本当にあっという間の2月3月…。
接ぎ木作業を終え、順化をしながら鉢上げに進んでいます。
現在のところ、接ぎ木の総数は6139本。
そのうち1967本が日光を当て、
湿度を徐々に下げていく「順化」を終えて、
選別と鉢上げ作業に進みました。
そのうちカルス形成を確認できたものが87.3%。
カルス形成したもののうち、展葉も終えたものが49.1%。
今の段階ではとりあえず49.1%は確実で、
ここから残りの経過観察苗がどれだけ展葉していってくれるかです。
さすが温度湿度を安定させやすいベンチプール、
去年に比べてここまではかなり順調に進んでいます。
そんな中で、成功率を下げた要因が「電熱線から外れた株」の枯死。
たとえば上記は育苗箱(トレイ)の下までは農電マットがある。
しかしその手前の2つは農電マットが無い部分に置かれている。
育苗箱の方は接ぎ部のカルスが形成されていることが見て取れるが、
手前はカルスが形成されずに枯死したよう。
(確認は手でグラつくかどうか。
グラグラさせて、ポロリと取れたら癒合は失敗…)
今年は2月から準備スタートで2月7日には接ぎ木スタート。
そのドタバタの中で準備が間に合わず、
農電マットに乗せられない期間があったものは、
カルス形成率で52.3%(逆に言うと枯死率47.7%…)、
カルス&萌芽は20.1%と大不振。
来季に向けた改善点はたくさんある。
残りの順化に気を払いながら、改善点はしっかり文字にしておこう。
3月も残りわずか。
全力でやり切ります!
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