輪厚ヴィンヤード栽培品種②シャルドネ

今回はすでに植えられている品種のうち、
Chardonnay(シャルドネ)を紹介します。

ジャンシス・ロビンソン氏の「ワイン用葡萄品種大事典」では、
【驚くべき人気で広く国際的に栽培されている白品種。
 平凡にも素晴らしくもなりえる。】

と総評されている。

これもピノ・ノワールと同様に(それ以上に)気候適応性は高く、
本当に世界中のワインが生産される国であれば、
どこにでも植えられているといって過言ではない品種。

そして生産地の特徴をよく引き出す品種と言えて、
「シャルドネのワインの特徴は?」と聞かれても、
一言で答えるのは不可能と言える。

栽培地の気候で大きくその姿を変えるからだ。
そういう意味で、北広島らしさを表現するなら、
白系品種の筆頭はこのシャルドネになるのではないかと考えている。

これもピノ・ノワールとほぼ同じ120本を植栽したが、
秋植えを生き残ったのは39株。
これもこの地での秋植えは無理な品種と言えそうだ。
2022年の補植で120株に戻してあります。

遅霜にやられやすい、萌芽早めの品種なので、
今日のような寒の戻りがあると心配になる。
台木はテレキ5Cを利用しています。
クローンは2022年植栽までは系統不明。

今年はダメになった品種の列にシャルドネを増やす方向で、
クローンは548と809になります。
これも主力品種になることを期待したい品種です。

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