2017年までのまとめ~ロワール地方~

これも旧ブログからの引っ越し記事。

さて、ロワールのワインについてのまとめ。

・蔵2015(白)
原田商店のワイン会5本目。

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エチケットは感じで「蔵」です。
でもロワールのワイン。変なの。

クリアな味わいですが、芳香は南方のフルーツの香り。
シュナン・ブランのような雰囲気を感じますが、
実はソーヴィニヨン・ブラン。
(本当にブラインドは品種すら当たらないな…)

自然酵母で4か月の熟成を経てリリース。
お花見の時期のリリースとのこと。

なるほど。確かに屋外で飲みたくなるかも。
しかし、ロワールと言えば北海道と同じく冷涼な気候のはず。
なのに、温暖な気候で作られたブドウのような、
南方系フルーツの香りがするのはなぜだろう。
酸の立つ作りになっていてもおかしくないはずなのに。

これだからワインってのは興味が尽きない。
不思議なことだらけ。
いやほんと、なんでだろう。

・パタポン2013
原田商店のワイン会8本目。

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ロワールのドメーヌ・ル・プリゾーの作品。
葡萄は品種はピノ・ドネス(聞いたことが無い)。
ノンフィルター、自然酵母で15日間の発酵。

店に到着早々、一番注目したのがコイツでした。
まさにジャケ買いを誘う魅力的な(?)エチケット。

飲んでみて、想像以上のうまさにびっくり。
何と言っても魅力は香りですね。
花のような美しい香りが広がる。

味わいはビオワイン特有の軽やかで酸の尖りを感じる作り。
うん、エチケットに現れている遊び心を感じる、
チャーミングなワインですね。

これはすげぇや。

・ボア・ルージュ2013
原田商店のワイン会9本目。

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自然派が並んでいると、コイツのパワーにはびっくり。
カベルネ・フランがメインの品種ということで、
それがボルドーっぽさ(力強さ)を生んでいるのかも。
ぶどうの完熟にもこだわっているそうなので、
そのあたりもパワーの秘訣か。

基本的に果実味がメインなんだけれど、
しっかり味わうと酸やタンニンを後味に感じる。

こいつは肉に合わせるといいかもなー。
ワイン会っていろいろな人と話しながら、
イメージを膨らませて行けるんで、
ぜひ買って、家で料理と合わせてみたくなる。

・蔵2015(赤)
原田商店のワイン会の10本目。

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ピノ・ノワール60%、ガメイ40%というセパージュ。
ピノっぽさがありつつも、ひ弱な感じはしない。
ピノとガメイの良いとこどりをした感じ。
アッセンブラージュの妙ですね。
わずかにヒネ臭を感じるが、それも魅力。

コイツはツボにハマる人はメロメロになるでしょ。
実際、今回のワイン会で一番人気だったんじゃないの?
というくらい、モテてました。

価格も原田商店なら2240円。
これでノンフィルターの自然派、
ブルゴーニュに負けないピノとくれば、
そりゃあマスト・バイでしょうね。
(2015ヴィンテージ、
 今飲むならブルゴーニュよりも良いでしょうね)

「蔵」シリーズ、注目です。
熟成も効くんだろうか?
試してみたいワインですね。

・ラ・フェルム・ド・コーダリー
ラストはやっぱり赤。

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これは想像以上に良かった!
カベルネ・フラン100%のワインって飲んだことなかったけど、
こんなに豊かな感じになるんですね。

今日はダシの効いたワインが多かったな。
コイツもその仲間のひとつと言えるでしょう。

肉と合わせても楽しめるし、チーズとも相性が良い。
寄った状態でも、ここから1本開けられる!と思わせる、
なかなか破壊力のある1本。

・マジック・オブ・ジュジュ2015
今日はインフルエンザの予防接種。
そもそも注射が嫌いな上に、
信じてもいない予防接種をされる羽目になるとは…。
会社勤めの辛いところですね…。

さて、ジャズとワインの会の6本め。

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造り手はドメーヌ・モス。
これもいわゆる自然派ですね。
ブドウ品種はシュナン・ブランとミュスカ。

このセパージュはやや不安があったんですよね。
雰囲気的に、なんか甘い香りがしそう(あと妙にシンプルそう)。

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見た目も透明感があって、「こりゃ水みたいな感じかな?」と思いきや、
これまた見た目とは裏腹に、複雑な味わい。
良い意味で予想を裏切ってくれるリッチな香り、味わい。
リンゴの雰囲気も感じられて、これはかなり好きな1本だ。

シュナン・ブランって、こういうワインにも化けるんですね。
ロワールの底力を見せつけられたような白。
素晴らしい!

・エンジョイ!2014

ジャズとワインの会の8本め。

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ドメーヌ・ル・ブリゾーの作品。
こういう面白いネーミングのワインも増えてきた気がする。
特に自然派に多いという印象があるが、気のせいかな。

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薄い赤。サンソーという品種を使っているらしい。
軽やかなタッチの赤です。
イチゴノキャンディのような味わい。

このあたりまでくると、ジャズとワインが混然一体となって、
なんだかフワフワを良い気分ですよ。
音楽とワインの相性を再確認したな。

・ミュスカデ2014

水曜は久々に予定の無い休日だったので、
薪作りにいそしもうと思っていたのに、
買い物から帰ってくると、雪が…。
止むのを待っていたら、16時。
小一時間ではまだまだ終わらず。
薪の量が全然足りない…。

気持ちを切り替えて、晩御飯を作成。

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「何食べ」こと「昨日何食べた?」のレシピ。
あんかけチャーハンと酸辣湯(サンラータン)、
アスパラと鶏肉のオイスター炒めで中華。
(もとのレシピはアスパラでなくブロッコリーだけど)
あんかけチャーハンはやっぱりウマイ。
洗い物が多くなるのが難点だけど。
喜んでもらえて、よかったよかった。

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ワインは「いとう」で買ってきたコイツ。
正式名称は呪文のように長い。
ミュスカデ・セーヴル・エ・メーヌ・シュール・リー、
ドメーヌ・サン・マルタン2014。

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「この価格」というのは1200円ですね。
確かにインパクトこそないけど、良いワインです。
酸と果実味のバランスがよくて、スイスイ飲める。
そして料理に寄り添っていく柔軟さもある。
さしずめ、気の利く女の子といった雰囲気。

ふくよかで柔らかいが、しっかりと芯のある印象。
(こういうワインでストラクチャーがないと、
 なんだかピンボケたような味になってしまう)
意外に厚みもあって、料理後まで楽しめる。

料理に合わせる最寄、単独で飲むもよし。
手に入れやすい価格だし、コイツは重宝しそうだ。
良いワインを見つけたな。

・リコネ2013
自分のハマったワインの歴史を振り返ると、
こうまで大きく変遷してきたのかと思う。

まず最初は「飲みやすい」ワインでデビュー。
これはあらゆる初心者がそうなのかな?
ボージョレのヌーヴォとか、まさにですよね。
あとはローヌやドイツの安くて甘いやつ。
ここからスタートでしたね。

その後、ボルドーの重厚さに惚れて、
とにかく濃いもの、そして凝縮感の強いものにハマった。
この時代は、とにかく評論家ロバート・パーカーの高得点、
これがウマイと思っていたな~。
最後の方にはイタリアやスペインの濃いのにもハマった。

それから一転して繊細なものにハマり。
ブルゴーニュを飲んで感動して。
それから自然派へも派生。

そして今は北海道を中心に国産の自然派、
それからブルゴーニュを中心に飲んでいる感じですね。

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で、そんな中、ワイン会でコイツと出会う。
繊細さで言うとブルゴーニュのような。
なんとロワールの自然派とのこと。

ロワールはフランスの北西部。
寒い気候で、そういう点では北海道と似ているかも。
香りが良い。いや、妖艶というべきか。

第一印象は庭で取れたアカスグリだな。
野生っぽいが、薄く繊細で旨い。

ちょっと次はロワールかもしれないな。
そんなことを思わせてくれる1本だったな。

・ポル・アッカー
さてワイン。無料の泡も残り少なくなってきました。

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今回のはロワール(フランスの北の方)のクレマン(泡)。

そんなに期待せずに飲んだが、これはビックリ美味かった。
他の泡とは、確実に一線を画す泡です。
なによりリンゴとハチミツの香りがスゴイ。
このコンビ、シャンパーニュとかで感じたりするが、
この安めのロワールでも感じられるとは、なんてコスパが良いんだ。

で、合わせたのはアヒージョ。

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砂肝が安かったので、余ってた冷凍エビとコンビで。
オリーブオイル半分、水半分くらいで、ややスープっぽく。
(これだと安く仕上がるんだよな笑)

こてっとした料理と、爽やかなワイン。
うむ、対極だけど、これはこれで合う。

バゲットも旨いし、言うことなしだな(笑)

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