ブルーベリーのレクチャーを受けてきました!

知り合いに紹介してもらって、
ブルーベリーとハスカップ2400本を栽培している、
栽培担当の方に会ってきました。

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聞きたかったことは主に3つ。
メインはブルーベリーとハスカップの苗木作りについて。
あとは基本ですが、剪定の仕方と施肥について。
学んだ内容を書きにまとめておきます。

①苗木について

ブルーベリーもハスカップも、基本は挿し木で苗を作る。
7月頃に緑枝でやることも可能だが、成功率は低い。
ブドウと同じように休眠枝でもできるが、
効率と成功率を考えると、
雪解け直後(4月初旬)に枝を取り、
それを深めの育苗箱などに挿し木する。

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土はピートモス90%、鹿沼土が10%。
土は酸性にしっかり寄せる。

これを寒い時期はトンネルをかけて、
温かくなればトンネルは外して育苗する。
水は切らさないように。

秋には土ごと根を傷めないよう鉢上げ。
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冬は凍害を受けないよう、鉢を倒しておく。
それだけで大丈夫だとは思うが、
心配ならむしろなどをかけておけばOK。

翌年、7月頃に本畑へと定植。
ウッドチップで株の周りを盛り上げてあげる。
株間は2m、畝間は3.5m。
しかしこれは作業性(トラクターの大きさとか)を考えて、
自園に最適な幅を考えていくといい。


この年の花芽は全て落として実をならせないように。
これを怠って実をつけさせると、
樹がこじけて回復までに数年を要することになる。

まずは樹に栄養を蓄えさせることが大切。

②剪定について

剪定は本来は葉が落ちてからが良いだろうが、
作業ボリューム的に落ちる前から初めてしまう。

ハスカップが9月頃には葉を落とし始めるので、
ハスカップから剪定を始めて、
終わればブルーベリーに取り掛かる。

剪定の有無は品種によって大きく変わる。
基本は扇型の樹形で、中の枝をすいていくイメージ。
中が混みあうと光も風も通りにくくなるので。

倒れすぎている枝や伸びすぎている枝も根元から落とす。
強めの剪定をしても大丈夫。

③肥料について

お礼肥はやらない。
毎年4月下旬~5月初旬に施肥する。
N(窒素)、P(リン酸)、K(カリ)が21、21、21になるように。
買うと高いので、硫安に単肥を混ぜて自分で作っている。

これならスプーン3杯くらいを株から少し離した地面
(大体根っこが広がっているあたり)に撒くだけ。

おまけ

あとはウッドチップの情報がもらえたことも収穫だった。
最初の写真の定植1年目の苗木の株周りにも敷かれている、
大量のウッドチップについて。

なんと同じ恵庭市のダムで処理される流木。
これが無料で配布されているとのこと。

ウッドチップは抑草効果もあるし、
かなり緩やかではあるが土づくりにもなる。

ダムの管理組合に連絡を取って、
2トン車とかで取りに行こうかな笑

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