日本人にはチェイサーがないと大変ですよ。
樽熟成させた黄金色のグラッパもあった。こちらまで試飲できる肝臓は持ち合わせてなかったけど笑
最後はワインの試飲も。
個々のワインに関しては、追って投稿していきます!
いやしかし、内田社長の話、面白かった。
「コルクを抜くのに手間がかかるのはなぜか分かる?その間に思い出話をするため。帰ったら大事な人の前で、山梨の話をしながら、ゆっくりウチのワインを開けるんだよ」
とか、セールストークとして最強でしょ笑
漫画「美味しんぼ」の80巻にも内田社長が出てくるらしい。買って読まなきゃ笑
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