ワイン読本~ワインの常識~

知り合いから頂いた本の紹介。

「古い本なので役に立つかどうか…」ということだったが、
これは個人的に非常に参考になった。

特にP17~の「ワインと日本人」の章の
「普及し始めていたワインぶどう園」に描かれる、
日本におけるフィロキセラ禍のくだりは克明で、
非常に参考になる資料だった。

まさに明治維新直後の日本で、
「フランスで盛んなワインを日本でも大々的に作れないだろうか、
 それにはまず原料のぶどうの苗木を育てねばならぬと…」
ということを考えていた人たちがいるというのが感動だな。

その結果、内務省の三田育種場で苗木が作られ、
愛知、兵庫、東京、岡山、広島、茨城、山口、
そして北海道の函館、札幌で苗木が使われたわけだが、
1885年5月に三田育種場でフィロキセラが発見。
急遽、各地に係官が派遣され調査を行った結果、
各地からフィロキセラ発見の報が届き、
数十万本ものぶどうの樹が焼却されることになったとのこと。

この時、山梨県のみ被害がなく、
その後も勝沼を中心に
山梨でワイン用のブドウ栽培が発展したのはこのためだ、
とこの本はまとめている。

歴史から学ぶことは多い。
勉強になるな。

●書籍データ
書名:ワインの常識
著者:稲垣眞美(いながき まさみ)
発行年:1995年
出版社:岩波文庫

人気ブログランキングに参加しています。
北海道のワインを全国に広めるため、クリックをお願いします!「

投稿者: chatnoir2010

北海道初のワイン用ブドウの苗木屋を目指して奮闘中。2019年は新規就農研修、最後の年。いよいよスタート間近。がんばります!

コメントをどうぞ

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

%d人のブロガーが「いいね」をつけました。