2017年までのまとめ~オチガビ~

旧ブログからの引っ越し記事。

今回は余市にある「オチガビ・ワイナリー」のまとめ。
我が師匠がちょこちょこくれるので、
ついにまとめが作れるくらい飲みました(笑)


最初の出会いは2014年の11月。
道産ワインがもっとも充実した店「ヴェレゾン」の
ワイン会での出会いでした。

・ジャーマン・カベルネ2013
次の1本は、日本のワインと思えないほどの、
深いカラーリングが特長の「オチ・ガビ」です。

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デザートのアイスとの相性も、案外と良かった。
北海道ワインの会長の甥という関係から、
ドイツでワインづくりを勉強した1人。
新潟でスタートして、「カーブドッチ」で、
ワイナリーにレストラン、ベイカーといった、
関連施設が一つの村を形成する地区造りに携わり、
そこを一つの完成形にしたのちに北海道へ。

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「もともと余市はブドウ造りのメッカのような地。
 しかしそれが逆に、生食用ブドウとしての生命線、
 つまり「糖度」至上主義が根付いている。
 だからこそ、ワイン用ブドウに必要な酸などを残すと、
 低価格で買い叩かれててしまうという現状。

 それを買い取っていくのがドメーヌ・タカヒコであり、
 そしてこのオチ・ガビであるともいえる。」

というお話でした。

なかなか手が出ない価格帯ではあるものの、
このパワーは北海道のワインとしては貴重。
特にがっつりと肉を攻めたいとき、
こういうワインが1本あってくれると助かる。
熟成させても変化しそうだし、ワクワクするワイン。



次は2015年5月の北陸の旅への出発で、
新千歳空港で試飲しました。


・ケルナー2014
新千歳空港で、お土産を見つつ、ワインの試飲を。
オチガビの特集やってました!

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白4種の飲み比べができるという、豪華な試飲。

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まずはケルナーから。
甘さをしっかり感じるが、非常に心地よい。
爽やかさがあるし、苦味も隠れていて、バランスが取れている。

試飲2本め。

・シャルドネ2014

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試飲2本目。

冷涼な土地のシャルドネっぽい、独特の苦味を感じる。
個人的にはあまり好きでない。
ただ、料理に合わせると、また違った顔を見せてくれるかも。

・ケルナー・アウスレーゼ2014

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試飲3本目。
アウスレーゼの名の通り、レーズンのようになるまで待った、
遅摘みの葡萄を使用。
(店員さんが強く推してました。女性受けしそう)

甘口ワインとまではいかないが、デザートワインにも使えそう。
オチガビはシチュエーションに合わせて
アイテムを使い分けられるのが魅力。
ちょっと高いけど。



・バッカス2013

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甘みを感じるが、品が良い。
甘い方が一般受けするが、ワイン好きに敬遠される。
そんな問題を解決するのが、こういう仄かな甘みなのかも。
気取った感じがなく、肩の力が抜けていて心地よい。
バッカスとしては美味しい。

次は少し空いて、2016年の3月末。
これまた、「ヴェレゾン」でのワイン会です。

・ケルナー・スパークリング
さて、アフターパーティーの乾杯は泡です。
余市のオチガビのスパークリング。
新発売ですかね。

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見た目がスゴイ。
こんだけボトルとエチケットにこだわる人はいないでしょう!
髪型決めて、化粧バッチリって感じ。
ノーメイクでは勝負できないけど、
こんだけ着飾れば、印象には残るかも。

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で、なぜこれが出てきたかと言うと。
裏エチケットが、新法に従って「日本ワイン」の表記になってるから。
原材料もちゃんと「ぶどう」と書かれています。
(この表記、すごく気になるのは僕だけ?
 葡萄以外になにがあるんだ!って思ってしまうな)

パブリック・コメントの募集を受けて、
すぐさまエチケットを替えてきたんですね。
こういう動きの速さとか、腰の軽さはさすがです。

泡も炭酸を入れただけだし、味わいもまぁ、
ちょっと良く覚えていないけど、ヨーロッパ風の感じです。
890円くらいで売っていたら、デイリーワインにするかも。

これでケルナーって当てられる人、
本当にすごいな~と感心します。
あまり品種の個性は感じない印象。
軽い泡です。

次は、洞爺湖に行った時。
2016年の6月ですね。

・バッカス2015
さて、朝から雨の洞爺湖は寒いので、
みんなが集合するまで、countrylifeさんの隠れ家でワイン。

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洞爺湖が見渡せる絶景のビュースポット。

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いろんなものが手作りで、階段にはコルクも。
うーん、歴史を物語っているな。
ウッドデッキも手作りだという。すごい。

畑も見せていただきました。
葡萄はもちろん、イチゴやブルーベリーも。
色々学ばせてもらって、うちの畑にも応用していこう。

で、お先に始めてしまうか~ということで、
燻製チーズとワイン。
この燻製がまたウマイんだ!

コツはヒッコリーのウッドチップとのこと。
それだけじゃない気がするけど。
燻製時間が長いのかもな。

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で、オチガビ出てきました。
香りがね、何か独特の1本。
化学薬品なのかな?亜硫酸に臭いはないはずだけど。

あまりグラスが進まず…
でも、「持って帰る?」と聞かれると、
タダのものは何でも貰うという関西人の習性が…(笑)

でもね、こういう化学薬品チックなワインの飲み方にもコツがあるんですよ。
コンビニの安ワインなんかも嫌な臭いがすることがあるけど、
そういうときは抜栓して液面下げて、1日くらい空気に触れさせておく。
で、温度を下げずに室温で飲めば、あまり気にならない。

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寝酒に使わせてもらいました~。

以上が、ここまで飲んできたオチガビの全てですね~。
個人的にあまり好きとは言えないということもあって、
あまり飲んでいないワイナリーに属しています。

ここのオーナーが僕の好きなワイナリー群
(Kondoヴィンヤードやドメーヌ・タカヒコなどなど)
に対して、批判的ということも飲まない一因かも。

ワインって、ワインそのものだけでなく、
造り手の哲学も飲んでいる気がするので。
その思想が合わないと、やはり気持ちよく飲めない。

不思議な飲み物ですね~。

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