はじめに
基本は北海道のワインを好んで飲みますが、
だからといって世界のワインを飲まないわけではない。
ブログの記事を整理しているので、
印象に残っているワインのみここでまとめておこうと思います。
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北海道ワインアカデミーの試飲会で飲んだワインは、
どれも印象的だった。
ありがたい場でした。
フランス
ブルゴーニュ
パストゥグラン
・エマニュエル・ルジェ
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そして、初のルジェのワイン。
神様アンリ・ジャイエの後継と言われる人ですね。
噂では2014は特に良いという話だが…。
いや、ほんと、これはウマイわ…。
香りはものすごく甘やか。
えっ、意外にも果実味たっぷり系か?と思い、
飲んでみると、意表をついてキレイな酸。
いや、もちろん果実味も豊かなんですよ。
でも、それよりもエレガンスと酸が際立つ。
夢中になって飲んでいくと、味も変化していく。
赤い果実の香りだ。
果物をほおばっているような気がしてくる。
全身をワインが巡っていることを実感する。
これは、まだまだ熟成させてみたい1本。
神様の後継ぎを体に取り込んで、
結婚4年目も仲良くやっていきます(笑)
ACブルゴーニュ
・フィリップ・パカレ
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ピノ・ノワールの会の11本め。
ブラインド・テイスティングのコメントは以下。
「完成度高い。優等生。パワー、豊かさ、インパクトが申し分ない
時間が経ってもヘタレないのも魅力」
かなり高評価で、点数は10点中8点+。
好みは5位でした。
一般的に評価されるワインであることは明らかだったんですが、
優等生すぎて、そつなくまとまっている感じがもう一つに感じました。
いや、ウマイんですよ。
今回の会の他のワインが凄すぎたということで。
いやしかし、パカレだったのはな。
一度飲んでみたいと思っていたワインでした。
さすがと言えるなー。
オート・コート・ド・ニュイ
・モンジャール・ミュニュレ(ルージュ)
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ワインは飲みたかったモンジャール・ミュニュレ。
オート・コー・ド・ニュイはブルゴーニュでは地味な地域で、
割とお手軽な値段で、なかなか美味しいワインが買える。
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コルクも記念にとっておきました。
モンジャール・ミュニュレの象徴的マーク。
手から葡萄が生えているのは、手作りを大事にするという、
このドメーヌの意志が表れているのだとか。
色あいは思ったよりも濃い。
透明感のある濃い紫。
味わいも酸と主張のある果実味で、
今日のこってりした料理との相性は良かった。
というか、するするといくらでも飲めてしまって、
あっという間にボトルが空いてしまった…。
・モンジャール・ミュニュレ(ブラン)
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合わせたのはモンジャール・ミュニュレ。
手からブドウが出てるマークで有名なワイン。
思ったよりガーリックの効いたチャーハンと、エビチリの相性が良い。
そして、このブルゴーニュの白ともよく合う。
休みの前の日なのでニンニクをたっぷり使った料理。
それと黄金色の白が合うはなー。
なんとも優しい白です。
クリアなあ色あいから想像できる通り、
ゆったりと果実味を感じる、コクのある白。
体力を使い切った夜に、ピッタリの白。
こういうワインに出会うと、
明日もがんばろうと思いますね!
単独で飲んでも、料理と合わせても良い、
バランスの良い優等生の白ワインです。
最高の気分。
・ グロ・フレール・エ・スール
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今夜はブルゴーニュ。
かなり好きな造り手、ドメーヌ・グロ・フレール・エ・スール。
広域ブルゴーニュ・ルージュも美味しかったので。
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コルクにもドメーヌのマークが。
なかなかカッコイイ。
ブルゴーニュの中では、どちらかというと力強い造りです。
果実味が一口目から主張してきて、
奥さんも飲んだ瞬間「あ、美味しい」って言うてました。
色あいもやや熟成を感じる海老茶色が混じる。
でも、光に透かすとキレイなルビーレッド。
今日のメニューにも当たり負けしないパワーで、
最後の一口まで楽しませてもらいました!
・ユドロ・バイエ
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僕のブルゴーニュ3傑に入る、ユドロ・バイエ。
(あとはドルーアン・ラローズと、グロ・ペール・エ・フェスかな)
今回開けたのはオート・コート・ド・ニュイの2013。
いい感じにこなれてきて、最初の飲みごろだと感じる。
2000円台で感動させてくれる、数少ない造り手。
さらに年ごとの進化がすごくて、年々味わいが増している気がする。
造りに荒っぽいところがない。
繊細で優雅。美しいし。
果実の香りが豊かで、本当に良い気持ちにさせてくれる。
良いブルゴーニュの香りは、うっとりするんだ。
で、合わせたのは、ワイン会以来ハマってしまった、
札幌のチーズ「ファットリア・ビオ」。
モッツァレラのような感じで、トマトと合う。
本場イタリアから職人を呼んできて作っている、
かなり美味しいチーズ。
最近、国産のチーズにも注目している。
こちらも、ちょっと見ないうちに小規模で最上級のものを作る、
気合の入った造り手が多く登場してきている。
ワインと合わせていきたいな。
モレ・サン・ドニ
・ルー・デュモン
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北海道安平のカマンベールチーズと合わせて。
クセの無い、日本人好みのチーズ。
それでいて濃厚でギュッと詰まったうまみがある。
これがブルゴーニュと合うんだ。
このモレ・サン・ドニも、香りはソフトで、
どこかシャイな気配を感じる。
味わいも主張するようなところはないが、
それでも誰もがはっと気づいて振り返ってしまうような、
一歩も引かない芯の強さがある。
イケメンなんだけど、内向的な感じだな。
積極的に周りに話しかけたりしないけど、
話してみると結構いいやつだったりしますよね。
そんな感じ。
チーズもまた、香りがうるさかったりしないので、
安心してブルゴーニュに合わせることができる。
北海道のチーズとブルゴーニュの赤は、
基本的に良いマッチングだと思うな。
しっとり静かに飲めるところが良い。
赤ワインもロックンロールのように濃厚・ガツン系も良いけど、
今はクラシックのように静かなテイストが最近は好き。
歌詞に思考を邪魔されることもないし。
ジュヴレ・シャンベルタン
・ドルーアン・ラローズ
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ワインは、ブルゴーニュにしては濃いめの赤。
香りは豊かで複雑です。
香りからすでにパワーを感じることができる。
数年の熟成では、まだまだ若さを感じます。
味わいも主張があって豊か。
ブルゴーニュの中では、かなり明るいタイプだと思うな。
(良質のブルゴーニュには、静かで透明なものも多い)
お祝いするのにぴったりな赤。
今日のタフ目の料理ともばっちりでした!
マコン
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我が師匠持参の、なんと1996年のワイン。
今からちょうど20年前のワイン。
今年成人式の人と同い年です。
良いワインで、良い管理ならワインは20年くらい普通に保ちますが…
コイツは葡萄がガメイということもあってか、
20年でくたびれていまっていました。
多分、このタイミングが、ワインとして飲める最後の最後。
開けてからも時間と共に急速に劣化して、30分後には飲めなくなってました。
でも、今回の会で一番コメントを集めたのはコイツでしたね。
もうすっかり年老いてしまっているけれど、
そこには魅力や個性がしっかり残っていて。
今回参加の一番の若手、24歳の彼は大絶賛でした。
「変態だ!」と言われながらも、こういうワインを愛せるのは、
真のワイン・ラヴァーというべきでしょうね。
(なぜワイン好きは「変態」と呼ばれると喜ぶのだろうか…笑)
共白髪まで愛し合える相手を見つけるのって、
人生の幸せだな。
シャサーニュ・モンラッシェ
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合わせたのは、奥さんのリクエスト「コクのある白」に応えて、
とっておきのシャサーニュ・モンラッシェを開けました。
シャルドネの銘醸地の、村名ワインです。
造り手はブラン・ガニャール。
ブルゴーニュも造り手の手腕はワインの質を大きく左右する、
ということが分かってきたので、これは覚えておくべき造り手です。
ワインも料理に負けないくらいに魅力的だった。
コクがあり、深い黄金色をしている美しい白。
どちらかと言えばふくよかなワインだが、
それでいて酸によるシャープな感じもある。
噂では、村名でありながら、古い区画の1級畑のブドウも使われているとか。
村名とは思えない、一段上の味わいです。
こういうワインを飲むと、本当にシャルドネは白ワインの王子だわ。
うますぎて、言葉が出ない。
幸せにさせてくれるワイン。
調子に乗って、食べ過ぎた…。
久しぶりに、苦しくなるほど食べたな(笑)
ムルソー
オリヴィエ・ルフレーヴ
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餃子に合わせたのはシャルドネの名産地、ムルソー村の白。
造り手は大好きなオリヴィエ・ルフレーヴ。
ヴィンテージは2013です。
白ワイン用のブドウ品種・シャルドネと言えば、
ブルゴーニュ地方のシャブリ、ムルソー、モンラッシェが最高峰。
今回はムルソーの村名ワインです。
結論から言って、これは最高に美味かったですね。。。
ウチでは「こっくり系」と呼んでいるやつです(笑)
コクがあり、果実味もしっかりしていて、ゴクリゴクリと飲んでしまうタイプ。
バターのようなコク。酸は落ち着いていて、柔らかく、そして優しい。
何物も拒まないが、それでいてマリアージュの相手となる料理は選ぶ。
こういう白があるから、「ワインは赤と白のどっちが好きですか?」という、
よくある質問で悩むことになるんだよな。
「ワインと言えば赤で、白は甘くて軽くて、たまに気まぐれで飲むもの…」
そう思っていた頃に出会ったのが、ブルゴーニュの「サントーバン」で、
白がこんなに美味しいのか…と目の前がチカチカしたのを今でも覚えている。
良い白というのは、パワーがあり、感動させる力を持つ。
それくらいの(いや、それ以上の)力を持ってますよ、このムルソー。
奥さんも顔が真っ赤になるまで飲んで、
食事後も「オリーブとはそんなに合わない」とか、「生ハムもそこそこ…」とか、
そんなマリアージュ実験をしてしまうくらいの美味さでした。
(奥さんは大体、飲み残したワインは僕にくれて甘いものを食べてるタイプ)
ちなみに、その実験によると、明日の弁当用の、
「キャベツと豚肉のミルフィーユ」が一番マッチしていたようでした。
乗っけたチーズが合うのか、それともポン酢の味わいか、
はたまたキャベツの甘味が良いのか…
ともかく、確かに相性は良かった。
それでも、キャベツの甘味が強くて(冬場のキャベツは甘いんだ…)
ムルソーの果実味がくすんでしまうので、
「マリアージュ」というほどマッチはしていないな。
色々と合わせる料理を考えてしまう、魅力的な白でした。
素敵な時を、ありがとう。
シャブリ
・ジャン・クロード・コルトー
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寿司に合わせるなら、ということで、
正月に買った福袋のプチ・シャブリを開ける。
シャブリの格付けは4段階。
上から順に、
①シャブリ・グラン・クリュ(特級畑)
②シャブリ・プルミエ・クリュ(1級畑)
③シャブリ
④プチ・シャブリ
となる。
昔ながらの「シャブリ=高級ワイン」というイメージは、
シャブリ・グラン・クリュが作り上げたものですね。
僕が普段飲むのは、プチ・シャブリ。
つまり、シャブリはシャブリでも、一番下のクラスです。
(母岩が他より少し若いティトニアン期の土壌でできた畑は
プチ・シャブリを名乗るわけですね)
でも、いや、だからこそ、
食べ物に合わせやすい造りになっているのです。
グラン・クリュに近づくほど、
ワインそれ自体の魅力が強く、
料理と合わせるのが難しくなっていく印象がある。
特に海鮮と合わせるなら、
下手に上のクラスを開けない方が良いという印象がある。
ちなみにシャブリは去年は多難の年だったようです。
2016年の4月には遅霜で若芽が凍死、
5月には雹が降ってシャブリ地区は壊滅的打撃だったようです。
このプチ・シャブリ。造り手はジャン・クロード・コルトー。
清涼感があって、キレのある、フレッシュなシャルドネです。
ネタによっては生臭く感じるものはあるが(寒ブリとか)、
全体的には海鮮とマッチしていた良かった。
たまには手抜きもいいな(笑)
素敵な夜でした~。
・ダニエル・ダンプ
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ワインはシャブリです。プルミエの2014。
魚介に合わせやすいかと思ったけど、結構果実味豊かなんでドキドキ。
(果実味豊かなシャブリは、魚の生臭さを引き立てることがある)
うん、でも大丈夫。魚にも合っている。
全ての要素が強いワインです。
酸も結構強いが、バランスが取れているので魅力だ。
果実味も豊富だが、魚との相性を邪魔しないし。
リッチだが、鼻につかない、そんな印象。
フランス料理は味を壊さないギリギリまで塩を使うらしいが、
それと共通点を感じるな。
和食はギリギリまで塩を使わないらしいので、まさに対極。
ワインにおいても、同じようなことが言えそう。
日本のワインは、仄かに香ることが多いしな。
ボージョレ
マルセル・ラピエール
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農楽蔵の賢さんがオススメしていたマルセル・ラピエール。
広域の「ボージョレ」であれば、お手頃価格で買えたので。
数々の造り手を感動させてきた自然派、ということだが、
いやこれほんと、ボージョレの常識を打ち破る。
果実味、香り、これはもうピノノワールじゃないか。
そりゃボージョレだってブルゴーニュだけど…。
どうしてもヌーヴォのイメージが抜けなくて。
この間飲んだフルーリーと言い、認識を改めないと。
パワーも感じつつ、しっかりと繊細。
これはかなり旨い。
料理に合わせても良いし、今回のように単独でも十分楽しめる。
完璧なバランス感。
特に酸の強さががちょどよいな。
果実味は邪魔せず、それでいて酸は感じられる。
それでいて甘ったるくさせない。
肉料理なんかとも容易に合わせられる感じだ。
これはスゴイ1本と出会ったな。
ボルドー
マルゴー
アルター・エゴ2009
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アルター・エゴの2009。
メルロー47%、カベルネ・ソーヴィニョン47%、
プチ・ヴェルドが6%。
シャトー・パルメのセカンドで、開けてすぐおいしいのが魅力。
開けてすぐの香りもそうだけど、まさに「全身で味わうワイン」。
感動の波が何度も襲ってきました!
なかなか手が出ませんが、
たまには飲んでみたいワインです。
・ シャトー・ジスクール2009
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一口目から、かなり魅力を感じる。
時間と共に芳醇さがアップしていく、
この変化が楽しめるのがワインの魅力。
ピザとも最高にあっていて、
奥さんもクイクイ飲んでました。
甘さの中にタンニンとスパイスの香り。
とにかく説得力があるというべきか。
官能的と言うのにふさわしい。
悪魔的な色っぽさのとりこになる。
1本ほとんど飲みきっても、もう一杯あるって思うと、
思わずよだれが出てしまう魅力。
1本飲みきるまでの変化が素晴らしく、
まるで人の一生を観ているかのよう。
最後の一杯が最高の一杯。
そんな人生を送りたいものですね。
カベルネ・ソーヴィニョン60%、メルロー32%、カベルネ・フラン5%、
プチヴェルド3%というセパージュ。
サン・ジュリアン
シャトー・ラグランジュ2014
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メドックの格付け3級。
評価がガタ落ちしていた畑を、
日本のサントリーが買収したことが、
歴史を変えたと言っても良い。
日本人に素晴らしいワインはできない、
と言われていた時代から、
畑作りに力を入れて、みごとに生まれ変わらせたワイナリー。
品種はカベルネ・ソーヴィニョン76%、
メルロー18%、プチ・ヴェルド6%。
2014はあまり良い年とは言えないが、
それでも2000年代は安定した品質。
なんともまぁ、バランスの取れた、
スタイリッシュなワイン。
香りが素敵で、うっとりする。
タンニンも落ち着いていて、優しい。
これはもう少し熟成して、
各要素が混ざってくると、より良くなりそう。
ボルトーはコンクリートタンクに回帰している、
という話が興味深かった。
温度が高くなりすぎる昨今、
安定感が再評価されたとのこと。
ボルドーはステンレスタンクから、
木に回帰して、最新潮流はコンクリート。
面白いものだ。
価格は約6000円。
・カロンセギュール2005
![](https://i0.wp.com/hokkaidowinelover.com/wp-content/uploads/2020/02/05c2777e.jpg?resize=240%2C320&ssl=1)
以前、2002を飲んでいますが、
相変わらずのとろけるようなワインです。
パーカーポイントも94~96点と言う高得点。
グッドヴィンテージです。
一口目から、うっとりしますね。
料理にも抜群に合います。
手作りのビーフシチューとバゲットでディナー。
そのあとに、手作りのガトーショコラ登場!
どちらにも最高にマッチしていました!
開けてから小1時間経っていることもあって、
今回は最初から最後まで陶酔させてくれました。
・ シャトー・タルボ1993
![](https://i0.wp.com/hokkaidowinelover.com/wp-content/uploads/2020/02/b99a7efd.jpg?resize=480%2C800&ssl=1)
シャトー・タルボ。
ヴィンテージは1993です。
ヴィンテージ的に、タルボの中でもほどほどのボディ。
果実味が全面に出ているので飲みやすい。
それでいて熟成香もあるので、すごくノリがいい。
僕の中では、まさに「ラデツキー行進曲」なイメージなのです。
(頭の中に浮かんだ曲が「ラデツキー行進曲」だと分かるまで、
30分ほど要しましたが笑)
ボルドーの格付け4級。
格付けが制定された1855年以来、
一貫して高品質なワインを作り続けるシャトー。
・ ル・プティ・リオン・ド・マルキ・ド・ラスカーズ2009
![](https://i0.wp.com/hokkaidowinelover.com/wp-content/uploads/2020/02/a0d2a0de.jpg?resize=240%2C320&ssl=1)
クロ・デュ・マルキに替わって、ラスカーズのセカンドになった、
ということで、思わず購入してしまいました。
確かに、クロ・デュ・マルキの良さを持ちつつも、
勢いを感じるワインです!
個人的には、こちらの、今後大きく飛躍しそうな予感に満ちた、
膨らんだ蕾のようなワインが好きですね。
うーん、またリピートしていまいそうな1本です!
サンテミリオン
・ シャトー・ルシア
![](https://i0.wp.com/hokkaidowinelover.com/wp-content/uploads/2020/02/6cfffe10.jpg?resize=240%2C320&ssl=1)
シャトー・ルシアの2006。
サン・テミリオンのグラン・クリュ。
メルロー90%、カベルネ・フラン10%。
クリスマスのキャンドルのようなワイン。
特に意識していないのにイイ香り。
芳醇で豊かで濃厚なのに、それを鼻にかけない。
まさに、いい女のようなワインです!
ホホ肉のワイン煮込みとの相性が抜群。
優しく、それでいて芯があって、とてもキレイ。
シャンパーニュ
・ノクターン
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テダンジェのノクターン。
夜想曲と言う名にふさわしい豪華さでした。
見た目も派手だけど、中身も豪華。
色っぽい女性をイメージする。
なんだけど、実は清純派なのかと思わせる、
味わいの丁寧さ、そして押しつけがましくない泡と、
酸味のバランスが最高でした。
騙されてもいい、と思わせる1本。
ちなみに、冷やす時間が短かったからか、
開けた瞬間に吹き出しました。
シャンパン・ファイトみたいで面白かったけど、
いやー、もったいなかったな~笑
ロワール
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ワインアカデミー試飲会2本目。
品種はシュナン・ブラン。
ビオディナミの伝道師、ニコラ・ジョリーの作品。
彼は農家の息子でありながら、ブドウ作りから離れ、金融業界に長く携わる。
その後、シュタイナーの哲学に傾倒し、完全にビオディナミでの栽培を行う。
色合いは緑のかかった薄い黄色。
やや粘性があって、脚の長さがある。
香りは薄めで、わずかに清涼剤の香り。
小さな白い花をイメージする。
かすみ草の花束のような感じ。
このワインは抜栓3日目がベストだが、連休明けのこの試飲会では、
ダブルデキャンタで花開いた。
味わいは少し甘さが乗る。
ロワール特有の貴腐が入っているか。
名残にわずかに苦味が残る。
余韻もリッチでバランスが良い。
いわゆるビオ臭も全くなく、嫌な個性はない。
素晴らしい1本。
ちなみに価格は8700円くらい。
アルザス
リースリング・レゼルヴァ
![](https://i0.wp.com/hokkaidowinelover.com/wp-content/uploads/2020/02/a3e26921-s.jpg?resize=480%2C640&ssl=1)
ヴァン・ダルザスのリースリング・レゼルヴァ。
ヴィコント・ベルナール・ドゥ・ロマネの2010。
ここで頼んでも3200円。ネットでもまさかの3200円!
良心的というか、もはや理想の世界ですね。
魚に合わせるには少し酸味と甘みが強いかと思いましたが、
少し時間をおいて、温度も上がると香りが立ち、
非常に落ち着いた雰囲気に変化します。
料理とのマリアージュというよりは、
それ単体で楽しめるという印象のワイン。
料理は自家製スモークチーズのアミューズから始まり、
オニオンスープ、ジャガイモのクリームパスタ、タラのムニエルと続き、
最後は鶏のステーキで締め。
いい思い出と共に、キラキラ光る1本でした。
ジョスメイヤー2012
![](https://i0.wp.com/hokkaidowinelover.com/wp-content/uploads/2020/02/dd07a3df-s.jpg?resize=480%2C640&ssl=1)
アルザスの名門、ジョスメイヤーのピノ・ノワール2012。
楽天で3910円くらい。自然派のワインで、タキザワさんの作品に似てる。
つまり、繊細なんだけど、力強い感じ。
タキザワさんの作品に似たものを、あえて持ってきたんでしょう。
この造り手の畑は1haくらいで、大きくはない。
その中のリースリングのグランクリュ畑をピノに植え替えて、
こいつを作っているとのこと。
リースリングで造った方が高く売れるのは確実なのに、
こういうこだわりを持っている造り手は面白い!
今後を応援したくなるワインでした!
ジュラ
・シャトーシャロン・ドメーヌクールベ2007
![](https://i0.wp.com/hokkaidowinelover.com/wp-content/uploads/2020/02/07bc53ad-s.jpg?resize=480%2C640&ssl=1)
ワインアカデミー試飲会3本目。
ルイ・パスツールの話とともに、彼の出身地、ジュラ地方のワイン。
パスツールは「ワインの変質」を研究し、微生物によるものだとつきとめた科学者。
熱処理で微生物の発育を防止できることも発見。
パスタリゼーションと呼ばれる。
ワインの研究が微生物学の研究へと繋がった。
さて、そのパスツールの育った土地、恐竜時代の地層を持つジュラのワイン。
独特の背の低いワイン。ワインの色合いは、深い深い黄色。
![](https://i0.wp.com/hokkaidowinelover.com/wp-content/uploads/2020/02/0e834e20-s.jpg?resize=480%2C640&ssl=1)
一つ前に試飲した、左のクレ・ド・セランと比べると、どれだけ濃いかがよく分かる。
さすが黄色いワイン、ヴァン・ジョーヌ。
香りは酸膜酵母のシェリー香が強い。
味わいは酸が強く、クセが強い。
様々なスパイスが混然となったような印象。
慣れるまでは経験がいるが、ハマれば抜け出せなくなりそう。
ブドウ品種はサヴァニャンです。価格は7000円くらい。
・クレマン・ド・ジュラ2010
![](https://i0.wp.com/hokkaidowinelover.com/wp-content/uploads/2020/02/fa12b6e3-s.jpg?resize=480%2C480&ssl=1)
このポップを信じて外したことないんで。
冬向きの泡ということで即決してきました。
![](https://i0.wp.com/hokkaidowinelover.com/wp-content/uploads/2020/02/e7f464ac-s.jpg?resize=480%2C480&ssl=1)
クレマン・ド・ジュラの2010です。
一口飲んで、思わず(遠峰一青のように)「おぉ…」と声が出る。
ファーストインプレッションは確かにシャンパーニュ。
シャルドネらしい、きりりとした爽やかな香り。
そしてやや黄味がかった透明度の高い色合い。
白ブドウ派なら一発ノックダウンの泡ですね。
合わせたのは利尻の昆布でダシを取った常夜鍋。
ま、豚しゃぶの変型版と言ったところ。
北大路魯山人によると、「宵夜鍋」とも。
夜に食べ始めて、宵越しまで食べ続けてしまうから、とも、
毎晩食べても飽きないから、とも、その語源は諸説ある。
そしてもう一品はサーモンのマリネ。
ワインビネガーで締めて、庭の青唐辛子をからめて。
わさび醤油で食べると最高でした。
やはりダシがしっかりしていると、泡とも合う。
クレマンもジュラも、バカにできない。
僕のワインの歴史の中で、
コイツに勝てるシャンパーニュは思い浮かばないもの。
いい夜だわ。。。
イタリア
トスカーナ州
サッシカイア2015
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ワインアカデミー試飲会5本目。
イタリア、フィレンツェを州都とする、トスカーナ州の偉大なるワイン。
スーパー・タスカンと呼ばれる、新進気鋭ワイナリー群の雄。
香りから説得力が凄い。イタリアでフランスの品種を使っている。
カベルネ・ソーヴィニョン85%、カベルネ・フランが15%。
ミントの効いた濃い香り。
もとは伯爵の自家消費用だったが、1960年代後半から販売スタート。
果実の凝縮感、樽の香り、タンニン…これほどバランスが取れた、
力強いワインは初めてかもしれない。。。
わざとらしさはない。生まれ持っての魅力なのかな。
無駄に強いアルコール感もなく、エレガントさを感じる。
天然酵母使用。
最高です。
ちなみに価格は1万5000円くらい。
・ルーチェ2008
![](https://i0.wp.com/hokkaidowinelover.com/wp-content/uploads/2020/02/6f41f728.jpg?resize=240%2C320&ssl=1)
ルーチェです。
ヴィンテージは2008。
本当にこれは唸るほどのうまさです。
アタックの強さ、香りの深さ、色合いの美しさ。
僕にとってもうこれは理想のワインです。
奥さんも横で「美味しい!」と言うてくれるので、
僕のワイン人生は恵まれているなって思います。
人生って、何かを分かち合える人がいると、
本当に豊かなものになりますよね。
そんな幸せの象徴、ルーチェです。
*こいつには余談もあって。
トルコ旅行の際、トルコのイスタンブール空港の免税店で、
日本円で6000円を切る値段で売ってたんですよね。
重いから帰りに買って帰ろうと考えていたのに、
帰りはドタバタで買い物の時間が取れず…。
飛行機の中で激しく後悔したのを今でも覚えています(笑)
スペイン
・ペガソ・ピサーラ
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一口目から「うまい!」と声に出してしまうほど。
パワフルで、わかりやすいところが魅力。
開けてすぐに飲みたいときには重宝する。
それでいて、安っぽさは感じない。
最近、スペインの魅力がわかってきたかも。
スペインも北海道同様、新しい生産者が続々と出ている産地。
ちょっと親しみを感じますね。
ワインのテイストはだいぶ違うけど(笑)
・ヌマンシア
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アルコール度15度でアタックは強烈。
一口目からおいしいと感じることができる、魅力のある1本。
スペインを見直しましたね。
ボルドーの格付けワインのレベルがあると思う。
香り豊かですばらしい魅力。
・ペスケラ
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ドミノピザに合わせたのはティント。
ペスケラ・クリアンサの2010です。
スペインワインの魅力ですね。
素直でまっすぐ。
これはテンプラニーニョの完成形ですね。
肉と合わせるならコレです。
複雑さはないが、まっすぐで訴えかけるものがある。
色は濃い目の赤紫。
周りがフランスのカベルネ系へと転向していく中、
彼のこだわり、テンプラニンーヨにこだわった1本。
時代がカベルネを求めたとしても、
アレハンドラ・フェルナンデスその人は、
テンプラニーニョを捨てなかったわけです。
男のロマンを感じる1本。
アメリカ
カリフォルニア
オーパス・ワン
オーパス・ワン2015
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紫が濃い。ミントのステキな香り。
ロバート・モンタヴィの向かい。
期せずして、口中に広がる果実感。
これは何より黒い果実の印象。
そして、それだけで終わらせないのが、キレイな酸。
赤ワインで酸がキレイと思ったことは、僕のこれまでのワイン人生にはないが、
こいつは酸があるからバランスが取れている。
アメリカのワインは、(根拠もなく)あまり飲まないでいたが、
これは素晴らしく力がある。
見直した1本。
ぶどう品種は、カベルネ・ソーヴィニョン81%、カベルネ・フラン7%、
メルロー6%、プティ・ヴェルド4%、マルベック2%。
ここは、罪深いワイナリーでもある。
AX-Rという台木を利用したから。フィロキセラにやられ、
ここを震源にカリフォルニアにフィロキセラ被害が広がった。
テクニカルノートは以下。
第一印象に黒い果実、スパイス、焼きたてのパンのアロマ。
紅茶やセージの魅惑的な香りも。
口に含むとプラム、ブラックベリー、ブルーベリーの熟した味わいが躍動的に感じられ、
かすかにバニラやココアのニュアンスが加わります。
きめ細やかなタンニンが、ワインに構成とクリーミーなテクスチャーを与えます。
価格は約5万円。
カレラ
・カレラ ピノ・ノワール ド・ヴィリエ2014
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新世界において、初めてピノを評価させたワイン。
「サイドウェイ」という映画。
ろくでもない男2人の話。
思ったより濃く、パワーがある。
とはいえ、ピノらしい複雑さもある。
テクニカルノートは以下。
ブラックベリー、クレームドカシスの香りが強く、
口いっぱいにダークフルーツが広がる。
風味は個性が強く、凝縮し、複雑。
2014年は干ばつの年。
雨水の不足により、収量は深刻な影響を受けた。
熟成20ヶ月。新樽率は30%。
価格は約7000円。
・カレラ ピノ・ノワール ド・ヴィリエ2013
2014だけでなく、2013を頂きました。
やはり気候の違いだろうか。
2014に感じた重さは感じず、
どちらかといえば細身な、繊細さと華やかさを感じた。
ヴィンテージの違いも面白い。
大量に飲み比べて、勉強になったなー。
ノリア2013
今日は日本人が作るアメリカのナパ・バレーのピノを。
カリフォルニアのピノというと、
通称「カリ・ピノ」と呼ばれて、安ワインをイメージしますが、
こいつはかなりのモンです。
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コルクにはワインの結晶が。
ピノと思えない濃厚さとパワー。
アタックも強くて、久々に飲んだな、こういう種類のワイン。
最近は道産ワインや国産ワインを中心に、
それも自然派を中心に飲んできたから、
繊細・優美・おしとやか路線に舌が慣れている。
そんなところに濃厚、ガツンのピノですよ。
アルコール度14.2%ですよ。
果実味爆弾ですよ。
うまいね。
やっぱり、ワインの多様性っていうのは、
ほんっとうに大事。
色々なシチュエーションに合う、様々なワインの存在。
それがあるからこそ、いつでもワインを愛することができる。
ギャップに魅かれるんですよねー(笑)
チリ
アコンガウア・ヴァレー
セーニャ2015
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チリのアコンガウア・ヴァレー。
「安いチリワイン」を脱却し、チリのアイコンワインを作る!という目的のもと、
ナパのロバート・モンタヴィと協力し、
高品質のワインを目指して作り上げたワイン。
なんと華やかな香り。
それこそボルドーの一流ワインに引けを取らない。
甘やかで分かりやすい赤。
「男はあざとい女が好き」と言われることには否定的だが、
あざとい赤ワインに弱いのは確かだ笑
香りはグラスから離れていても伝わってくる華やかさ。
味わいもタンニンはこなれ気味で、苦味はあるが心地よい。
凝縮感もあり、厚みがあって、どうしようもなく好きになってしまう。
笑顔が可愛い女の子みたいなワイン。
パリ・テイスティング事件の前、
ドイツのテイスティング会において、名だたるヨーロッパのワインを押さえ、
チリワインで1位2位を独占し、チリの評価を大きく変えさせたワイナリー。
このワイン、このヴィンテージも、
ジェームズ・サックリング 氏のアワードで、100点満点が付いたアイテム。
カベルネ・ソーヴィニョン57%、カルメネール21%、マルベック12%、
プチ・ヴェルド7%、カベルネ・フラン3%。樽熟成22ヶ月。
価格は約1万8000円。
アルゼンチン
ドメーヌ・ジャン・ブスケ グランレゼルヴァ
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ドメーヌ・ジャン・ブスケの2010年。
すごくキレイなワインです。
味もしっかりコクがあって、試飲して決めた1本なので、
自信ありのワインです。
特に奥さんは大好きな味。
プレゼントにはお財布をもらいました。
トルコでなくしちゃったので。
合わせた料理はガーリックチキンにガーリックライス、
そしてサーモンと新たまねぎのカルパッチョ。
トルコのスパイスもかけて、とってもおいしかった!
ちなみに、このワインには、こんなエピソードがあります。
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オーナーのジャン・ブスケは1948年、南フランスのカルカッソンヌ生まれ。
ワイン農家の3代目として、
立派なワイナリーを育てあげ商業的にも成功をおさめました。
しかし、彼はさらに優れた品質を追い求めて理想の土地を探すため
世界中のワイン産地を旅して回るようになり、
1997年、アルゼンチンのトゥプンガトと出会ったのです。
当時、標高350mのメンドーサにはすでに葡萄畑はありましたが、
標高1200mのトゥプンガトには
葡萄樹もワイナリーも何ひとつありませんでした。
フランスで25年間、当たり前に毎年葡萄を収穫してきたものの、
アルゼンチンに移ってからは苗を植えることから始めたので
すぐに収穫出来ず、5年目で初めて収穫出来た時には、
嬉しくて泣いてしまったそうです。
「アルゼンチンへの移住は、それはそれは難しい決断でした。
それでもラングドックへの未練など全くありません。
大変な時期もありましたが、帰りたいとは思いませんでした。
まだ小さいものにこそ大きな可能性があります。
骨はトゥプンガトに埋めたいです。」
「アルゼンチンに行くと言ったら、
フランスではあんな国に行くなんてとバカにされ、
アルゼンチンに来たら、アルゼンチンの人からも
なぜこんな何もない場所でワイン造りをするんだ?
フランスの地を捨ててまでとバカにされました。
ところが、始めはクレイジーだと言った人々が、今では真似しています。
クレイジーと言われなくなりましたが、それが悩みです。
新しい何かを生み出す行動が起こせていないということですから。
—————————————————————————-
ジョージア
ルカツィテリ・クヴェヴリ2016
![](https://i0.wp.com/hokkaidowinelover.com/wp-content/uploads/2020/02/9dec9166-s.jpg?resize=480%2C640&ssl=1)
ワインアカデミー試飲1本目。
まずは8000年前のワイン発祥の地、ジョージアのクヴェヴリワイン。
ぶどう品種はルカツィテリ100パーセント。
このルカツィテリというブドウは、写真で見る限り房が大きい。
大きいというか、巨大というべき。
![](https://i0.wp.com/hokkaidowinelover.com/wp-content/uploads/2020/02/cf3e410b-s.jpg?resize=480%2C640&ssl=1)
色合いからも分かる通り、白の醸し、いわゆるオレンジワイン。
色合いは濃い黄金色。
香りの第一印象は熟れた果実。
アンズを思わせる。ふくよかで豊満。
ややハーブ、スパイシーな感じ。
味わいは力強い果実の雰囲気。
ジャスミンティーのようなアジアの雰囲気。あるいは紹興酒か。
個性のある、パワフルな1本。
テクニカルノートの情報は以下。
最優秀ジョージアワイン賞を受賞したアイテム。
圧搾後、天然酵母で果皮、果肉、種と共に、クヴェヴリにて発酵。
ピジャージュは1時間に1度実施。
完熟した黄桃系の種子果実、ドライフルーツのアロマ。
ミッドパレットにアプリコットやミネラリックな蜂蜜、スパイス、花のような風味。
タニックでありながら、豊かなボディが全体をまとめたオレンジ色ワイン。
価格は約4000円。
オーストラリア
ニュージーランド
スモール・フォレスト2014
![](https://i0.wp.com/hokkaidowinelover.com/wp-content/uploads/2020/02/af86c8ec-s.jpg?resize=480%2C480&ssl=1)
ニュージーランドの赤。
シラーズで、造り手は日本人。
ココ・ファームや都農ワイナリーでの経験もある、
小林敦子さんによる作品です。
シラーズ(フランスで言うシラーですね)100%であるものの、
パワーだけのワインではない。
優しく、深く、香りあふれる赤。
これはなんだ?日本人だからか?女性だから?
シラーズでこんな赤が生まれるとは。。。
濃いんだけど、パワーだけではない。
こういう強かさというか、しなやかさというか…。
これはすげぇや。思ったよりずっとウマイ。
素晴らしい1本ですね。
モルドヴァ
アスコーニ2014
![](https://i0.wp.com/hokkaidowinelover.com/wp-content/uploads/2019/11/47182294-s.jpg?resize=480%2C640&ssl=1)
なんとモルドヴァ共和国の白ワイン。
リースリングでできていて、非常に香り高いワイン。
リンゴやグレープフルーツのアロマ。
まさにフルーツジュースを頼んだかのようなワイン。
なかなかうまいです。
ウルグアイ
ノーブル・アリアンサ2011
![](https://i0.wp.com/hokkaidowinelover.com/wp-content/uploads/2019/11/633c7f5c-s.jpg?resize=480%2C640&ssl=1)
なんと南米ウルグアイの赤ワイン。
合わせたのは「プラムと巨峰と鶏肉の焼きそば」。
なんとも奇怪な名前の料理ですが、
これが割と美味しくて、ワインとの相性も良かった。
ワイン自体は酸味と個性のある香りが、
どことなく北海道の赤を連想させるつくりでした。
こういうクセのある赤って好きだな。
そして料理があることで、より引き立つ。
マリアージュってすごい可能性を秘めてますね~。
ルーマニア
ジドヴェイ2011
![](https://i0.wp.com/hokkaidowinelover.com/wp-content/uploads/2020/01/61a99352-s.jpg?resize=480%2C640&ssl=1)
今日は珍しいルーマニアのゲヴェルツ・トラミネール。
味わいを覚えたら間違えようのないブドウ品種。
ライチの味が印象的。
グッと冷やして、担担麺に合わせてみたい。
そんな東洋なテイスト。
来年から農業を始めたら、
こんなにワインは飲んでられないだろうな(金銭的に)。
今のうちに味わっておかないと(笑)
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