旧ブログより引っ越し記事。
最近、北海道の生産者でも、
アンフォラ(甕)での発酵にチャレンジする人も増えてきて、
(近藤ヴィンヤード、藤野ワイナリー、
あと宮本ヴィンヤードも今後は)
ちょっと注目度が高まっているので、調べてみました。
*以下、「 」内は引用。
「ワインをシステマチックかつ確実に造る方法が発見されたのは
新石器時代である、
ワインの進歩だけでなく
人類の歴史や文明そのものの進化にも影響を与えた、
技術的躍進の時代だった。
土を火で焼いて土器を作れるようになった、
すなわち液体がたっぷり入るよう気を作れるようになったことは、
ワイン造りの進歩を可能にする重大な技術的成果だった。」
「古代世界ではこういった土器が、
ワインの醸造や貯蔵や噴飯に利用されていた。」
「興味深いことに、ワイン発祥の地と言われる
コーカサス南麓(ジョージア)では、
今も地中に埋めた土器の壺でワインを発酵させている。
8000年前とほとんど変わりないやり方だ。」
「ワインづくりが始まった頃、
新石器時代の造り手たちは、
ツブした葡萄を原始的な土器の壺や甕の中で発酵させた。
今も一部の生産者は、
温度調整の可能なステンレスタンクどころか、
木の発酵容器さえ拒否して、
テラコッタのアンフォラで発行を行うという
古来の方法への回帰を選択してる。
こうしてつくられたワインは実に美味である。」
いくつか内容を引用させてもらいました。
「自然派」というと眉に唾をつける人もいるが、
最近の美味しいワインは農薬や施肥を減らし、
自然に即した造り方をしている人が多い。
僕もまた、そういう造りに惹かれる。
味わいだけでなく、その哲学や思想、ストーリーも、
ワインと合わせて飲んでいるんだとおもうんだよな~。
●書籍データ
書名:ワインの歴史
著者:マルク・ミロン(邦訳:竹田 円)
初版:2015年
出版社:原書房
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