これも旧ブログからの引っ越し記事。
今回のまとめは長野県の2017年に飲んだもの。
・カンティーヌ・ブラン2015
帰ってみると、なんと本日はイカ墨パスタ。
先日のアウトレット・パークで買ったイカ墨を利用したようだ。
オリーブも効いていて、いい感じ。
海の香りがするので、ドライな白が合いそうだな~ということで。
長野県は東御のヴィラデスト・ワイナリーの白。
(しかし、イカ墨の黒に白を合わせるというのも面白いな)
裏エチケットの書き方だと、シャルドネの比率の方が高そうだが、
味わいの印象としてはソーヴィニョン・ブランだな。
爽やかな青い感じ。
うむ。まずまず良い相性だ。
パスタを食べるとワインが欲しくなる感じ。
もうちょっと塩っぽければ(いわゆるミネラル感があれば)、
ベストマッチだっただろうけど。
ま、初めて飲むワインと料理を合わせるなら、
これくらい合えば御の字。
仕事の疲れが癒される晩酌だわ~。
・リースリング2015(楠ワイナリー)
我が家のワイン会のラストに出した1本。
長野の楠ワイナリーが作る、
(おそらく日本で唯一の)リースリング単独の白。
ブドウ品種の話から、リースリングの話題が出たので、
調子に乗って開けてしまいました(笑)
結論から言うと、失敗だったな~。
いや、ワインの質は高かったんですよ。
リースリングのひとつの典型とも言うべき味わい。
容易には人を寄せ付けない鋭い酸、
シャープでクリーンで、そしてクリアな味わい。
そういうワインを最後に出してしまった(笑)
いわば、デザートにレモンを出すようなもんだ。
ワインって、出すタイミングや合わせる料理で変わる。
うまく活かせるかどうかが大事だな。
あ、ちなみに残ったコイツは、
クリームソースのパングラタンと合わせるとマッチしてました。
こってり系と良い感じでした。
あと、すげー美味しかったパテの写真も載せてなかった(笑)
さすがプロは違いますね。
旨かった~。
・ソラリス・信州シャルドネ2008
終わった!終わりました~。
これで一息ついて、この後は日常に戻る感じですね。
北海道は冬休みが長いので大変だった…。
ま、乗り切れて何より。
で、帰ったら泡を飲むしかない!と思ってたんですが、
なんと飲みたいワインを冷やしてない!
しかし風呂あがったら飲みたい!
さてどうする?という、ソムリエコンテストに出そうな問題が。。。
僕なりの最善手は…
庭の雪に埋めておく(笑)
外は氷点下の10度くらいだし、雪は氷みたいモンだし。
いや、むしろ長風呂したらワインが凍るかも…(笑)
はい、テンション高めで風呂上がりに収穫してきた泡です。
長野のシャルドネ。ヴィンテージは2008。
くー。疲れた頭がシビれる泡だ(とてもよく冷えているし)。
8年の歳月を経ているとは思えないほど、
泡はバチバチと元気。
味わいは熟成を感じるハチミツ的甘さ。
そして何よりも魅力的なのは「ほろ苦さ」。
スパークリングの魅力はきれいな酸と言われるが。
そしてこのワインには、おそらくその酸は無いのだけれど。
でも。それでも、このほろ苦い感じは、
他のスパークリングワインには無い魅力がある。
うん。とても美味しいよ。
落ち着いて、しっかりワインと向き合いたくなる1本。
これが1500円程度で飲めるというのは、
福袋は当たりだったということだな。
今年もツキを感じる1本でした~。
・R2013(小布施)
さて、男のワイン会の1本め。
ゲストはワイナリーに勤めている若手たち、ということで、
必然的にこの時期の開催になり、結果として新年会になりました。
個人的には忙しさを抜けた矢先の開催で、
ダラダラ昼前まで寝てたくせに、時間をかけてピザ生地を練ったもんだから、
そりゃもう、準備はドタバタでした(笑)
で、1本めはサラダに合わせつつ、乾杯の泡。
意外なことに、泡を持ってくる人はいなかったので、僕が出しました。
長野の小布施ワイナリー。
北海道余市の「ドメーヌ・タカヒコ」さんの実家。
日本酒も作っている蔵元であり、かなり美味しいワイナリーでもあります。
造りは手作りにこだわる。
爽やかな柑橘の香りが、乾杯に向いている。
泡はパチパチと元気で、とても3年経っているとは思えないほど。
味わいはシャルドネの丸みは控えめで、
どちらかというとソーヴィニョン・ブラン的鋭さを感じる。
おそらくケルナーやバッカス由来だと思われる香り高さもあって、
なかなか完成度も高く、素晴らしい1本でした。
前回、6時間半も飲んでいた反省を活かして、
テンポよくワインを開けて、早めに解散を…と思ってましたが、
終わってみれば結局5時間半飲んで食って…(笑)
奥さんたちも良く付き合ってくれたもんです。
でも、思い返せばすでにこの乾杯のワインの段階から、
「シャルドネっぽさは感じられないな」
なんて本気モードの男たちがいて、
長丁場になる気配満々だったな(笑)
ま、楽しかったし、良いか(笑)
・ヴォータノ・ソーヴィニヨン・ブラン2011
ソーヴィニヨン・ブラン2011のワイン会3本め。
またしてもオー・グルニエさんの料理と共にご紹介。
ジャンボンペルシエのサラダ仕立て。
ソースはトマトのラヴィコットソース。
ブルゴーニュ地方の料理ですね。
前菜の定番といった感じ。
簡単そうな料理だけど、ソースがウマイ。。。
なんとも白ワインとの相性の良い料理。
こういう料理が美味しい店というのは好きだな。
ワインは左から2番目、長野県洗馬のヴォータノ・ワイン。
色あいもかなり濃いめ。味わいも濃いめ。
果実味がリッチで、熟成を感じかなり美味しい。
ただ、わずかにヒネた匂いがする。
熟成したソーヴィニヨン・ブラン特有の香り。
フランス人は「猫のおしっこ」と形容しますが(笑)
さすがチーズに「馬糞」という名前を付けたりするフランス…。
飲み物におしっことは…苦笑
僕はそんなに嫌な香りだとは思わないけどな。
ちょっとアルコールを強く感じる、くたくたに煮たネギという感じ。
これでもあまりおいしそうではないな(笑)
まぁ、このワイン会を通して、
個人的にはソーヴィニヨン・ブランは若い、
新しいワインのが美味しいと感じることが分かりましたね。
芝生のような、爽やかさがソーヴィニヨン・ブランの魅力だな。
・リュードヴァン・ソーヴィニヨン・ブラン2011
さて、ソーヴィニヨン・ブランの会4本め。
左から4番目のワインです。
長野県東御のワイナリー。
先日の長野旅行でも訪問させてもらいました。
ここはワインの大学(アルカンヴィーニュ)も運営していて、
「信州ワインバレー」構想を打ち立てて、
地域的にワイン作りを取り組んでいる東御の中心的存在。
北海道でも「余市」「空知」あたりは地域でのワイン振興が進んできている。
もっともっと盛り上がっていくといいな。
さて、ワインです。
グラスに注がれた時から感じる、香り高さ。
香水のように香りが放たれてきて、期待感が高まる。
ソーヴィニヨン・ブランはフランスのブドウ品種の中では、
珍しく「アロマティック」だと評される。
ドライでスッキリしたシャルドネの陰で、
長らく脇役として存在してきた葡萄。
最近では、このアロマを楽しもうという風潮もあって、
やや威光を取り戻しつつありますね。
このワインもそんな香り高さをうまく表現している。
味わいは最もクリーンで、透明感がある。
酸もきれいにとおっているし、わずかに柑橘の香りも。
特に熟成は感じないけれど、とてもよかった。
ソーヴィニヨン・ブランばかり並べて飲むと
(そしてヴィンテージをそろえて飲むと)
気づきが多いな。面白い!
・ドメーヌソガ・ソーヴィニヨン・ブラン2011
ワイン会のワインも、残り2種。
今回は右から2番目のドメーヌ・ソガです。
北海道余市のドメーヌ・タカヒコの実家「小布施ワイナリー」、
お兄さんのところですね。
去年の長野旅行で訪問した、思い出のワイナリーです。
日本酒蔵でもあり、そちらも美味しいという噂です。
(まだ飲んだことは無いけれど)
テイスティングコメントは以下の通り。
「透明感がある。黄色はわずかで、透き通る色合い。キレイだ。
完成度が高く、今回のベスト3に確実に入る出来。
まだまだ熟成が続くのではないかと感じる。
ピークはまだ先かも。」
このワイナリーのものは、世界に比肩できると感じている。
ドメーヌ・タカヒコもそうだが、
こういったワイナリーが増えていくことで、
日本のワインもまだまだ人気が出てくるのではないか。
今はまだ、これらのワインが手に入りにくすぎるけど。
もっと生産者が増えてくれば、流通するんじゃないかな~。
どうかな。
・ストラーダ・ヌオーヴァ2015
ずっと飲みたいと思っていた、
長野県高山村のファーストリリースのワイン。
長野旅行で苗木屋さんを見学しに行った同じ村の新設ワイナリー。
北海道ではメルローという葡萄品種はほとんど作られない。
(富良野の多田農園のメルローくらいですね、思い浮かぶのは)
そういう点で、長野は魅力的なメルローが作られます。
特に標高の高いエリアのものが美味しく感じます。
なので、今回の1本も楽しみにしてたわけです。
今日は奥さんがビーフシチューを作って待っててくれたので。
あと、ボストン・ベイクのパンもある。
個人的に、ビーフシチューとくれば赤ワイン、
それもメルローが主体のものを飲みたくなってしまう。
ボルドーで言えば右岸のワインですが、
最近はすっかりボルドーから離れていたので、ストックが無い。
ってなわけで、日本の、
それも長野のメルローがあることを思い出したわけです。
ボトルの状態で見ている限りでは、割と明るめの色調から思ったのですが、
いやいや、なんの。しっかりと濃い紫です。
あとコルクにもワイナリーの名前「カンティーナ・リエゾー」の文字が。
桜の花びらの絵もあったり、割と凝ったコルクです。
日本のワインのコルクは地味なものが多いですが、
これはなかなか魅せてくれますね。面白い。
味わいは、果実の凝縮感があって美味しい。
タンニンが強めですが、それがまたビーフシチューと合う。
まだ作られて1年ちょいですが、澱もかなりの量がある。
(サーヴの時は気を付けた方が良いです。ビン底はスゴイです。まじで。)
ということは、まだまだ熟成が効くのではないか。
今飲んでも、奥さんが2杯目に手を出すくらい美味しいですが、
もう4~5年待っても良いかもしれない。
それくらいのポテンシャルを持っていますよ。
うーん。はっきり言って、これまで飲んできた、
ボルドー右岸のワインよりも旨いぞ、これは。
日本の赤も期待感が高まる作品が多く出てきています。
いや~びっくりするくらいうまかったな。
良い夢が見れそうだ(笑)
・果報2011シャルドネ
休日の晩御飯の奥さんのリクエストは「タイ料理」。
また、なかなか難しいところを突いてくる…(笑)
夏なら庭にパクチーが生えているから、
うまいことできるんやけどな。
今は庭も雪で覆われてるし…。
仕方がないので、「タイの台所」というショップが出してる、
調理セットを買ってきて(なんと生協に売ってた…)。
まずは「ヤムウンセン」。
ボイルした海老とひき肉を炒めたもの、
そしてシリコン・スチーマーで加熱した玉ねぎと春雨を
付属のスパイスであえたものです。
パクチーの香りが良い感じ。
続いて「ガパオ」。
これはまぁ、ひき肉をスパイスと混ぜて炒めるだけなのでカンタン。
卵を半熟で乗せると、それっぽい。
最後は、かつてネットで買って冷蔵庫に1回分残っていた、
「ホーリーバジル・チリペースト」で、鶏肉と赤パプリカ、セロリの炒め物。
ホーリーバジルってやっぱ美味しいな。
このペーストは200g入ってて400円くらいなので、
アジアンな料理を作るときに重宝した。
特にうちの奥さんは(女性全般か?)アジア料理好きなので、
こういう突然のリクエストに備えて、1本常備しとくと便利。
うん、タイ料理の店に行った時くらいの満足感はあったな。
ただ、ワインに合わせるのは難しい。
パクチーなどの強い香り、チリの刺激的な辛さ…。
ちょっと合うワインが思いつかない。
多分、合うのはココナッツとかの甘いカクテルか、
あとは爽やか系のビールでしょうね。
てなわけで、今回は料理と合わせたわけではないが、国産ワイン。
開けてチビチビ飲んでいたのが、まだ残っていたので。
透明感があって、そのくせ料理と合わせなくても、
単独で主張してくれるものがしっかりとあるワイン。
ただ、個性は強くなく、印象に残りにくいかもしれない。
レベルは高いと思うんだけどな。
和食などと合わせてみると、違う顔を見せてくれるかも。
・ペティアン・ナチュール・ロゼ2016
さて、今回もワイン・ヘリテージのワインを紹介。
長野の「ドメーヌ・ナカジマ」のペティアン・ナチュール・ロゼ。
2013年が初ヴィンテージという、新しめのワイナリー。
造り手の中島豊さんの話も聞けて面白かった。
カベルネ・フランとかシュナン・ブランが好きらしく、
アルザスのワインなんかが好きなテイストらしい。
お、僕もそのあたり結構好き。
今回のワイン会では道産を先に回ったせいで、
品切れになったワインが多く、2種類しか飲めなかった。
でも、このロゼもかなり旨かった。
濁りがあり、口中でわずかに感じる程度の微発泡。
ちょっとびっくりするくらいうまいぞ。
追いかけたいワイナリーが増えたな。
ちなみに、チーズに合わせても負けない強さも併せ持つ。
料理とのマッチングもいろいろありそう。
今後も楽しみなワイン。
・メルロー2015(ドメーヌ・ナカジマ)
さて、今日紹介するワインも、ワインヘリテージの。
ペティアンも紹介した、「ドメーヌ・ナカジマ」の赤です。
ブドウ品種はメルロー。
写真の通り、残りわずかのところをギリギリで試飲できました。
結構リッチな香りがある。
フランスのメルローをイメージして飲んだので、意表を突かれた。
僕のメルローのイメージはチョコのような甘い感じ。
こいつは繊細さと旨みがある。
これが日本のメルローなのかもな。
北海道ではメルローという品種はなかなか栽培が難しいのですが、
皆無と置いうわけでもないし、チャレンジしてみたいな。
熟成も期待できそうな1本でした!
・長野ピノ・ノワール・キュヴェ・アキオ2011
さて今日も、ピノ・ノワールの会のワイン。
4本め。これも参加者さんからの提供とのこと。
シャトー・メルシャンのワイン。
ブラインド試飲時の感想は…
「熟成香がある。
かつて酸があったのが落ち着いた感じなのか?
酸は強くは感じない。これはかなりウマイ。
ガランティーヌとの相性抜群」
今回、銘柄を当てようと思ったら、
酸の強さで寒冷地かどうかを、まず分けるというのが常套手段。
ただ、時間がワインを変化させる。
亜硫酸などの保存料が入っていれば、ほとんど変化しないし、
逆に自然派ならびっくりするくらい変化する。
今回は「酸はあったが、時間によってこなれた」と判断し、
タキザワ・ワイナリーと予測してハズレ。
得点は10点満点中9点。好みは4位でした。
深さもあり、複雑で、それでいて料理ともマッチしてくれる。
素晴らしいワイン。
・KIDOワイナリー・プライベートリザーヴ2011
ピノ・ノワールのワイン会7本め。
ブラインドで飲んで、10点満点中10点付けました。
満点はひとつだけにしか付けないつもりでしたが、
迷わず最初に10点で記載。
最後まで変更することなく、僕の好みは14本中1位。
テイスティングコメントは以下。
「キレイ。美しい。バランスが最高。
これぞピノという造り。」
僕はこういうピノ・ノワールが飲みたかったんだ、
と思わせてくれるようなワイン。
繊細で高貴な雰囲気と、圧倒的な説得力。
そのバランス感覚が絶妙。
飲んだことが無いワインであることは明らかだったので、
自分が飲んだことのない、
ブルゴーニュのフィリップパカレを予想して外しました。
KIDOワイナリーのワインを飲んだのも初めてでしたが、
ぜひ今後もリピートしたくなりました。
手に入りにくいらしいけど。
この出会いだけでも、この会に出た意味があったな~。
余韻からなかなか抜けられなくなる赤ワインです。。。
・信州シャルドネ2013
日曜日まで暑くて、これで3日連続の真夏日。
北海道で3日連続で30度を越えるなんて、
125年ぶりの出来事らしいです。。。
で、暑くて外に行く気も起きないので、
家でハンバーガーを作ってみることに。
「男子ごはん」レシピを参考に、てりやきバーガー。
懐かしの目玉焼き乗っけバージョン。
あとはバターコーンと、ブロッコリーとピクルスのサラダ。
ブロッコリーは研修先でもらってきたものだし、
ピクルスもお隣さんの自家製です。
うん、自分たちで作るとハンバーガーも美味しいな。
やる気の上がるランチ。
あとは日が陰り始めた頃から(3時くらいには、正面の林の木の陰に入る)、
庭いじりをスタート。
薔薇の支柱を直したり、ハーブ園を作ってパクチーとバジルを播種したり、
あとは今年初のスナップエンドウの収穫も。
なんだか農業体力ついてきたな。
気づいたら4時間くらいかけて庭いじりと2台の車の洗車してました。
やはり暑い日はキンキンに冷えた白が合う。
しかも長野のシャルドネ。
日本らしいスッキリ系だという記憶があったが、
結構アロマティックで芳醇なタイプ。
それでも夏の暑さとの相性はとても良いな。
料理に合わせても良いんだろうけど、
夜はそうめんだったので、単独でチビチビと。
2013というヴィンテージも良い感じ。
適度なこなれ感。
ちょっといろいろな年のを飲んでみたくなりました。
手に入れやすいし、重宝しそう。
気持ちの良い白です。
・ドメイヌソガ・ヴァンビオロジック2011
ピノ・ノワールのワイン会、最後の1本。
長野の小布施ワイナリーです。
北海道の「ドメーヌ・タカヒコ」のお兄さん。
ブラインドテイスティングのコメントは以下。
「これはピノだ。これこそがピノ・ノワール。
魅惑的。虜にされてしまう」
得点は10点満点で9点+++。好みは2位。
小布施ワイナリーは、他のアイテムしか飲んだことないけど、
こういうテイストだよな、と思って「小布施」で回答。
見事に正解することができました!
曽我さん兄弟のワインは2本とも当てることができたな。
なんでか共通点を感じるんだよな。
素朴なようでいて、意外に人懐っこい。
拘りは強く感じるんだけど、偏狭ではない。
このバランス感と言うか、アンビバレンツというか。
それは人柄ともリンクするのかもな。
ブラインドで飲むと、エチケットによる先入観がない分、
素直な自分の感想や好みが感じられて、非常に楽しかった。
しかし個人的にも、ヨーロッパより(それもフィリップ・パカレより)
高評価をした国産のワインが多く、それがうれしかった。
北海道のワインもまだまだ美味しくなる!
そんな無限の可能性を感じ取れた、
素晴らしいワイン会でした~!
・メルロー2014エテルネル・ロマンティック
さて、今日のワイン。
長野で買ってきた、楠ワイナリーのメルロー。
開栓後、少し置くと良い、と書いてあるのに、
抜栓すぐから飲み始めてしまいました…。
ガマンは大事。
合わせたのは、有り余るトマトで作った、ミートソース。
1日置いて、2日目です。
あとはカマンベールを炙ったのと、これまたトマト。
ミートソースは2日目になって、味がなじんだ感じ。
尖った酸も落ち着いて、まろやかさが出てきました。
これなら赤ワインにも合わせられそうなので、
日本のメルローで実験。
結論としては、非常に相性が良かった。
ワインもメルローらしい香りがしっかりして、
落ち着きの出てきたミートソースとマリアージュ。
しかし、日本のメルローも本当に品質が上がってきている。
感動するものも増えてきているしな。
また品種シリーズでメルローもやりたいですね。
僕が好きな品種です。
にしても、トマトはどれだけ貰ってきても困らないな。
サラダに炒め物、ソースにと大活躍です。
素晴らしい。
・ピノ・ノワール2014(はすみファーム)
今日は久々に宅配ピザ。
かなり長い間、宅配ピザからは離れていたので、
久々に良いでしょってことで。
チーズのピザに合わせて開けたのは、
長野「はすみふぁーむ」のピノ・ノワール。
ヴィンテージは2014。
発売の2015年から、長らく保管してあった1本。
とはいえ、スクリューキャップなので、劣化の心配はないですが。
日本のピノ・ノワールには注目しているので。
個人的には、やはり北海道と、長野の高地のピノがうまい。
このワインも、色合いは薄く、
ファーストインプレッションは繊細な感じ。
しかし、それでもとろけたチーズとの相性も良い。
時間と共にパワー感も出てきて、
これはなかなか個性的なピノだ。
色は透き通るくらいに薄い。
香りは鼻で取っている時から、グワッと迫ってくる感じ。
余韻も長く、主張は割と強め。
北海道のピノが繊細さと鋭さであるのに対し、
長野はピノにしては肉厚な感じがするな。
分かりやすさは長野が一枚上手だが、
はたして「分かりやすい」のがワインの魅力なのかどうか(笑)
とはいえ、これも相当のピノです。
ブルゴーニュしか飲まない人に飲ませてみたい。
きっと、たまげると思うな。
コメント