RAW WINEにて紹介したワインシリーズのラスト。
試飲をしていただく上で、
「これをキーに覚えて帰って欲しい」というテーマがある。
授業と同じでテーマが無い授業は頭に残らない。
それでいて、面白い部分(笑うとこ)があると興味が湧くし、
興味深い部分(知的な引力)があると知りたくなる。
授業より時間は短く、決まっていないところは大変だが、
ワインそのものの魅力があるというところは大いに楽。
あと小さいことだが仕草の洗練さは説得力を上げる。
美しいサーヴは大事だが、これはもう1日2日の経験ではどうにもできない。
初日はとにかくシオンさんを見て真似て。
2日目はブースにいるのはどちらか1人でOK、
という形を目指した。
自分なりの赤泡のテーマは「製法による違い」。
前回紹介したアンセストラーレ(ペット・ナット方式)と、
飲み比べて、醸造でどう変わるかを知ってもらいたかった。
さて、伝えられたのだろうか。
アミリア・ロマーニャ州のセバスティアン・ヴァン・デ・サイプの作品。
製法でキュヴェがかわる。
これはリフェルメンタート、瓶内二次発酵。
さすがにキレイで完成度高い
クオリティだけで言うならこちらが上だろう。
(ただ個人的な好みはアンセストラルなんだよな笑)
使い方で言うとアペリティフかな。
海鮮を使ったマリネあたりまでこれで行きたくなる。
いずれにせよ、今回でランブルスコへの評価はかなり上がった。
興味深いジャンルだな。
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