旧ブログからの引っ越し記事。
飲んだアイテム数が少ないワインたちを紹介。
アイテム数が3以下のものをまとめました。
●イレンカ
・イレンカ・ピノ・ノワール2015
2017年4月。
1週間がんばったご褒美に、自分にワインを。
これまたニューリリースの「イレンカ」。
10Rワイナリーのすぐそばにあります。
ポトフに合わせて(写真は撮り忘れ…)。
抜栓直後は、とにかく固くて、酸だけが印象に残る感じ。
「うわー、開けるの早かった。1年くらい待てば良かったな~」
という話をしていて、ドラマを観ている40分くらいで、
グワッと開いてきてびっくり!
抜栓直後から印象的だった、
スミレのような香りは全開になって、なんともアロマティック。
酸よりも果実味由来の甘さが前にできて、
これは官能的な雰囲気だぞ。
いや、ふつーに美味いです。
今年がファーストリリースとは思えない。
わずかに血のような鉄のようなニュアンスがあって、
それが「単なる美女」で終わらない個性を与えている。
人を虜にする危険な感じがあるぞ(笑)
しかし、それでもやはり、まだ若い。
そこが魅力でもあるけど、もう少し熟成があれば、
老練で妖しい魅力も備わってくるはず。
しまったな~、やはり2本買って、1本は熟成用にすればよかった。
予算が無いのは罪だな(笑)
来週もがんばるぞって気持ちにさせてくれる、
素晴らしい1本でした~。
●羊蹄ワインセラー
・YOTEI スパークリング2015
我が師匠にお願いして手に入った羊蹄ワインセラーの泡。
さっそく開けることに。
奥さんと2人で美味しい!とびっくり。
開けてすぐの香りも素晴らしいし、
濁りを感じる造り、はっきりしたストラクチャー。
ああ、これは好きな泡だわ。
泡が好きでない奥さんも、これはべた褒め。
10Rでの醸造ですね。
近藤さんに通ずるものを感じる。
かなり良いワインに出会えたな。
合わせたのは夏を意識した料理。
そうめんの上にツナマヨ、トマト、大葉、ミョウガを乗っけて、
すりごま、ショウガとめんつゆをかけて食べる。
懐かしいな。大阪の夏の朝によく食べた。
暑くて食欲が無くても食べられる1品。
北海道では暑くて食欲がなくなることがないので、久々の登場。
(今日も夕飯時、窓を開けて食べていたけど、寒くて途中で閉めた)
そして唐揚げ。昼に食べたのと合わせて、500gは2人で食べたな(笑)
といっても、食べたのほとんど僕ですけど。
鶏肩肉が安かったので、
しょうがとしょうゆ、酒とオイスター、味噌少々で下味つけて、
片栗粉で揚げる。2度揚げは面倒くさいけど、やるとやはりウマイ。
そして最後はイナダの刺身。
元がカツオのたたきを使ったレシピでしたが、
イナダ(ブリの小さいやつ)が安かったので、
そいつを軽く炙ればいいか…と思ってたら、
なんだか割とがっつり火が通ってしまった…。
バーナー買おうかな。。。
イナダの刺身に豆板醤としょうゆを絡めて、
大葉とニンニクの炒めたものを乗っける。
マヨネーズで仕上げて食べる。ウマイ。
ゆったり寝て、庭仕事して、手作り料理とうまいワイン。
ここは別荘か!というくらい自然もあふれているし、
こりゃ幸せな気分だわ…。
・YOTEI スパークリング2015
今日は麻婆春雨。奥さんの作。
疲れてくると、どうしても泡が欲しくなる時がある。
もう少しとっておこうと思っていた泡を開けてしまいました。
羊蹄の泡。2本買った2本め。
今年はニセコも雪がたくさんふって、
観光産業もにぎわっていることでしょう。
そんなことに思いをはせながら、ワイン。
酸はしっかりしているが、でも強すぎないところが絶妙。
やはり10Rの巧さですかね。
果実味もしっかりしているし、複雑性も感じられる。
泡中毒にぴったりのスパークリングだ。
造り手に似るのか、受け入れ態勢が強い。
ニンニクにも辛いのにも対応してくれる。
欠点はなかなか手に入らないところ…。
北海道のワインの弱点は、大体ここだよな。
旨いワインは、手に入れるのに労力がかかるし、
おいそれと開けるわけにはいかないところがある。
ワイナリーが増え、生産量が上がれば、
もう少し違ってくるのだろうか。
その問題の解決に、自分はなにかできるのだろうか。
色々と、考えてしまう夜。
●バンナ・ブラン
・シャルドネ2015
2016年7月。
奥さんが飲み会で札幌にいるので、
仕事終わりに迎えに行くことに。
小1時間あるので、石狩花川でしか売っていないという、
「バンナ・ブラン」というワインを買いに夜の旅に出ました。
こいつがセブンイレブン石狩花川南店で買ったワイン。
帰りにマクドナルドに寄って(何年振りだろう…?)、
海老フィレオとポテトに合わせて飲む(笑)
石狩で作られているのか?
北で作られたシャルドネの割には果実味がしっかりしていて、甘い。
鋭さは無く、柔らかい印象。
(*ただ、開けてしばらく置き、温度が上がると酸の強さを感じるように)
ファーストインプレッションは「若い」という感じ。
葡萄の樹齢が若いのかもしれないし、ワイン自体、
もう少し寝かせたほうが良いのかもしれない。
ポテンシャルは感じるが、「未完成のワイン」といった感じ。
美味しいワイン。まだまだ成長して行きそうな予感に満ち溢れている。
なかなか面白いワイン。
あとは値段がもう少し安ければなぁ…。
●富岡ワイナリー
2014年の9月。
・遊楽部(ゆうらっぷ)ワイン
焼き鳥には赤かとも思ったのですが、
未飲の富岡ワイナリーからは白2種だったので白に。
遊楽部ワイン。ヴィンテージもブドウ品種もわからないところがイマイチ。
値段は1580円くらい。コスパは非常にいい感じです。
爽やかだし、飲みやすい。
美唄焼き鳥と合わせても、まずまずの相性です。
ただ、他の道産ワインと比べると、個性はあまりない。
もっと主張してくるものがあってもいいかも。
そこそこ美味しい、無難なワインという印象でしたね。
・おとべ
2015年1月。
個人的に3連休なので、パーティーが多い(笑)
今日は外食にしようかとも思いましたが、
すっかり家で飲むことが好きになってしまって…。
ってなわけで、グラタンとミネストローネを作って、
お菓子を買い込んで、借りてきたDVD観ながらワイン。
合わせたのは「おとべ」。マックスバリュで890円。
正直、値段からもワイナリーからも、
それほど強い期待をしていなかったのですが…
いやいや、見くびっていましたね。非常に美味しい。
鶏肉とエビとブロッコリーのグラタンに合います。
ライトなボディーで、軽いのが良かった。
海鮮が入っていても大丈夫だし、
ホワイトソースや鶏肉と合わせるとベストマッチ。
「県庁おもてなし課」「武士の1分」と2本立て続けに。
これまた軽い感じの、ミドルレンジの映画でした。
ってなわけで、ワインと映画もマリアージュ。
めちゃくちゃ感動するものでなくても、
楽しいひと時を過ごすのに欠かせないものってありますよね。
いい出会いだった!
●ばんけい峠のワイナリー
・峠の赤ワイン2013
2015年3月。
「北を拓く」のワイン会のテイスティング4本目。
ばんけい峠のワイナリーの赤。
エチケットにセンスを感じないのが残念。
もう完全に「お土産ワイン」という風貌。
味わいもジュースのような感じ。
このキャンベルの甘さがどうにも好きでないようだ。
葡萄のパワーを感じるものの、
醸造の工夫が必要なのか?あるいは大衆的向きすぎるのか。
ともあれポテンシャルほどにパワーを発揮できていない印象。
山ソーヴィニョンも作っているらしいので、
それにチャレンジしたくなりました。
山ソーは好きな品種なので、
それが合わなければ醸造の仕方が合わない。
そっちは美味しければ、品種の問題、ということになりそう。
●余市ワイナリー
・余市樽熟アルモノワール2012
2015年3月の試飲会のワイン。
そういうや、余市ワイナリーはほとんど飲んだことが無いし、
近くを通りかかっているのに、訪れてもいないワイナリー。
今年はぜひ行ってみたいですね。
グラスに注いだ段階から、良い香り。
口に含むと、強いバニラ香。樽が強めに効かせてあります。
ワインだけでのむと、やや鼻につくかも。
(奥さんは「良い香り~」と嬉しそうでしたが)
僕としては料理と合わせてみたい印象でした。
やっぱり肉料理でしょうかね。
ハンバーグ・ステーキとかどうだろう。
いろいろと試してみたくなるワイン。
・シラオイワイン 白老牛
白老牛肉祭りで購入した赤。
意気揚々と開けて写真撮影。
で、裏のエチケット。
余市ワイン(赤)って…おい!
余市ワインで、しかも国内産ワインとチリワインって…。
完全に北海道のワインですらないパターンやんけ!
こういうののガッカリ感、ハンパない。。。
早く呼称制度が施行されるといいな。
これほどワインを飲んできてもダマされるとは…。
仕方ないので、
プリングルスのサワークリームと合わせて飲みました(ヤケくそ)。
ふつーのワインでした。500円くらいで売ってそう。
あーあ。自信を持って産地を書いて欲しいな。
結局、来年も白老牛肉祭りに行くとしても、
やっぱりワインは持参になるってことだな。
またウダウダ考えるか。
それもまた楽しかったりするしな。
●松原農園
・ミュラートゥルガウ2015
ワインヘリテージで飲んだワイン。
松原農園のミュラー・トゥルガウ。
ケルナーほどではないにせよ、割と好きな白系品種。
ドイツ系の寒冷地適応した品種って、
香りが豊かで、酸が強くなっても結構おいしい。
スッキリ系でも、このワインのように少しふくらみがあっても、
なかなか面白さを見せてくれる。
松原農園はキャリアは長いが、変化し続けているところが注目。
まだまだ変わっていきそうで楽しみだ。
来年のミュラーも、ぜひ飲んでみたいな。
・スパークリングワイン
ワイン・ヘリテージで飲んだワイン。
松原農園のナイアガラでできたスパークリングワイン。
「ナイアガラ」と聞いてイメージするような、
生食系の印象はあまりない。
どちらかと言えば、クリアな味わい。
かなり後半に飲んだので、だいぶ味覚もヘタレてきていたんですが、
それでもこれはウマイわ。
乾杯だけでなく、食中にも飲んでみたい泡。
素晴らしい。
・ミュラートゥルガウ2014
ぐるなびのクーポンがあったので、白はサービスで。
蘭越の松原農園の白。
ミュラートゥルガウだけど、これまたふくよかだな。
さっきの美術館の絵でいえば、ルノワールの描く女性のよう。
やわらかく、ぽっちゃりしていて、優しい味わい。
これまた奥さんもお気に入りの白です。
海老と十勝マッシュルームのアヒージョに良く合う。
バゲットをおかわりしてしまうほど、マッチしていた!
まだ自分のところで作るようになって、2回目のヴィンテージだとか。
ぜひともエチケットとボトルを洗練させて欲しいけれど(笑)
中身は最高ですね!
・ナイヤガラ・スパークリング
仕事もようやくひと段落。
あと1日で長い講習会も終了です。
それを祝って、師匠経由で購入したスパークリングを。
松原農園初のナイヤガラ・スパークリング。いわゆるナイ・スパです。
香りはまさにナイヤガラだけど、味わいはそんなに甘味が立つわけではない。
そりゃあ、やや甘目だけど、個人的にはアタックの強さの方が際立った。
度数もやや高め、12.5度あるから、ヨーロッパの泡みたいだわね。
今回は麻婆茄子、スーパーで買ったサーモンの寿司、
鶏つみれの吸い物、ささみフライという、あまり脈絡のない献立と合わせて。
ふむ。合うということはないけど、食中酒としてもいけるね。
最近増えてきているドライなナイヤガラ。
慣れてきたからか、食事と合わせても違和感ないわ。
パーティーに重宝しそうな1本。
本格派が集まったら、おたるのナイヤガラスパークリングよりこっちだな。
値段も1600円とコスパ良好。
オススメの1本。
●オサ・ワイナリー
・O(オー)プライベート・リザーヴ
さて、ワイン法講座のアフターパーティー4本目。
オサ・ワイナリーの「О(オー)」です。
まだエチケットが無く、長さん自らの手描きボトル。
酸がかなり強烈です。
穏やかで美しい見た目とは裏腹の芯の強さ。
個人的には、もっと発泡がキツければ、よりおいしく感じると思う。
「ロゼらしさ」はあまりないが、
11種類のブドウが使われているだけあって、複雑さは素晴らしい。
旅路やツヴァイ、ピノやシャルドネが使われているとか。
なかなか面白い1本ですね。
裏チケットも簡潔。
これだけ色合いがきれいなら、
ボトルには何もない方が映えるよね。
うまい使い方。
●ベリーベリーファーム&ワイナリー
・ピノ・ノワール2013
さて、久しぶりにワイン会のワインを紹介。
ワイナリー仁木のピノ・ノワール2013。
色合いも薄く透き通るような赤。
味わいも、見た目通りで軽やか。
単体で飲むには少し物足りないが、チーズと合わせるといい。
あまり癖のないカマンベールなどと合わせると、
リッチさが出てきて、エレガントに感じる。
熟成させてみたいワイン。
●キャメルファーム
・ウニタ・ロゼ2014
さて、しめくくりはキャメル・ファーム。
かつての藤本さんの畑。右下の方。
スタッフの皆さんも若い。
カルディ・コーヒーを運営しているキャメル・ファーム。
さすが大資本だけあって、エチケットも洗練されている。
最近のはやり、ロゼに注目して出しているようですね。
分かりやすいし、シンプルです。
グルナッシュのロゼとかでイメージするものよりも、
ずっと白に近い感じがします。
料理と合わせる時も、あんまりロゼのイメージに囚われなくてもいいかも。
最後、1時間に1本しかない1両編成のJRに乗るために、
タクシーを停めてドタバタと立ち去ってしまいました。
また、ゆっくりお邪魔してみたいワイナリー。
いや~、それにしても楽しいイベントだったな。
かなり期待して参加したのだけれど、
ぜんぜん期待を上回ってくれました!
次に余市に来るときはお手伝いかな~。
エチケット貼りとか、収穫とかもあるからね。
また行くぞ!余市!
最後はおまけ(笑)
●ニッカ・ウイスキー
・シードル
今日はキムチ鍋。
冷凍しておいたアサリを使って、海鮮のダシをきかせた鍋に。
韓国のチゲっぽくしたかったが、なかなか店のようにはいかない。
合わせたのはニッカウイスキーのシードル。
アルコール度は5%。林檎の味がする。
林檎100%で作られていて、補糖も何もしていないとのこと。
林檎のカクテルみたいだけど、楽しめました。
最後の〆はラーメンで。
昔は締めと言えば雑炊でしたが、
最近はラーメン派になりつつある。
札幌の西山製麺がウマイんだな。
スーパーでも売っているので楽しめる。
それにしても、寒い時期は辛い鍋に限るな。
良い夜だった!
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