2018年北海道ワインアカデミーにて訪問したワイナリー紹介。
ルバイヤート・ワイナリーです。
会社名は丸藤葡萄酒工業株式会社。
![IMG_6219](https://i0.wp.com/livedoor.blogimg.jp/belgrave/imgs/e/0/e0f534a3-s.jpg?w=1262)
ルバイヤートの歴史は長く、
東京の帝国ホテルや新潟の岩の原ブドウ園と同い年。
今の社長で4代目、創立から128年目となる。
![IMG_6220](https://i0.wp.com/livedoor.blogimg.jp/belgrave/imgs/8/e/8e82dee4-s.jpg?w=1262)
上の写真の、100周年でもらったフラワーバスケットも、
もう30年近く経ち、花が咲いていない。
そんなレベルの歴史です。
もとは地主だったが、戦後の農地改革で2haのみに。
現在、メインは白の甲州、シャルドネ、ソーヴィニヨン・ブラン。
赤はメルロー、カベルネ・ソーヴィニヨン、ピチ・ヴェルド。
年間およそ17万本。17人の従業員で経営している。
去年の3月に売店、ゲストルームが誕生した。
30年前、関税が安くなることが決まった時に、
日本ワインは終わりかもしれないと考え、
覚悟を決めてカベルネ・ソーヴィニヨンの垣根栽培を始めた。
中堅以上のワイナリーで垣根栽培は国内初だったと思う。
もちろん、植えたから良いブドウができるわけではない。
カベルネ・ソーヴィニヨンやメルローはいまだに難しい。
![IMG_6224](https://i0.wp.com/livedoor.blogimg.jp/belgrave/imgs/2/6/262e2483-s.jpg?w=1262)
醸造設備も見せていただきました。
山梨は半屋外に置かれていることが多いのかな。
上は選果のためのベルトコンベヤー。
入口にバイブレーター、選果の後、上に持っていって除梗破砕機へ。
![IMG_6226](https://i0.wp.com/livedoor.blogimg.jp/belgrave/imgs/a/6/a6d99666-s.jpg?w=1262)
圧搾はヴァスラーと風船型で11トンくらい可能。
![IMG_6227](https://i0.wp.com/livedoor.blogimg.jp/belgrave/imgs/9/b/9bf048ba-s.jpg?w=1262)
近々、ユーロスターの導入も考えている。
![IMG_6228](https://i0.wp.com/livedoor.blogimg.jp/belgrave/imgs/e/d/ed587571-s.jpg?w=1262)
タンクは日本酒用の鉄のものもある。
歴史を感じるな。
基本的には1週間の醸しで朝夕ルモンタージュ。
甲州の白はハイパーオキシデーションからの
デブルバージュで上澄みを利用。
培養酵母を利用。
3週間の醸しでオレンジワインにも取り組んでいる。
1978年には半地下の貯蔵庫も造った。
扇状地で三方が土なので、地上階の高さだが地下と呼んでいる。
夏でもほとんど20度を超えない自然の貯蔵庫。
多くは樽で貯蔵している。
ワインが売れない時代はコンサートもやっていた。
小野リサなんかも招いてやっている。
今はワインの樽をどけるのに1週間かかるので、
30回目の去年をもって、地下でやるのは終わりにする予定。
今後は売店などを利用してやっていく。
話の最後はテラス席に出て、試飲。
![IMG_6230](https://i0.wp.com/livedoor.blogimg.jp/belgrave/imgs/b/6/b6873370-s.jpg?w=1262)
山に囲まれた扇状地である山梨ならではの風景。
ここに日が落ちていくんです。
絶景でした…。
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