蕎麦栽培まで
今シーズンが蕎麦栽培の初年度。
2021年の冬に蕎麦好きの仲間に話を持ち掛け、
恵庭市の本畑ではなく、
自らが住む北広島市の市民農園を新たに借りて
蕎麦栽培をスタートすることにしました。
市民農園を選んだのは、
すでにそば栽培を何年もされている
市民グループの方のお隣で栽培するためです。
基礎的な技術を教えていただきながら、
ボランティア有志の力を借りて、
2022年6月からの栽培スタートとなりました。
基本データ
品種:キタワセ
面積:約1反(≒約10アール)
場所:北海道北広島市 里見市民農園
1年の流れ
6月5日 玄ソバまき(種まき)
耕起はトラクターでお願いして、他は基本的に手作業で。
管理機で筋掘りして、手で蒔き、鎮圧する。
7月 草取り
畝間の草取りを手除草で始めたが、
作業量がものすごいため、途中より刈り払い機にて。
若干、蕎麦まで切り倒してしまう。
これが収量減の要因となった。
9月9日 収穫
教えてもらった収穫適期の花の様子。
うちの区画では雨の影響で適期より少し遅れての収穫。
収穫後は天日干し。
去年は鳥に食べられる被害があったらしいのでネットで保護。
10月2日 脱穀作業
ブルーシート敷いて、棒で叩いて実を落とす。
まるで江戸時代のような手作業だな…笑
11月12日 唐箕かけ、乾燥
「昭和14年」の記載のある木製唐箕でゴミを取り、
ハウスと庭先で乾燥。
磨きをかけて、だいぶキレイに。
12月1日 製粉
札幌南製粉さんにて賃引き製粉。
最終結果
磨きをかけて33.6kg/反の収穫。
2kgを来季の玄ソバとして取り置き、残りの31.6kgを製粉。
粉で返ってきたのが21kgとなりました。
今年は市民農園で事前の土づくりが不可だったため、
土壌改良に化成肥料(14-17-13)を12kg/反を施用。
自園になれば今後は完熟堆肥での
中長期を見据えた土づくりに切り替える。
12月22日 実食
できたそば粉で蕎麦打ち会。
デモンストレーションは幌加内高校出身で、
全国大会優勝経験もある石川さんにて。
今年社会人1年目。
期待のホープです。
来季はいろいろとコラボできればよいな。
蕎麦打ちの様子は動画で撮ってあるし、
ご本人の許可も頂いているので、
YouTubeなどでアップしたいところ。
まずは数本を水で頂く。
うん、確かに蕎麦の味わいがくっきりわかるわ。
よい香り。
その後は各人が好きな食べ方で食べる。
12月23日に忘年会を兼ねた蕎麦打ち会を開催。
ブチブチと切れることもなく、非常においしい蕎麦でした。
皆さんからもご好評頂けて何よりでした。
所見
反収としてはかなり少なめの結果となりましたが、
そこは来季以降の工夫の余地というところ。
今シーズンは他の畑作業との兼ね合いがあり、
各段階の作業が遅れ気味になった。
この冬の間に蕎麦栽培を組み込んだ作業工程を作り上げて
来季に臨む。
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