はじめに
醸造用の蔵みたいな建物の中がショップ。
店員さんのススメに従ってケルナーを購入。
醸造所の見学は要予約だったらしい。
このパターン多いな。
次はぜひ予約して案内してもらいたいところ。
今日のところは外見だけで我慢~。
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スパークリング
ケルナー・スパークリング
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さてログハウスのワイン会の1本目。
地下にワインセラーがあって、数百本のコレクション。
「乾杯のワインを選んでいいですよ」と言われたので、
北海道のワインの中から、未飲で、
そして乾杯に最適そうなのを選ばせてもらいました。
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2014年に収穫なので、
ヴィンテージを付けるなら2015ということになるな。
オープン時は若干(というか結構)吹きました(笑)
まだ瓶内で発酵が続いていたのか、
地下セラーから運ぶ僕の手が震えていたのか(笑)
ともあれ、元気いっぱいのワインです。
ケルナーらしい香りと、リンゴや花の蜜を思わせる甘さ、
そして心地の良い泡が乾杯を盛り上げてくれる。
個人的には今回一番おいしかった、
たらこの燻製とドンピシャだと感じました。
ということで、結構海鮮と合わせても良いかも。
素敵な1本です。
白ワイン
北ワイン・ケルナー
北ワイン・ケルナー2006
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ぶっとびのヴィンテージは2006ですよ。2006!
あのねぇ、白というのは、先に紹介したケルナーのように、
若さと爽やかさ、勢いが身上なんです。
で、熟成の効く白というのは、ヨーロッパでも多くない。
もっと言えば、熟成の効くケルナーなんて聞いたことがない。
それが目の前に、道産のワインとしてある。
これはすごいよ。
醸造担当が替わる前の、以前の造り。
樽香もかなり主張があって、酸も丸くなり、
ふくよかな印象になっている。
穏やかな陽だまり。豊か。
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北ワイン・ケルナー2012
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中央葡萄酒、千歳ワイナリーの北ワインシリーズ。
リーズナブルだし、結構飲んでいるのに当てられなかった。。。
北海道ワイン、サッポロワイン、そしてこの千歳ワイナリーは、
コメントに「フルーツ香」という共通項がありました。
似ているんだよな~。
ブラインドのテイスティングコメントは以下。
「キレイな透明に近いカラーリング。
フルーツ香がもっとも印象的。
それに比べると酸や厚みは今一歩か」
トロピカルフルーツのような香りと、そしてマスカットのテイスト。
ケルナーの個性と言っても、いろいろある気がする。
酸が強くてグレープフルーツのようなものもあるし。
「これぞケルナー」というのをどこに置くか、
非常に難しい気がする。
うーん。考えさせられる。
北ワイン・ケルナー2013
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ケルナーというと、甘めのワインをイメージしますが、
これは透き通るように爽やかなワイン。
日本酒にも共通するような、こういう透明感のある白、
日本らしくてとても好きです。
甲州種の白に良く感じるんですが、日本の小川を連想するような手触り。
どんな料理も邪魔をしないし、合わせやすい。
北海道らしい酸を感じますが、
人を寄せ付けないような鋭さはないので、とっつきやすいというか、
親しみやすい感じ。
ワインを知らない人に千歳ワイナリーのワインを勧めるなら、
僕は間違いなく、このケルナーを選びますね。
北ワイン・ケルナー2014
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千歳ワイナリーのケルナー。
天ぷらに合いまくりですよ!
酸もしっかりあって、香りも味わいもしっかりしている。
木村農園の葡萄を使っているらしい。さすが。
店員さんが「定評がある」と押してくるのもわかるな。
特に日本の料理と相性が良いと思う。
少し冷やして、自分が釣った魚と合わせるのは最高だな。
北広島から近いこともあるし、なかなか興味深いワイナリーです。
北ワイン・ケルナー2015
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ケルナー好きなので、あるとどうしても手を出してしまう。
ケルナーの魅力は、やはりこのストレート感だな。
透明感と言っても良いかもしれない。
日本の品種だと甲州に共通する。
それでいて、ケルナーの方が特徴的な香りを持つ。
この香りも好きなんだよな~。
芳香剤で「ケルナーの香り」とか作ってくれないかな。
無理か(笑)
キムラ・ヴィンヤード・シロ
キムラ・ヴィンヤード・シロ2017
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エチケットがこれまでの「北ワイン」シリーズと変わりました。
新しいヴァージョンの方がかっこいいし、
生産者の名前が入っていて好感度高いな。
期せずしてケルナー3連発。
飲み比べとなりました。
これは残糖感あまりない。
キリッとしたケルナー。
酸が強いのもまた良い。
透明感もあるし、優等生だねー。
北ワイン・ケルナー・レイトハーベスト
北ワイン・ケルナー・レイトハーベスト2010
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ケルナーの遅摘み。
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トロリとした極甘口。
しかし奥に芯の通った酸味がある。
甘口を美味しくするためには、
酸の強さが必要と聞いたことはあったが、
こういうことなんだな。
ただ甘いということとは違う。
熟成香が余韻の長さに拍車をかけてくれる。
贅沢な1本です。
赤ワイン
北ワイン ピノ・ノワール
北ワイン ピノ・ノワール2009
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ピノ・ノワールの2009。
千歳ワイナリーの高須さんが、
「本当はこのくらい寝かせてほしい」とおっしゃる通り、
今飲むなら、これが最高に美味しい。
木村さんや新澤さんは「2010の方が…」とおっしゃってましたが、
僕は2010未飲なので(笑) 日本のワインも、
段々、超熟が可能なものが生まれてくる。
すると、歳月による変化も楽しめるし、
いいタイミングで開けたときの感動も数倍になる。
そういう意味でも、こういうワインが増えてくるのは、
とてもいい傾向なのでしょうね。
正直、ここまでのポテンシャルを持ったワイナリーだと、
これまで認識していませんでした!
北広島に引っ越した後は、千歳も近くなる。
ぜひ、来シーズンはワイナリーを訪れて、
千歳ワイナリーを深く知っていきたい!
そう強く思ったワイン会でした。
いい出会いも多かったし、すごくラッキーでした。
ワイン会って、ワインを飲んで食事をする、
ということ以上の「何か」がありますね。
ぜひまた参加したい!と思える、いい会でしたー。
北ワイン ピノ・ノワール2011
千歳ワイナリーのピノ・ノワール2011。
折り返し地点を過ぎて、ついに赤です。
といっても、グラスだけ出されたら、
「ん?ロゼの登場?」と思うくらいの薄い色合い。
テイスティングに出すと、この色合いで難色を示す人もいるとか。
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そういう人も、飲んでみるとコロっと態度が変わるそうです。
味わいとしても、非常にしっかりした造りです。
ボトルに入ると、しっかりと赤の色合いですよね。
これはボロネーゼのパスタと合います!
特にキノコの「枯れた感」に、熟成感が合う。
キノコの旨みって、ピノの熟成香に似てますよね?
そんなことないか(笑)
ともあれ、相性は非常に良くて、永久運動になってしまう!
この北ワインは、
醸造の青木さんが、葡萄の栽培をしている木村さんと、
単独で作る最後のヴィンテージ。
北ワインも社長が変わって、若社長になって、
フレッシュさを重視する造りに変わってきている。
白なんかは特に変わったという感想が多い。
以前の作りの方が良かったという評価もままあるようです。
ブドウの醸造も、長く続けていると、
「蔵菌」とでもいうべきものが付いていくとか。
その土地ならではの菌が蓄積して、
飲む人が飲めば、「あそこのワイナリー」とわかるくらいの、
特徴的な味わいを生み出していくのだそう。
こういう話も、面白いですよねー。
北ワイン ピノ・ノワール2013
個人的に、今回のワイン会での一押しはコイツです。
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今現在、飲んでおいしいのは2009だった気がしますが、
この後、どう化けるかというポテンシャルも評価するなら、
この2013は非常に良い熟成が期待できる1本。
今のままでも十分、バランスが整ったハンサムなワインですが、
これが少し年を重ねると、すごく魅力的になりそう。
今回のワイン会では、淑女の皆様から、
男性陣は「若い、若い」と評価を頂きましたが、
やはり時が与える大人の渋さってのが、
人間にもワインにも必要ですよねー。
何年か熟成させると、若いころは勢いで美味しく飲めたワインが、
意外と伸び悩んでしまったり、逆にやんちゃが過ぎる赤が、うまくまとまったり。
このあたりの読み切れない感じが、ワインの魅力でもあるんでしょうね~。
ともあれ、僕はコイツが上手く熟成する方に賭けたい!
1本手に入れておいて、5年待ってみようかな~。
ピノ・ノワール プライベート・リザーヴ
ピノ・ノワール プライベート・リザーヴ2012
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プライベート・リザーヴという名前の通り、やや特殊な、
官能検査をくぐり抜けた区画の赤。
名前の通り、非常に整った、美味しいワイン。
ただ、美味しいんだけど、印象に残らない。
優等生で良くできるんだけど、面白さが無いというか…。
もちろん、他の赤ワインと並べていたら、
もっと違う感想になったのかもしれませんが、
前後で飲んだ2013、2009のインパクトの方が強く、
会が終わって思い返してみると、あまり感想が無い。
美味しかった、以上のことが出てこないんですよね。
こういうところがワインの不思議さ。
良いワインがすなわち「合うワイン」とは限らない。
今回はタイミングが悪かったのか、コンディションの問題なのか。
ともあれ、「そこそこのワイン」どまりでしたね…。
2度目はワイン会にて2018年11月試飲。
うーん、これはうまいわ。
酸は確かに特徴的だけれど、行き過ぎていない。
魅力としての範囲内にきっちり収まっている。
6年たって、少し熟成の入り口に立っている気配はあるが、
まだまだ飲み頃は長く続きそうな気がする。
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それもそのはず、良いワインだけが選別されて、
ビン詰されているのだもの。
こりゃあ、贅沢な1本です。
もちろん持っていないので、飲めたこと自体がありがたい。
こういう会には一期一会がある。
感謝ですね。
ロゼ
ピノ・ノワール・ロゼ
ピノ・ノワール・ロゼ2013
千歳ワイナリーのワイン会、乾杯のワインはロゼでした。
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乾杯というとスパークリングのイメージが強いですが、
ロゼというのも、なかなかいいですね。
華やかな印象で、気分も高まります。
このロゼも、木村農園のブドウ100%での作品。
木村さんと言えば、余市で葡萄造りを最初に始めた、
「7人侍」の1人で、その筆頭格。
ドメーヌ・タカヒコの曽我さんも研修を受けたほど、
その天才的な造りには定評があります。
今回もロゼ特有のイチゴっぽい雰囲気はありつつも、
甘すぎなくて、非常に飲みやすかった。
適度に酸がないと、乾杯のワインにはしづらいですよね。
席がたまたま隣になった木村さんの話がたくさん聞けて、
来年はぜひ、ドメーヌ・タカヒコだけでなく、
木村農園でもお手伝いをしたい!と感じました。
ボトルは、飲み終わった後のものですが(笑)
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