旧ブログからの引っ越し記事。
元投稿は2017年11月。
まずは北海道余市のリタファーム&ワイナリー。
最初に飲んだのは2014年の9月のお祭り。
・モンガク・ブラン・ナイアガラ2013
次はグラスで白を。
2013年の9月にスタートした、余市の新しいワイナリー。
ボトルで1950円。
ナイアガラ特有の甘い香りが立ち上る。
酸味もあるが、甘さの方が先に立っている感じ。
僕ならこれは、デザートワインとして使う印象。
ナイアガラをデブルバージュ、スキンコンタクト、シュールリーの、
3種類の製法で別仕込みし、濾過せず仕上げたワインらしい。
早摘みのナイアガラもブレンドされているため、やや酸味も。
ちなみに「モンガク」というのは、リタファームのある地名を、
アイヌ語で読んだもの。
ボトルで買うほどではないかな。
ソーヴィニョン・ブランもあるので、そちらに期待。
2度目は2014年11月。
全く同じアイテムでした笑
・モンガク・ブラン・ナイアガラ2013
余市のワイン会、
5本目は去年出たばかりのリタ・ファームのナイヤガラ。
北海道の白と聞くと、このナイヤガラのイメージを抱く人が、
世間には多いんじゃないでしょうかね。
余市川はまさに「右岸」「左岸」と呼ぶべき、
両サイドにブドウ畑が広がっているエリア。
「グラン・クリュ街道」と読んでもいい道路も走っている。
残念なことに、少し中に入らないとブドウ畑は見えません。
とはいえ、このリタも右岸にある有力畑のエリア。
今はやりの「まっさん」のヒロイン「リタ」さんからついた、
「リタ幼稚園」が近くにあることから、リタファーム。
もちろん、ワイナリーの方が先にあるので、
パクリではないですね。
やはり甘口の印象はぬぐえませんが、
会の途中のリラックスには最適の1本。
次は2016年3月。
3本連続で紹介していきます。
・モンガク・ナチュール旅路2014
朝から晩まで仕事を2日続けてやると、やはりバテる。
徹夜も辞さなかった昔が懐かしいな。
さて、そんな中、ふと寄ったスーパーで見つけた、
リタファーム&ワイナリーの安売りワイン。
ハーフボトルが2割引きでした。
へえ。旅路も出しているんだ。
かなりドライに仕上がっていて、飲みよい。
アルコール度が低くて軽やかなので、
清涼飲料水のような感覚で飲めてしまう。
これはなかなかデイリー向きかも。
(特に2割引きなら)
こんな拾い物に出会うなら、長い時間の勤務も悪くないな。
まだあとデラウェアとナイヤガラもあるので、
それも飲んだら投稿していきます!
・モンガクナチュール・デラウェア2014
リタファームのデラウェア。
これまで、リタファームのワインを過小評価していたかも。
作りが非常にしっかりしている。
特に酸が美しく、魅力的だ。
デラウェアがここまでの完成度で仕上がるとは。
なかなかバカにできない。
コスパ良好。
軽く飲みたいときのナイトキャップに。
・モンガク・ナチュール・ナイアガラ2014
スーパーの安売りで見つけたハーフボトル3本目。
ナイアガラ特有の香りはしっかりありつつも、
甘さは控えめ、というか酸の主張のが強い。
旅路、デラウェア、ナイアガラと、
その造りには共通点があり、一貫性がある。
アメリカのラブラスカ種で、とこまでのワインができるのか、
ということは北海道のワインファンにとっても注目ポイント。
その点では、かなりの完成度だと思う。
少なくとも、スーパーで安売りされるワインの中では、
群を抜いているといっても良い。
さて、これらのワインがどれほど裾野を広げてくれるのか。
そのためには、やはり収量アップが課題になると思うが、
このワイナリーが、その課題にどのように向き合うのか、
目が離せないと思う。
読んでもらえばわかるとおり、
最初の2本(ヴィンテージは2013)と、
後半の3本(ヴィンテージは2014)で、
評価が全く変わっているんですよね。
僕の味覚や好みが大転換した可能性もなくはないけど、
それでも同じナイアガラという品種で、
最初は「甘い」と感じ、後半は「甘さがひかえめ」と感じている。
なんぼなんでも、甘さに対する感受性が鈍くなる、
ということは考えにくいので、
これはこのワイナリーの進化だと考えるべきでしょうね。
僕の怠慢で、このワイナリーのその後を追いかけていない。
ちょっと新しいヴィンテージもチェックしなきゃだな。
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