山梨のワイナリー訪問~ルバイヤート・ワイナリー~

2018年北海道ワインアカデミーにて訪問したワイナリー紹介。
ルバイヤート・ワイナリーです。
会社名は丸藤葡萄酒工業株式会社。

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ルバイヤートの歴史は長く、
東京の帝国ホテルや新潟の岩の原ブドウ園と同い年。
今の社長で4代目、創立から128年目となる。

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上の写真の、100周年でもらったフラワーバスケットも、
もう30年近く経ち、花が咲いていない。
そんなレベルの歴史です。

もとは地主だったが、戦後の農地改革で2haのみに。
現在、メインは白の甲州、シャルドネ、ソーヴィニヨン・ブラン。
赤はメルロー、カベルネ・ソーヴィニヨン、ピチ・ヴェルド。
年間およそ17万本。17人の従業員で経営している。
去年の3月に売店、ゲストルームが誕生した。

30年前、関税が安くなることが決まった時に、
日本ワインは終わりかもしれないと考え、
覚悟を決めてカベルネ・ソーヴィニヨンの垣根栽培を始めた。
中堅以上のワイナリーで垣根栽培は国内初だったと思う。

もちろん、植えたから良いブドウができるわけではない。
カベルネ・ソーヴィニヨンやメルローはいまだに難しい。

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醸造設備も見せていただきました。
山梨は半屋外に置かれていることが多いのかな。
上は選果のためのベルトコンベヤー。
入口にバイブレーター、選果の後、上に持っていって除梗破砕機へ。

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圧搾はヴァスラーと風船型で11トンくらい可能。

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近々、ユーロスターの導入も考えている。

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タンクは日本酒用の鉄のものもある。
歴史を感じるな。

基本的には1週間の醸しで朝夕ルモンタージュ。
甲州の白はハイパーオキシデーションからの
デブルバージュで上澄みを利用。
培養酵母を利用。
3週間の醸しでオレンジワインにも取り組んでいる。

1978年には半地下の貯蔵庫も造った。
扇状地で三方が土なので、地上階の高さだが地下と呼んでいる。
夏でもほとんど20度を超えない自然の貯蔵庫。
多くは樽で貯蔵している。

ワインが売れない時代はコンサートもやっていた。
小野リサなんかも招いてやっている。
今はワインの樽をどけるのに1週間かかるので、
30回目の去年をもって、地下でやるのは終わりにする予定。
今後は売店などを利用してやっていく。

話の最後はテラス席に出て、試飲。

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山に囲まれた扇状地である山梨ならではの風景。
ここに日が落ちていくんです。
絶景でした…。

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