初日はほとんど移動の旅行記。
早めに出発しようとするも、忘れ物が不安になり、
結局予定通り13時過ぎに出発。
何せ単独の海外旅行は初、
ヨーロッパに行くのも人生初なので、
そりゃあ緊張もします。
奥さんに駅まで送ってもらい、
空港内の「ワイン&チーズの興農社」で
お土産用のワインを2本購入。
モバイルWi-Fiも借りて、両替2万円分を済ませておく。
定刻やや遅れて16時過ぎにキャセイパシフィックにて香港へ向かう。
機内食は鶏肉。ハーゲンダッツが美味い。
ウトウト寝たり、本を読んだりして過ごす。
香港の夜景はなかなか美しかった。
到着して乗り継ぎ待ちが2時間半ほど。
香港時間に切り替える。マイナス1時間。
グローバルWi-Fiも動作確認OK。
23時過ぎにドイツに向け出発。
機内で13時間40分過ごす。
ドイツはイタリアと時差無いので、
ここでスマホをイタリア・ローマの時刻に切り替える。
機内食の折に白ワインも飲めた。
酸のボヤけた感じのソーヴィニョン・ブラン。
果実感は前面に出てるので、なかなか楽しめる。
機内食を終えた17時から寝て、
何度か目が覚めつつも結局4時近くまで寝る。
疲れてたのもあるが、
どこでも、どれだけでも寝れるのはこういう時に助かるな。
おかげで時差ボケの感覚は無い。
日本は昼のようだが、もうすっかりよく寝た早朝気分だ(笑)
機内食でスクランブルエッグとベーコンか、
「stir fried egg noodle with chicken」かを選ぶことになる。
まったく想像がつかないのでヌードルの方を選ぶと、
なんのことはない、焼きそばだった。
しかし焼きそばとパンとフルーツヨーグルトとコーヒーって
すごい組み合わせ。。
(コーヒーは自分で選んだけど、
ジュースを選んでてもあまり変わらない結果だ…)
いっそ焼きそばパンにしてやろうかと思ったが、
周りは皆さんドイツ人のようなので、
やむなく生まれて初めて焼きそばをフォークで巻いてコーヒーと食べる。
ちなみに隣のドイツ系のおばあさんは、
おかわり欲しい時にHave you coffee?とキャビンクルーに聞いてたな。
かつてインドネシアの人も使ってるのみたことあるけど、
一般動詞を前に出して疑問文で良いよね、
という自由な感じが良いな。
フランクフルトに予定より遅めに到着して、45分で乗り継ぎ。
スカイラインに乗ってターミナルを移動。
しかしセキュリティチェックが長蛇の列。
さらにチェックが厳しいのか進まない。
通った後もゲートまでが遠い。
小走りで走るが、さらに搭乗ゲートが変わっていたこともあり、
なんと「It has gone」と言われる…。
仕方ないのでサービスセンターに行って、リブック(再予約)する。。
11時の便に変えられたが、
玉突きでシチリア行きの便もリブック。。
始まる前からタフな展開。
そしてこの便、なぜかオールドイツ語で搭乗案内。。
優先搭乗の説明してるらしいが、ほとんど分からない。。
それでもまぁ、窓からの景色はキレイだし、
何とかリブックも終え、ローマ・フィウミチーノ空港に到着。
45分も遅れての出発になったが、
これが前便で遅れてくれていれば…。
というのは言っても詮無きことか。。
荷物もちゃんと受け取れたし、
まずは深刻な事態にならなかったと喜ぶべきか。
もう少し立案時にしっかりしておくべきだった。
シチリア行きの手続きもして頂き、荷物を預ける。
時間は3時間以上あるので空港を散策。
このたまにある「0階(あるいはグランド・フロア)」式は混乱するな。
あれ?今どこにいるっけ?となる。
さらにこの空港のエレベーター、
「開く」のボタンと「閉まる」のボタンの間に
非常ボタン挟むのやめて欲しい笑
閉めようとして、あやうくベル鳴らすところだった。
さて、17時まで本読んだりして待って、
ようやくシチリアに向けて出発。
イタリアのセキュリティチェックはドイツと違い気楽。
係員から「ボンジョルノ!」と挨拶され、
びっくりしてワンテンポ返事が遅れる。
日本含め、セキュリティチェックで挨拶されたの初めてだわ。。
チケットとパスポートチェックの時も、
まさかの日本語で「ありがとうございます」と言われたし、
イタリア良いところだな。
シチリア島・カターニャ空港行きの便は、
気流の乱れがなかなかに揺れる。
(ひゃーと声が出る人がいるくらい揺れた)
着陸も割とバウンドしたが、
無事着地を讃えて皆さん拍手!笑
なんとなく関西人に繋がるノリが心地よいな。
空港まで迎えに来て頂き、
シチリアのワイナリー「フランク・コーネリッセン」に向かう。
道すがら、シチリアの歴史も少し。
シチリアはギリシャの植民地からブドウ栽培スタート。
紀元前2000年以上もの昔からブドウが育てられていたらしい。
海に近い標高の低いところから栽培が始まり、
エトナ火山(ヨーロッパ最大の活火山)で栽培されるようになったのは、
割と最近の話ということになるとのこと。
地図の右下がカターニャ空港。
そこから高速道路で1時間ほど海に沿って北上し、
エトナ山を登っていく。
標高500m〜1000mくらいのところに、
いわゆる自然派の雄、フランク・コーネリッセンがある。
新規で入って20年ほど経つワイナリー。
現在、改築中の貯蔵庫を見せて頂く。
地下倉庫で、大昔の醸造所をリノベーション。
今日は遅くなったので、
軽く見せて頂いて、畑などは明日に。
フランクのご家族とピッツェリアで食事。
「caveox」さんにて。
ピッツェリアの主人・サンドロもとても素敵な物腰。
奥の焼き窯で焼きたてをサーヴしてくれる。
お客さんがたくさん。
「今日は娘がいなくてね」と忙しそう。
奥さんと2人で。
お店の雰囲気も本当に良くて、
みんな常連さんという感じ。
お客さん入る度「チャオ!」が飛び交う素敵な空間。
料理も美味いしデカい。
これがブルスケッタとは…。
日本だと一口サイズが来るイメージ。
モッツァレラにレモン、ディルみたいな野草、
そしてアンチョビみたいな感じのイワシ。
そしてフランク・コーネリッセンのワイン。
この「マグマ」は感動的に美味かった。
これは独立して別投稿を立てます。
ピッツェリアのすぐ裏の宿を使わせて頂く。
ワインの酔いと時差の関係で、
沼に沈んでいくようにあっという間に寝て、
移動日と初日は過ぎていきました。。
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