収穫・出荷を終えた午後に、
八剣山ワイナリーさんまでミニトマトジュースの試作、
および味決めに行ってきました。
糖度高すぎると味がボヤける感じがするので、
ちょうど良いくらい。
かつてグランドホテルでシェフを務めた方も含め、
総勢5名での試作、味見。
ミニトマトとイタリアントマトをブレンドして、
数値の計測から。
まずは糖度。
ミニトマト段階では8.5くらいですが、
イタリアントマトを混ぜて少し落とす。
良い感じの糖度7.3。
そしてpHも測定。
少し高めの4.2くらい。
酸度は高め(pH低め)の方が味も締まるし、
保存も長くできるようになる。
そして後はビタミンCの添加量を決める。
何も無し(プレーン)と、
それぞれビタミンCを0.2%添加したものと、
0.4パーセント添加したもの。
皆で飲み比べて感想を言い合う。
結果は最初に飲んだプレーンが驚くほど美味い。
ダシ感もしっかりあり、
果実感が良い仕事をしている。
そこからクエン酸の添加量を増やすごとに、
徐々に薄くなっていくように感じる。
添加によって味が薄まるわけはないので、
おそらく感じ方の問題。
酸味が突き出ると、そこに意識がフォーカスされて、
他の要素を感じ取りにくくなるようだ。
とは言え、0.2%くらいなら、
「普通のトマトジュース」という感じで、
違和感があるわけではない。
それでもやはり酸によってバランスが崩れるのが、
どうしても気になってしまう。
迷いながら家に帰り、
奥さんと息子にも味見をしてもらう。
ブラインドで息子が「これが美味しい」と言ったので、
やはりビタミンCすら無添加で決めました。
賞味期限が短くなって、より早く売り切らないといけないけど、
ここは味を重視して決めてしまいたいと思います。
このレシピ(ミニトマトとイタリアントマトの比率と、
ビタミン無添加)によって、9月2週目くらいに本格的に作ります。
そこまでにあと100kgほどミニトマトも収穫しないとな。
がんばります!!
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