おすすめワイン~珍しいワイン~

さて、まとめシリーズの番外編とも言うべきコーナー。
珍しい、というのは一般的にということではなくて、
僕にとって珍しいということですよ。
枠の中に入らなかったワインたちです。 

・サヴォワの泡

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珍しいサヴォア地方のロゼ・スパークリング。
ビュジェ・セルドン(サヴォア・ロゼ泡) 。
クレープでパーティーに合わせて。

ワインショップいとうに行って、合いそうなワインを物色。
やっぱ泡しかないだろうということで見つけたのがこれ。
ビュジェ・セルドンの2013。いとうで2200円。
ガメイ70%、ブルサール30%の甘口・微発泡。
イチゴのアロマが、クレープのイチゴともピッタリ。
気軽に飲める泡。
アルコール度も7.5度で、チューハイ並み。

 天然酵母による「リュット・リゾネ」を10年以上も続ける造り手。
優しい味わいが休日の昼間のクレープ・パーティーにぴったりでした。

・サンジョベーゼの白

非常におもしろいワインです。
なんとサンジョベーゼを使った白。

アンティカd

アンティカ・マリネリアの2010。タカムラで2070円。
パワーがあって、腰が強くて、
赤ワインっぽくて、すごく好きな1本です。
夏だけど、爽やかなのがいいけと、
でも腰とかパワーも捨てたくないって時に、
とっても重宝しそうな1本です。

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イタリアの黒ブドウ品種「サンジョヴェーゼ」で造る白ワイン!
その色合いは透明感ある輝くような黄金色の
シャイニー・イエロー。
味わいもオーク樽熟成、しかも新樽のバリック樽で
熟成させた高級白ワインの印象があります。

しかしながらたっぷりのコクがあり、
厚みのある粘性の高いボディ。
タンニンは樽からくるものか、穏やかで控えめ。
白ワインながら、白ブドウでは決して味わえない独特の風味。
なんてユニーク!今まで未体験の味!

さて、どうやって造っているのかと言いますと、
収穫されたサンジョヴェーゼは果皮に浸さず、
その搾りたての果汁のみをフレンチオークの
バリック樽で発酵させ、熟成させていると言う、
珍しいワインなんです!

果皮に含まれるアントシアニンやプロアントシアニジン(タンニン)を
ほぼ含んでおらず、中の凝縮した透明なエキスのみを抽出することで、
赤ワインでは無く白ワインが生まれるというわけなんです!

フランス風に言うとブラン・ド・ノワールといった感じでしょうか。
スパークリングやシャンパンではピノ・ノワールやピノ・ムニエといった
品種で見かけますが、白ワインはあまり見かけず
飲む機会も早々にない非常に珍しいワインなんです。

黒ブドウのサンジョヴェーゼはイタリアでも最もポピュラーで、
キャンティやブルネッロ・ディ・モンタルチーノでも
親しまれているブドウ品種ですが、
育て方によっては、果実味も酸度も高く育て上げられるブドウです。
しかし果汁のみとなると、よっぽどブドウ自身のポテンシャルが高くないと
弱々しいか、ジュースのようになってしまうものですが、
このワインはしっかりとしたコクと厚み、綺麗な酸味、
そして樽熟成によるバニラやスパイスのリッチなアロマが
非常に素晴らしい白ワインの味わいに仕上がっているんです!!!
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・トルコのワイン
トルコのワイン「トラサン」というワイナリー。
トルコでは(カッパドキアでは?)トラサンかコジャバか、
という大きなワイナリーらしいです。

torukos

石灰岩質なのでミネラリーかと思いきや、
果実味もあって非常に飲みやすい。
酸もシャープでいいですよ。
日本円でフルボトルで1500円というところなので、
この価格帯にしては破格に美味しい印象。

トルコワインに期待が高まる1本です。

・ピュイイ・フュメ
梅田に行って、外食しようかと思っていましたが、
奥さんが乗り気ではないみたいなので、
家で作って食べることに。

サーモンのサラダに、
モッツァレラ・チーズとトマトの生ハム巻、
アヒージョとパエリア、バジルソーセージの焼いたの。

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合わせたのがコイツ。
飲みやすい、気さくな感じの1本です。
料理ともぶつからずに、楽しめました。

うきうきで2980円。ヴィンテージは2012。

ジョナタン・パビオはプイィ・フュメを代表する新世代の造り手。
プイィ・シュル・ロワール村近郊のレ・ロッジュ村に
5世代続くブドウ栽培家の家系で、
1977年に父ディディエ・パビオがドメーヌを設立し、
2005年に息子のジョナタンが継承した。

ジョナタンは研修先だった南仏フォジェールの名手、
レオン・バラルでビオディナミに出会い、衝撃を受けた。
2006年から自らの畑でビオディナミの手法を一部採り入れ、
ビオロジック栽培を開始。


「ここプイィ・フュメには約120人の造り手がいますが、
ビオロジック栽培を実践しているのは僕も含めて
まだ3人しかいません(2012年現在)。

ワインの品質はもちろんですが、子供たちの生活環境のためにも、
この地にビオロジック栽培を広めていきたい。
ビオディナミについては、
時間ができるとブルゴーニュのルフレーヴや
ジャン・ルイ・トラペを訪ね、いろいろ教わっています」
と語るジョナタン・パビオ。

造り手としては新人でさほど知名度が高くないにもかかわらず、
現在仏ミシュラン3つ星のラルページュ、ルドワイヤン、
ギー・サヴォワ、同2つ星のアピシウス、ル・グラン・ヴェフール、
ル・クリヨン、といったフランスの銘レストランに続々とオンリストされている。


・アメリカの白

A・B・Cのオーボンクリマ。
きょうはキャベツとソーセージで2品。
それに合わせてあけました。

清涼感がある味わい。
しかし甲州と比べると自己主張がはっきりしている。
水蜜桃とわずかに乗った苦味。
このエレガンスがシャルドネの魅力。
それでも自己主張の強さがやや目立つのが、
アメリカの特特徴か。

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色合いも美しい。
透き通ったイエロー。やや薄み。
見惚れそうになる色です。さすが。

2012年。うきうきで2580円。
アメリカの肉も食わないという我々にとって、
アメリカのワインというのは珍しいもんです。

こと農産物に関しては、中国とアメリカは
最も信用していない国です。
でも、オーボンクリマは旨かった笑

という自己矛盾。。。

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