K19AK_DD(山梨・オレンジ)

恵庭の原田商店で2本買わせてもらったうちの、最後の1本。
もう1本は熟成を見るためにとっておこう、
と思っていたはずなのに…

我慢ができずに開けてしまった笑

定番の梅の感じが酔わせてくれる。
母方の祖母の家には蔵があり、
そこで梅のシロップ漬けを作っていて、
子供のころは遊びに行くとよく飲ませてくれた。


その梅の味わいと共通する、香り高さと甘さとわずかな酸味
このアイテムを飲むときは、いつも子供のころを思い出してしまう。

「飲みやすい」というのは、
ワインの評価としてネガティヴにもとらえられることもあるので
使いにくい。

とはいえ、このワインの気さくな感じは、
まさに飲みやすさであるといえる。

なにか無邪気な子供っぽさと、哲学者のような深い洞察を感じる。
このワインの真の姿はどちらなのだろうか。
酔いの助けもあるが、コイツを飲むと少し感傷的に、
そして詩的になる。

不思議な力を持ったワイン。

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