関東地方のブドウ(メイヴ)の仕込みを手伝いに仁木へ。
醸造の勉強を兼ねて。
●8月7日
収穫されたブドウがワイナリーに到着。
まずは除梗(じょこう/egrappage エグラパージュ)を行う。
ブドウの果実と果梗(かこう、茎)を分け、果梗を取り除く。
ブルゴーニュのピノやボルドーのメルロなんかでは、
タンニンを出すために除梗しないこと(全房発酵)もあるが、
今回は手で除梗作業(いわゆる手除梗=TJK…笑)。
生産者の方と話しながらの作業。
タンクなどに入れてしばらく発酵させる。
今回は乾燥酵母の添加なし。
それでも果皮についた酵母で発酵は始まる。
翌日は果汁を使って成分分析。
新品種のメイヴなので分析値にも興味があった。
ざっくり糖度(brix)は20くらいで、
TA(総酸度)が17くらい。
TAは7くらいが普通なので酸強め。
ヤマブドウ系なのかな?
関東でも酸が残るのは重宝するだろう。
糖度は北海道だともうちょっと上がりそう。
●8月21日
そろそろアルコール発酵も良い感じということで、
再度集まって圧搾作業を。
プレス機使うほどの量ではないとのことで、
これまたみんなで手で圧搾(手しぼり…)する。
足踏みも楽しくて良いが、どうしても種が砕けて、
余分な渋みが出てしまうだろうとの予測で、
(楽しそうだが)足はやめて、手でしぼる。
それを発酵用のビンに詰め、
酸が強いのでマロ発酵(MLF/乳酸発酵)へと進む。
あとはもう一度どこかで集まり(年明けになるか)、
澱引きと瓶詰め作業となる。
機会が見れなかったのは残念だが、
醸造家さんの話も聞けて非常に勉強になった。
少しずつ経験を積んでいく。
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