2020年までの総集編~農楽蔵~

はじめに

次のまとめシリーズは農楽蔵。
函館のワイナリー。
僕の道産ワインの原点がドメーヌ・タカヒコなら、
道産ワインにハマらせたのは農楽蔵ですね。

シードル

シードル2013

2015年の1月末試飲。

余市のリンゴと、なんとカリンを混醸したシードル。

色合いは黄金色。香りは梅のよう。
シードルのイメージの範疇ではない。
水で薄めたような味わいが、ややマイナスだが、
それでもカリンの香りと味わいは、かなりの魅力。

今回は温野菜のサラダと併せましたが、超・合ってます!
最近、北海道ではシードルの生産量も上がってきているとか。
ワインだけでなく、期待感の高まるフィールドですね。
これからに期待を膨らませる、乾杯のシードルでした。

シードル2015

今日は鍋。
というのも、スーパーで魚介が安かったから。
半額セールに押されて、たらの「あら」を使った鍋。
最初は水炊き風、その後は牛乳とバターを加えて北海道風に。
クックパッドを見ながら作ったけど、こういうの、関西ではなかなかないよね。

合わせたのは農楽蔵のシードル。
海鮮なら函館でしょ、という単純な理由から。

いや~、それでも合うわ、やっぱり。
くいくい飲んでしまって、あっという間に2人で1本。
これまたワインと見紛う複雑さと味わい。
スバラシイの一言です。

難点はスイスイ行けるせいで、
もう1本確実にワインを開けてしまうということ。
コスパ的に、安いけどお得にはなってない…。

ま、ウマイからいいか(笑)

スパークリングワイン

ラロ・スプマンテ・アロマティコ

ラロ・スプマンテ・アロマティコ2010

農楽蔵ワイン会のフィナーレは、泡です。
それも、非売品。

ヴィンテージは2010。

まだ農楽蔵の醸造所が存在していない頃の作品。

ですから、ドメーヌ・タカヒコが醸造所になっています。

ナイアガラの味わいが、今に通ずる。
気圧は高めの泡ですが、それほど長持ちはしません。
黄金のカラーで、マンゴーシャーベットと合う。
味わいにも共通点があるのかな?

ほろ苦さがアクセントになっています。
豊かな今日のワイン会を締めくくる、
とっても面白いワインでした!!

ラロ・スプマンテ・アロマティコ2013

ブドウ品種はザラジェンジェ。初めて聞いた品種でした。
ハンガリー原産で、「ぶどうの女王」と呼ばれている。
香りは日本酒と共通点を感じる。清涼で透明感が強い。
北海道のワインでは、ちょいちょい使用されているようですね。

ナイアガラも使っているので、その香りも。
甘い香りがするが、味わいはまったくもってドライ。
ナイアガラの個性をここまで引き出している作品は初めて。
ナイアガラって、こうやって活かすのか~と感動。

こいつには、豆腐とアサリのスープが合いました。
豆腐と泡を合わせたのは初めて。
農楽蔵だからなのか、日本の食材との相性がとてもいい。
この泡にも、アサリのダシが心地よくマリアージュ。
和食と合わせるのに、とてもいいですね。

ラロ・フリッツァンテ・アロマティコ

ラロ・フリッツァンテ・アロマティコ2014

ヴェレゾンのワイン会で、2010~2013まで農楽蔵を飲んだわけですが、
それらと比べた印象としては、一段洗練されたというイメージ。
ナイアガラのような甘い香りと、ドライなテイストは変わらずだが、
奥行きの広がりが段違い。

何がそうさせるのか?造り手の思いなんでしょうか?
最新ヴィンテージが一番おいしいって、なかなかない。
成長し続けてないと無理だし、挑戦していないと起こりえない。

んー、いろいろ考えながら飲みまくったけど、
正直言って、僕の理解を超えている1本だった。
うまい、というしかない。

2回目。

鶏肉のグリルになめこのスープ、そしてオクラとブロッコリーのナムル風。
「タニタ」のレシピに出てきそうな、割と健康メニューでパーティー。

合わせたのは農楽蔵の泡。
泡と言っても微発泡くらいの感じ。
泡があまり得意でない奥さんでもスイスイ行ける感じ。

ドライなテイストが僕の好みですね。
落ち着いた雰囲気が合う味わい。
大勢でのパーティーというよりも、2人の夜という感じ。

それにしても、チキンのグリルと合うな。
余分な脂が飛んだチキンと、爽やかで軽い泡。
どちらも控えめなカップルという感じか。

アルコール度が強くないので、
僕としてはこの後、もう1本飲みたくなる感じだな(笑)
アペリティフ向きの1本でした。

ラロ・フリッツァンテ・アロマティコ2015

我が師匠が手に入れたものを、1本購入。
ついでに、グラス1杯分頂きました。

コメントの意味をようやく理解。
もう少し14を飲むのを我慢してれば、垂直試飲ができたのに…。
タイミングミスったなぁ…。

とはいえ、試飲してみての感想。

前も思ったけど、個人的には農楽蔵は早飲みが好きだな。
あまり熟成させずに、鮮度重視で飲んじゃう派。

今回も澱が完全に沈んでなくて、濁り酒のようですが、
そのニュアンスがかなり好きなんだよな。
あまり純粋過ぎない方が美味しく感じる。

そして梅のようなニュアンスが強く出ていて、
その青さを感じる酸がとても好き。

これで2000円って、手に入りにくくなければ、
マジで普段飲み用の泡の筆頭ですよ。
量産されないからこその魅力とはいえ、
箱買いできたらな…なんて考えてしまう1本でした。

農楽蔵さんは、ナチュリズム札幌は欠席でした。
台風の影響やら、いろいろな作業やらでこれなくなったとのこと。
しかし、ワインはあるし、他の生産者さんたちがサーヴしてくれて、
それはそれで貴重な経験に。

登場したのはラロ・フリッツァンテ・アロマティコ2015。
「フリザンテ」とは読まなんですね。今まで間違っていたな。

スパークリングにしては、やや高めの温度帯でのサーヴ。
この直前に飲んだタプコプとは種類の違う酸。
どちらかというと、ゆったりと柔らかい感じ。

そして、たまたまボトルの下の方だったので、
グラスに澱と酒石酸のキラキラしたかけらが。
こういう濁った雰囲気が好きなのでラッキーだ。

いつ飲んでも楽しい気分にしてくれる1杯。
どんなところで作られているのか、見に行くのが今から楽しみ。

ラロ・フリッツァンテ・アロマティコ2016

飲み比べということで、ラロ・フリッツァンテ・アロマティコ。
こっちが本家本元です。
弟とも言うべきモンペとの飲み比べ。
(すごい企画!ありがたい!!)

「アロマティコ」の名前通り、非常に香り高い。
「香り立つ」とはよく言ったもので、
グラスに鼻を近づけなくたって、香りが登ってくる。

味わいもナイヤガラの香りを強く感じる。
欧米人は嫌がるらしいが、僕は昔食べた葡萄を連想して、
非常に懐かしく、幸せな気分になる。

モンペと兄弟とは思えないほど、
その仕立て方というか、目指す方向が違うように感じる。

このラロは果実感も残り、香りも強く、
独りで自立していくだけの力と自信を感じる。

モンペからは、料理に寄り添って引き立たせる、
謙虚さと応望性を感じる。

どちらが良いとかではない。
見ている先が違うんだろうな。
同じ遺伝子を持っていても、
見た目は似ていても、兄弟とは違う人間。
同じように、この2つのワインも、
まったく別のワインとして評価するべきなんだろうな。

いろいろ感じるところの多い飲み比べだった。
ありがとうございました!

2018年12月試飲。

2015年ヴィンテージで全国リリースが終わり、レシピごと余市の千葉農園のナイアガラも、ドメーヌ・モンに引き継がれてます。ただ、台風被害などの諸事情で、2016以降もラロはリリースされてます。
で、そのラロと引き継いだドメーヌ・モンの、「モンペ」を飲み比べようという企画。
同じ栽培家が作ったナイアガラという品種、
同じレシピで作っても、
造り手が違う「モンペ」と「ラロ」は、
全然違うアイテムとなっていて、
飲み比べるととても面白い。

やはりラロは泡も優しく、透明感がある。さすがにキレイな造り。乾杯からゆるゆると料理に合わせても良い。
汎用性の高い1本。さすが、の一言です。。。

ノラポン・エフェルヴェザン

ノラポン・エフェルヴェザン ノン・ミレジム

奥さんを初めてヴェレゾンに連れて行って。
乾杯のワインはやはり泡で。

奥さんは「のらぽん」。
微炭酸だし、甘みがふくよかで、女子受けしそう。
特に奥さんは炭酸が苦手なので、喜んでました。

甘さも果実が熟したようなほんのりした甘さで、
これなら甘いのが苦手な僕もイケます。
(べたっと、まとわりつくような甘さが苦手なんですよね…)

食欲が湧く、まさにアペリティフとしてのワイン。
なおかつ、前菜3種盛り合わせともマッチ。
特にトマトとの相性がよかったな。
今度、スパークリングを飲みながら、ミニトマトやってみよう。
ドレッシングにもスパークリングが使われているのが面白かった。

ほのかにカリンの香りがする。
さすが格上感のある1本でした。

右から見ても、うららかな春。

個人的には、かなり良い合格発表でした。
ただ、それでも全員が受かるわけではないのでね。

甘い思い出の中に、しっかりタンニンがあるような。
そんな泡が良く似合う1日は他にない。

毎年、この日は来るんですが。
それでも「泡(うたかた)は、かつ消えかつ結びて、
久しくとどまりたる試しなし」という言葉通り、
同じ合格発表はないんですよね。

毎年違った喜びがあり、
毎年違った悲しみがあります。

今、のどを通って行った泡と、
今、グラスで生まれた泡は、同じだけど違うんだ。

今年は麻婆豆腐に合わせて。
辛さは抑えてある。

そんな辛さにも負けない複雑さ。
複雑な気持ちの夜にぴったりですね。

奥さんのこのワインの感想は、「葡萄の味がする」でした。
長らく2人でワインを飲んでいるけれど、
そんな感想、初めて聞いたな。

うん、でも確かにそうだ。
確かに噛みしめたくなるほどの、葡萄の味だ。これは。
ソムリエ教本よりも勉強になるな(笑)

複雑でありながら、その本質はシンプルで純粋なのかも。

シャワーのような泡も気持ち良い。
シャワーのようにいろいろな思いを洗い流して、
そして新しい1年が始まってゆく。

来年が最後なのかな。
皆で笑えるといいな。

ん~、やはりパワーがある。それでいて軽やかでもある。
複雑なようでいて、シンプルにも感じる。
ギャップにやられるな。

なかなかいろいろと思いを馳せてしまう一杯。
哲学的なんだ。農楽蔵は。

今から思い返すと、ワインにハマったのも、
こういう複雑さを感じたからだったように思う。
ビールやチューハイでは味わえない、奥深さ。
いわば「どハマリ」した原点の味。

ノラポン・エフェルヴェザン2015

味わいもアタックが強くて(泡なのにアルコール度11度!)、
そして凝縮感もハンパない。

このリンゴの蜜のような甘さのあるスパークリングに弱くて。
でも、基本的にシャンパーニュの一部でしか味わえない…
と思ってたら、こんな身近に!

非常に複雑。泡なのにタンニンも感じれます。
酸も、それほどではないけれど確かにあって。
複雑さということで言うとナンバーワンでしょ。

泡が好きでない奥さんも、コイツは高評価。
「まさに北海道を感じるワイン」と最大レベルの賛辞。

「この後、やらなきゃいけない仕事がある」って言う彼女に、
2杯目を飲ませるなんざ、正気の沙汰ではない。

出会えてよかった。
これは間違いなく名品ですよ。

ブラボー!

やはりこの凝縮感は前のヴィンテージよりも一段上になっていると感じる。
林檎のような、果実感がギュッと詰まっていて、香りが爆発する。
一口目からインパクトがあって美味しいし、時間と共に変化も楽しめる。
泡も細かくなっている気がするな。非常に美味い。

ぱやぱやぺてぃあん

ぱやぱやぺてぃあん2018

さて、ワインヘリテージのワイン紹介。

毎年長蛇の列、からの速攻で試飲終了のブースから攻める。

今年も農楽蔵さんからです。

こりゃまた、いつもに増して、ゆるーい雰囲気のエチケット。
名前も「ぱやぱやぺてぃあん」です

ペティアンの名の通り、微発泡のワイン…
というか、泡はほとんど感じない程度。
ナイアガラっぽさがありつつも、爽やかで清涼感に満ちている。

乾杯や、スタートを祝うのにピッタリな1本。
うーん、このゆったりした味わい、個人的には大好きだな~。

この後飲むワインにも期待感が高まる1杯でした。

オーノラ・ブラン

オーノラ・ブラン2017

2019年2月試飲。

鹿肉のワイン会1本目。
初めて飲む函館の農楽蔵のアイテム。

料理を注文して、待つ間の乾杯ワイン。
なんて贅沢なウェイティング・ドリンクなんだ笑
ナイアガラで作られてるとのことで、ラロと共通点を感じる。

でもこちらの方がおしとやか。
ナイアガラって、香りも味わいも主張が強いが、
こいつはうまく抑制が効いている。
なんとまぁ涼やかな味わい。

いくらでも飲みたくなるな。
のっけから、インパクト抜群の1本。最高のアペリティフです!


白ワイン

ノラポン・ブラン

ノラポン・ブラン2012

014年8月末に、農楽蔵ののらぽん・ブラン2012。グラスで700円。
アロマティックでいい。林檎の香りがふわりとただよう。
酸はやっぱり北海道のテロワールですね。
バランスの良さはピカイチ。

ノラポン・ブラン2013

硬質な酸は農楽蔵、ひいては北海道の象徴でもある。
甘味はほとんどなく、高貴な印象を受ける。
これがケルナーからできていると聞いて驚き。
正直、ケルナーは本場ドイツよりも、北海道の方がうまく使っている。

 旨みも感じさせるので、和食との相性もいい。
豆腐の入ったスープと合う。
和食で晩酌をするときは、ぜひそばにいてほしい1本。

ノラポン・ブラン2014

合わせたのはノラポン・ブラン。
最近、かなり農楽蔵を満喫しているな。

ファーストアロマはリンゴ。蜜の味わいもある。
酸は(農楽蔵の中では)強め。
僕はこういうドライさが好き。
奥さんは甘めのが好きなので、反応はやや薄い。
ウチは白の好みがビミョーに違うのでややこしい。

酵母の香りかな。
醸造しているときに感じる香りもある。
こういう香り、大好きなので、やみつきになる。

しかし、このノラポン・ブランは熟成で本領を発揮するかも。
以前、「農楽蔵は早飲み派」と書いたけれど、
このノラポン・ブランに関しては酸の角が取れてからにも興味あり。
非常に深い白に変化するのではないか。
ん~、熟成用にもう1本欲しいな(笑)

そして料理は…

ノラポン・ブラン2015

グラスに注ぐ段階からわかる、華やかな香り。
今回のメンバーで飲むのはほぼ自分だけなのに、
(帰りのドライバーをやってくれる奥さんに感謝…)
グラスにあると飲まずにいられないのが農楽蔵だな。

軽やかなタッチ、小気味の良い酸、華やかな香り…。
やっぱ外さないわ。
基本的に早飲みが有力だな。
乾杯にも使えるバランスの良い1本。

で、今年のヴィンテージということで感じたことは、
意外に奥行きがあって、あれ何か熟成もするんじゃ?という印象。

白の熟成って、酸の角が取れてまろやかになる感じだから、
それほど酸の強くない農楽蔵の白にとって、
熟成ってあんまり力を与えない…と頭では思うんだけど。
それでもヴィンテージを追うごとに、熟成に向く造りになってる気がする。
タフそうというか、表情が変わっていくんじゃないかという期待感。
熟成で世界観が一気に広がる白もあるし。
(タキザワさんのソーヴィニヨン・ブランとかそうだったな…)

いや~、本当にヴィンテージごとに進化してくれる!
農楽蔵があってよかった!(笑)

合わせたのは、函館の農楽蔵。ノラポン・ブランの2015。
ホワイトデーだけに白ワイ…まぁいいや、それは(笑)

アルコール度も低めで、果実味が豊富でうますぎる。
リラックスして飲める。
液面には現れないけど、口中でわずかに感じる発泡。
吹かないように、スクリューキャップになりました。

まるで実家のような受け入れられ感。
トロピカルフルーツの味わいが口いっぱいに広がって、
もうバカンスのような気分ですよ。
はー。たまらなくウマイ。

海と浮き輪。ノリノリですね(笑)
このエチケット大好きだ。
「洞爺グラフィック」さんの作品です。素敵だ。

柑橘のアロマ。そしてリンゴの蜜のような甘さ。果実の香りに溢れている。これは癒される味わいだわ。
てんぷらや豚しゃぶという、割と個性の強い料理にも負けない芯がある。さっぱりしつつ、力がある。理想のワインだと感じる。
基本は骨格がしっかりしたドライなワイン。でも、優しい甘さも感じるんだよな。力が湧いてくるわー笑

ノラポン・ブラン2016

2019年1月。

農楽蔵のノラポン・ブランです。北海道らしいケルナーやミュラー・トゥルガウで造られた白。
アロマティック品種なので、ブドウ由来の桃などの香り、(個人的に「ネクター」のジュースと共通点を感じる笑)あとは蜜のような甘み、それでいてすっきりとした酸が特長。
アルコール度も高くないので、ラストでもしっかり楽しめる。

農作業のシーズンは、なかなかワイン会やるのも難しいが、冬の間は勉強も兼ねて、ちょくちょく開催できると良いな。
久しぶりのメンバーとも飲みたい。希望の方はぜひお声掛けを笑

ノラポン・ブラン2017

2018年の8月試飲。

北海道ワインアカデミーにて。

左側の方ですね。農楽蔵を代表するアイテムです。生産量もまずまずあるので、本州も含めて流通してます。

限りなく透明に近いイエロー。わずかに感じる発泡は、亜硫酸を使わない代わりに使用している、炭酸ガスの影響とのこと。
なぜかまたタンクの前に立って試飲。栗澤ワインズでもプレス機の前にいたような笑なにか癖があるのかもな。

白は全て除こうナシ。灰カビは健全なら残している。ボディをつけるのと、酸とのバランスで。
うむ。いつものリンゴのアロマ。酸といってもトゲトゲしていないのは、リンゴ酸が意外に多いからかも。
ブドウは余市のケルナー。
香り高く、第1印象からキュート。味わいも良くて、人当たり良い。そりゃモテるわ笑
早飲みしてもバッチリ美味い白です。


ノラ・ブラン

ノラ・ブラン2012

色は薄いイエロー。

コクを感じる深さと、心地よい酸。
シャルドネで作られていて、「これだけを作りたい」というこだわりの1本。
余韻が非常に長く、何分も続くので、会話が途切れがちになる(笑)

樽香もわずかに乗っている。
香ばしいトーストの香りをほのかに感じるので、
バゲットを何枚も食べてしまった。良く合う。

こだわりを感じる、最上級の1本。

個人的に、エチケットのネコの絵もかなり好きです。

ノラ・ブラン2014

いや~、農楽蔵の抽選にも外れ、
もう今年は飲めないかと思っていただけに、感動の1本でした。

夏場のトマトが余っているときに作り置いて、
冷凍してあったトマトソースを使って、
アンチョビを加えたパスタと共に。

アタックが強く、芯の強さとアルコールを感じる。
アルコール度も13%なので、北海道ワインの白の中では、
かなり強めですね。

そして樽香。バニラの香りにうっとりさせられる。
農楽蔵の魅力は品の良い甘さにあると思う。
甘さを感じるワインはどちらかというと僕の好みでなく、
シャープな酸を感じる白が好きなのだけれど、
農楽蔵だけは例外。品が良くて心地よくて、
うっとりと身を任せたくなるような甘さです。

で、ふとエチケットを見て。
ああ、そう。こういう女の子のような猫。
こういう雰囲気ですね

深いコクもあるので、オリーブに合うかと思ったが、
ちょっとオリーブと合う感じではない。
どちらかというとカボチャの煮ものと合う感じ。
パスタのアンチョビとも、なかなか相性は良かった。

さすが、段違いの味わいでした。
素敵な1本。
countrylifeさん、ありがとうございました!

ノラ・ブラン2015

2017年4月。

ワインも最高にうまかった。
新しいワインなので、まだまだ元気。
サーヴした瞬間、液面にふわっと泡が残る。
微発泡というには儚いほどの泡。
口に含むと、チリチリと泡の名残を感じることもできる。

そして香りと言い、味わいと言い、なんともフルーティー。
バスケットいっぱいのフルーツの香りを嗅いでいるようだ。
柑橘、トロピカルフルーツ、熟した林檎…。

アルコール度数は14度だが、まったく感じない。
すいすいと飲めてしまう濁りのある白。
ボトルは寝かせてあったが
(スクリューだから関係ないけど、つい習慣で…汗)
それでもビン底は濁りがあって、色合いが白くなっていく。

そのあたりの、少し苦味のかかったところが好きなんだよな~。
新年度。新たな出発を祝ってくれるようなワイン。

ブランは、やはりクリーンな味わい。
爽やかなんだけど、甘さもあり、そして説得力がある。
この果実感というか、トロピカルフルーツ感がそうさせるのか。
このキレイに伸びていく余韻は最高だな。
北斗市の農楽蔵の農場のシャルドネが90%使われている。
この年が、自家農園の実質初成りらしく、
粒が小さめだったことが、この味わいを生んだのかもしれない。

農楽蔵の白も、フルーティーでスイスイ進む。
どちらかと言えば白は酸が立つ方が好きなんだけど、
リンゴのアロマのする、この甘めの白が大好きなんだよなぁ。
飲み始めたら止まらない。
もうボトルが1本空いてしまうワインです。

高めから注ぐと、微発泡していることが分かる。
わずかな泡、ビン底の濁り、優しい味…。
そのすべてが僕を包み込んで、癒してくれる。

素敵な夜だ…。

ノラ・ブラン2017

2018年11月、Tepp’sワイン会のワイン。

大好きな農楽蔵の白。

あれ?農楽蔵らしさがない…というか、味わいも酸だけが突出。しかも、あまり気分の良い酸でない。
慌てて歌市内の遠藤さんに聞く。すると、これはかなり還元的とのこと。味覚が鋭敏な人にとっては、「萎えるレベル」とのこと。
これはアンラッキーだった。果実味爆弾を期待したんだが。
スワリングすると、かなり香りが出てくる。デキャンタしてサーヴが正解だったな。今更だけれども。。。
ま、次の出会いに期待です。

ノラケン・アンフュ

ノラケン・アンフュ2014

これを飲んだ後のメモには、ただ一言「香りが饒舌」と書いてました。
ほんと、酔ってる自分は上手いこと言うなぁ笑
すごく様々な香りがするんです!
これがケルナーの単一とは、うまく理解できないです…。
とにかく、香りの変化もあるし、覚えきれないほどの香りの要素。
絶対にアッセンブラージュか、もしくは混醸だと思ったな。

だって、ゲヴェルツみたいな芳香もあるんですよ!
これを飲むと、無口になります。
ワイン会向きじゃない笑
考えこんでしまいます。

清涼感、酸の感じはケルナー。
北海道のケルナーは一押しだけど、これはその魅力を完璧に引き出している。
恍惚とした気持ちにさせてくれる1本。

ノラケン・アンフュ2015

ノラケンのアンフュ。
こいつもケルナーですね。
いや~、本当にここで酔わせてもらったな。
ノラケンの赤と白で身も心もトロトロですよ(笑)

香水のような香り(この香り、電車でも思い出してニヤついてしまったな)
そしてキレイな酸、バランス感。
本当に優等生だと感じます。

まだまだ北海道のワインは成長して行ける。
もっと多くの人が道産のワインにハマっていくんじゃないかな、
とコイツを飲みながらしみじみ考えてしまった。

今回のイベントの参加者は300人とか。
タクシー・電車だけでも結構な経済効果があっただろうし、
今後、飲食店なんかも参加してくると、
もっと大きなイベントになってきそうだな。

ノラケン・アンフュ2017

ワイン・ヘリテージで飲んだワイン。

バニラのような甘い香りがふわりと立ち上る。

樽が効かせてあるのだろうか?

ゆらりとしていて、揺蕩うような美味さ。

とりあえず農楽蔵さんの出品3本のグラスを確保したので料理も。

今回の京王プラザホテルさんの料理は、

北海道のワインに合わせることを強く意識していたように思う。

白を合わせるための魚を中心とした海鮮料理が豊富で楽しめた。

特にこの鯛のパイ包み焼きは、あっさりしているが淡泊でない。

まさに農楽蔵の白のためにあるような料理。

うーん、これぞマリアージュ。

最高に楽しめました!

ノラケン・ブラン・グリ

ノラケン・ブラン・グリ2017

さて、ワインヘリテージのワインの紹介。

初めて飲むアイテム。

これまで飲んできた農楽蔵さんの作品に比べて、

力強く、説得力があり、香りの主張もかなりのもの。

名前に「グリ」と入っているが、品種にピノ・グリが使用されているのだろうか?

だとすると、このパワーも頷ける。

だとすると、このパワーも頷ける。

日に日に進歩を続ける北海道のワイン。

それを追いかけ、支えていきたい!と改めて実感しました。

赤ワイン

ノラポン・ルージュ

ノラポン・ルージュ2012

014年8月末に、飲んだのはノラポン・ルージュ2012。グラスで800円。
香りも味も個性を感じる仕上がり。
料理に非常に合わせやすい感じ。
今回も、どの料理ともバッティングしなかった。
タレであろうと、牛肉であろうとOKな感じ。

一番魅力に感じたのは複雑性。
日本の赤ワインでは、なかなか複雑な味わいを感じれない。
奥深さという感覚を抱いた、貴重な赤。

ノラポン・ルージュ2013

農楽蔵ワイン会も、いよいよ赤に進んでいきます。
ここからはなんとマグロの漬けちらしと合わせて。
合うのか…?と懐疑的でしたが、結果は◎です!

色合いはきれいなルビー。

グラス下の影、すごくキレイ。まるで影絵のよう。

メルローとヤマ・ソーヴィニヨンのアッセンブラージュ。
個人的に、このセパージュは大好きだわ。
北海道のメルローはどうしても線が細く、
優男みたいな印象になってしまうんですが、
そこに少し山ブドウかヤマ・ソーヴィニヨンが加わると、
俄然、りりしい感じになってくる。

今回はメルロー比率が高めかな?
ライトな赤で分かりやすい。
とっつきやすい赤ですね。

ノラポン・ルージュ2017

2018年8月のワインアカデミーにて。

この6月に瓶詰、6月末にリリースされたばかり。最新ヴィンテージですね。
色合いは薄く、向こうが見える。軽やかではあるが、奥に揺るがない芯がある。ジューシーさを感じる。農楽蔵の中では最もポピュラーなノラポンシリーズ(それでも手に入らないけど…)。それだけに気さくな雰囲気がある。
第1印象はピノ・ノワールかと思ったが、上記の要因から、似てるが収量取れるツヴァイと予想。
正解はメルローメインの4割ほどツヴァイ。タンクで醸し、満量詰め。
スクリューキャップを採用してるのは、亜硫酸不使用なので、ボトル差をなるべく無くすため。
あとは作業面で、瓶詰後すぐにコンテナ詰めできるから。(コルクだと馴染むまで2晩ほど立てて、その後にまた寝かせることになる)
最近の流行りのディアムは、まだ様子見とのことです。
吐器が用意されていましたが、誰も吐く奴はいない。そりゃそうだわな笑最高の赤だもん。

ノラ・ルージュ

ノラ・ルージュ2014

農楽蔵の赤ですね。2016年3月と5月で2度。

我が師匠がグラス1杯分をくれるというメールを見て、
記録的な暴風雪の中、仕事帰りに(真夜中に)ワインを頂戴しに。


用事があったので、いったん札幌駅まで行って、
戻ってくるという手間のかけよう。
「赤ネコ飲む?」という言葉に誘われて、
吹雪の中、フラフラしてました(笑)

やはり香り高い。
雪の中に刺さっていたので、少し温度が上がったくらいが飲みごろ。
香りはまさにエレガント。

農楽蔵は、一言で言うと「調和」だな。
こういうハーモニーは不思議だ。
飲んでみると、「これしかない」と思う絶妙のバランス。
でももちろん、自分で作るのは本当に難しい(のだろう)。

いいな。すごく素敵だ。
がんばって吹雪の中、車を走らせてよかった。

農楽蔵は開けた瞬間から、
「ああ、これは良いワインだわ」という香り。
そういうワイン、いくつかありますよね。
ボルドーならシャトー・ヴェイシュヴェルが。
ブルゴーニュならフレデリック・マニャンが。
そして日本なら農楽蔵が。
いわゆる会った瞬間に恋に落ちる、一目惚れ系です。

ボトルは立てて置いたので、
色あいは飲み進めるごとに変化します。
最初は明るく、光を通す赤。
最後は濁りが出て、深遠な濃い紫に。

味わいも最初は酸が目立つが、2~3度のスワリングで落ち着き、
甘やかな果実味の主張が目立ってくる。
第一印象はツンとしているのに、付き合っていくと甘い。
1本のボトルでも変化が楽しめる。
後半は澱の影響もあって熟成を感じる。
落ち着いた、陰性のブルゴーニュのよう。
静かな、深い森だよね。

奥さんも「個性的。個性的なのに、とてもおいしい」と。
個性というのは両刃で。
時として批判的にも使われますよね。
(褒める時が見つからないときは個性的って言っとけ、みたいな)
でもコイツは、一発で農楽蔵とわかる香り、
他には無い特徴的な香りと味わいなんだけど、
みんなが間違いなく美味しいと感じてしまう。

なんなんでしょうね、これは。
ありえないものが両立しているような。
そんな感覚に陥る。

最初の1杯から、最後の1杯まで、
あまねく楽しませてもらいました。
(個人的にはボトル上部の澄んだキレイさより、
 ボトル底の方の濁った渋さが好きだ)

これはスゴイわ。最高の1本。

ノラ・ルージュ2016

2016年といえば、空知エリアは台風もあって大苦戦の年でしたが、
函館は割と良いヴィンテージとのこと。
メルローが60%、ピノは40%。
ほぼすべてが除梗されているとのこと。

果実由来の甘さも感じつつ、タンニンが引き締めてくれる。
このタンニンがこなれるのを待つのも楽しそうだし、
今の味のバランスでも楽しめると思う。
個人的には、そろそろ飲み頃だと思うな。

ピノによるライトな感じもしっかりあるが、
決して薄いという印象は受けない。
メルローもピノも、僕の大好きな品種。

それがこうして、絶妙のダブルスを組んでいるのを見ると、
最高に幸せな気分になるんだよな~。

ノラ・ルージュ2017

2018年12月試飲。

農楽蔵の赤です。ヴィンテージは白と同じ最初2017。
ルージュは最高に良い。
これで17とは思えないほどの力。
香りも強く、まるで花束だ。
味わいも深く、複雑。
それでいて濃すぎない。
好みにドンピシャリ。
さすごだわー。
帰りの電車、ずっとコイツの思い出に浸ってた。
顔がニヤけてなければ良いんだが。
ただの変なヤツになってしまうからな笑
さすがの1本です。

ノラ・ルージュ・ゼロ2015

2017年1月。

1本めとほぼ同時にあけておいて、
ピザのタイミングに合わせて、サーヴのイメージで。

ノラケン・ルージュ

ノラケン・ルージュ2015

7月に行われた、「ラ・フェット・デ・ヴィニュロンズ・ア・ヨイチ」
というイベントにて。

すごいな。ノラケンがドン!と置いてある。
スタッフの人が両手にノラケンを抱えて走ってたりすると、
シーラカンスの大群を見たような気分になる。

これもツヴァイゲルトレーベなんですね。
これまた、ここまで飲んできたツヴァイとは違った顔を見せてくれる。
どちらかというと、パワーよりも繊細さが売り。

ここまでのツヴァイは、どちらかと言えばストレートな魅力。
パワーがあって、マッチョで、分かりやすいものが多かった。

こいつは筋肉質なんだけど、決して単純ではない。
味わいの奥にはしっかりと農楽蔵の共通する世界観がある。
それでいて(これはいつも思うんだけど)男性的。
ノラポンとかラロに比べて、男っぽい気がするんだよな。
そこが、魅力。

今日は、余市駅からのタクシーの乗り合わせで、
神奈川県から朝イチの飛行機に乗って、
このイベントに参加している人と同席したけど、
たしかにそこまでやりたくなる気持ちもわかるな~、
と、コイツを飲みながらしみじみ思っちゃいました(笑)

ノラケン・ヤマローネ

ノラケン・ヤマローネ2013

乙部町のヤマ・ソーヴィニヨンを1か月陰干しして作られている。
イタリアのアマローネから来たネーミングでしょうね。
陰干しして作るという手法も一緒だし。
亜硫酸無添加。

いつもなら、美味しいワインはクイクイと行ってしまう。
しかしコイツは、慈しむようにゆったりと飲んでしまう。
(奥さんには、「ワインは本来そういうモンでしょ」と言われた…)

フルーティーなんだが、軽さはちっとも感じない。
ヤマソー独特のビターな香りもある。
力強さはあり、理解しきれないような懐の深さもある。
今回、誘ってくれた鈴木さんいわく、かなりまとまって美味しくなっていると。
熟成を必要とするタイプのワインな気はしますね。

掴みかかってくるような強さがあるので、
タレと合わせて食べると最高だった。
特につみれとかね。力をもらえる赤だ。

本当、北海道は赤もウマイぞ。
最高の赤は、そうそう手に入らないのが難だけど。
飲めたら、必ず幸せになりますよ。
絶対です。

ロゼ

ラロ・スプマンテ・アロマティコ・ロゼ

ラロ・スプマンテ・アロマティコ・ロゼ2013

キャンベルとセイベルでできているロゼ。
ロゼと言っても、オレンジのような色合い。

爽やかなロゼで、甘みはほとんどない。
2気圧くらいの、微発泡という印象。
底には澱がたまっていて、味わいは変化していく。

僕の感じた印象では、ラムネのような印象。
飲み物ではなくて、あの白い塊のラムネ。
懐かしい感じの甘味が、ほんのりと。

海老のフリットと併せましたが、
ちょっと油っぽいものとの相性がいいかも。
ヴェレゾンは、料理との合わせ方もうまい。

子の合わせ方で、ワインがよりおいしく感じる。
女子受けしそうなロゼ。
色がもっときれいだと、なおよいか(笑)

ラロ・スプマンテ・アロマティコ・ロゼ2014

2016年2月に飲んでいます。

「楓」のピザに合わせて、
ワインは農楽蔵のロゼ泡を合わせました。
ヴィンテージは2014。1900円です。

モチっとしたピザ生地に、合うのなんのって!
アルコール度数も低めて口当たりが優しい。
このあたり、「楓」のピザとの共通点を感じますね。

ワインの色もそうですが、味わいからもカリンのような、
アンズのような爽やかな甘さと酸味を感じます。
これまた、酵母の雰囲気もあり、手作り感を感じるワイン。
ピザと同様、家庭的な印象を受けます。
プロっぽさがあるノラ・ブランなどとは違う魅力ですね。

エチケットも可愛くて、パーティー気分を盛り上げてくれる。
素晴らしい1本。

洗練されたシティーボーイのようなワインたち。
「農民」という印象のドメーヌ・タカヒコと、
僕の中では対極にある印象のワイナリー。
でも、両方とも好き、という矛盾が、
ワインならではですかね(笑)

ワイナリー訪問記

農楽蔵(醸造所)

2018年8月北海道ワインアカデミーにて訪問。

元々は印刷所だったらしいですが、
さすが函館、シックでお洒落だわ。

元印刷所の建物を使った街中ワイナリー。
北向きで両側が山なので、ひんやりした印象の屋内。
こちらの2階部分が裏の家の1階に当たる高さなので、
日も入りにくいし、気温も上がりにくい。

夏場は家庭用のエアコンで充分にしのげる。
冬はさすがに業務用のエアコンで15度くらいをキープ。
ワインには最適の環境ですね。

ほぼワンフロアで、手狭な印象ですが、
天井を抜いたところが2階になっていて、
使い終わった道具はリフトで仕舞えるところが便利そう。
面積より広く使えている印象。

農楽蔵は生産本数が全体で1万2000本くらい。
もう少し減らしたいと考えているとのこと。

全アイテムで亜硫酸は不使用。
そのために炭酸ガスとドライアイスは使用している。
サニテーション(洗浄)にも細心の気配りをしていて、
全ての道具で使用前と使用後は洗浄。
洗剤を使って80度のお湯で洗浄後、
最後は水で再度洗い流す。
樽洗浄機も使用。

この徹底ぶりがあってこその亜硫酸不使用なんでしょうね。

また、北海道という気候も不使用の助けになっていると。
気温が低いこと自体もそうだし、
それにともなってPHが低く(酸度が高く)、3.9くらいまでにおさまる。
これが予期せぬ微生物が働くことを抑制しているとのこと。

白ワインは除梗なし。
自社ブドウと買いブドウが半々くらいの割合。
灰カビ(貴腐菌)は残して仕込む。

赤ワインは除梗あり。
ボランティアのお手伝いにも来てもらって、
1~2週間で終わらせるとのこと。
梗を取るのは、
梗の味は農楽蔵のワインにはいらないからとのこと。

コルクは上位キュベのみで、
今はスティルヴァンのスクリューキャップをメインで使用。
亜硫酸を使っていないので、
天然コルクだとどうしてもボトル差が生じる。
それを避けるため。

あとはコルクだと打栓後すぐに横にできない。
1~2晩立てておいて、そこから横にする作業がたいへん。
スクリューだと即座に横置きでコンテナに詰めることができる。

この後は実際にワインを飲みながらお話を聞く。
その内容はこのあとボトルと共に紹介します。

天然酵母を使用しているので、
ブドウが慣行栽培か自然農法かで、
発酵しやすさが違うという話とか、
畑と醸造所が離れている理由とか、
(出身地ではないので、飲食店に近いところにいたかったから)
面白い話がたくさん聞けてよかった~。

文月ヴィンヤード

農楽蔵の醸造所からバスで移動して、
農楽蔵さんの自社畑、文月ヴィンヤードへ。
ここで旦那さんの佐々木賢さんの話を伺う。

なんだか凄く懐かしい雰囲気。
生えてる草の感じとか、風の運んでくる匂いとか、
本州で馴染んでる雰囲気に近い気がする。

ブドウの守り神、バラも1株。
小さな軽トラと、夫婦2人で回せる面積、
実働2ヘクタールくらいの畑です。

佐々木さんは2011年に夫婦で就農。
2012年に大多数の樹を植えたので、
6年目ということになる。

自分の好みに合った場所を探して、
この地にたどりついたとのこと。

シャルドネの適地を求めて、
長野の東御や、山形の標高高めのエリア、
そして道南の中から選んだ土地。

選んだのは、ここ道南だが、
実は積算温度では余市や岩見沢と同じくらい。
夏30度超えないし、7月末からが暑くなる。

ヴェレゾン後、温度上がるが上がることと、
北斗は冬寒く、雪多いのが良い。
平均80cmから1mくらいは積もる。
凍害の心配はほぼないのが利点。

乙部はシャルドネに向いた土地だと考えているらしい。

大野平野はヴィニフェラの栽培は明治以降。
歴史の無い土地だからこそ、工夫が必要。

北海道が生んだ「斜めの仕立て」と、
本州の春剪定を組み合わせる工夫をしている。

土壌は重粘土で、樹勢は弱め。
土壌改良は牛フンのぼかしなど。
あとは赤クローバーのタネとか。

5年に一度、石灰を入れる。
粉状の石灰を2mmくらいの厚さくらい入れる。
現在、PHで6.0くらいになっている。
PHはそれ以上はあまり気にしていない。

現在の品種は8割がシャルドネで、
1割はピノ・ノワール、残りが試験品種。
混植ではピノ・ブーロやモンドゥーズなど。
ラベルに品種は書かない。
混植にしていきたい。

新しく始めるなら、
クローン、台木、土地選びが重要。
クローンは樹勢強ければ101-14、
粘土質でS.O.4、テレキ5Cがよい。

台木は畑の状況と、どうしたいかによる。
反収減らしても充実した実がほしいなら密植。
畝間は軽トラが入れるように2.5m。
今なら2mでもよいと思っている。
この条件なら、テレキ5BBは有望度低め。

赤品種ではグロワール・ド・モンペリエ。
樹勢が弱くなるので。
ただ、1~2年は我慢が必要だけど。
3309もまずまずあり。

白品種は収量を取っても品質は落ちにくい。
101-14やテレキ5C、S.O.4なんかが良い。
特にS.O.4はすごく良いと感じている。

ブルゴーニュでは嫌われている品種だが、
PH低めだと案外よいのかもしれない。

シャルドネのクローンもいろいろ試したが、
クローンによる差というより、
その土地に合うか合わないかの方が大きい。
それでも強いて言うならシャルドネ95は良いと感じている。

畝間2.5m、株間1.5mくらいか。
そして主枝が真っ直ぐに立つ仕立て。
補植は良い枝から取る。
3〜4年で、その土地に合う植生になる。

有機認証は取っていないが、
明日取れと言われたら取れるレベル。

草刈りは年に2〜3回。
どこかに益虫が逃げる場所がいるので、
一気に刈ることはしない。
1回を4度くらいに分けて刈る。
圃場周り、通路、畝周り、株元、という感じ。
生態系を壊さないように。

年に7回くらいボルドー液を散布。
コサイド・ボルドーとICボルドー。
アヴィヨン、Zボルドーなど。
あとはパラフィン系の展着剤。
風通しを考えて、副梢は出さないが、トップは放置気味。
落とすの遅めにして、開花直前の摘芯。
一度で決めたい。

除葉は東側の房下のみ。
8月3週くらいからハサミでとる。
房を1つ1つ見るのは大切。
房の直上は栄養を送る大切な葉。
これは落とさない。

害虫としてはカスミカメ、アカガネサルハムシ、
ハモグリダニ、ブドウトリバなどが出る。
特にブドウトリバとの戦いと言えるが、
最近は害が減っていると感じ

自然派で小規模の栽培。
自分の手の届く範囲でのブドウ造り、
というのが体現されていて、
非常に興味深かった。

いや~、ほんと、勉強になるわ。

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ハウメ・セラ(スペイン・泡)

普段いかないところに行ったので、
いつものスーパーとは違うスーパーで買い物。

で、ハウメ・セラ見つけてきました。
税抜550円とは安い。

コストパフォーマンスが良いというか、
これほどバリューなワインは無いと思うな。
少なくとも1000円切るワインの中では五指に入る。

余計な甘さのないドライな仕上がり。
料理の邪魔をしないし、単独で飲んでも大丈夫。
泡も強すぎず、弱すぎない。

ちょくちょく飲んでも大丈夫な感じの、
極めてニュートラルな泡です。

暖房効かせて、キンキンに冷やして飲むとウマイ。

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2020年までのまとめ~ドメーヌ タカヒコ/ワイン以外編~

昨日の投稿で飲んできたワインをまとめたので、
今回の投稿ではそれ以外の、
インタビューや収穫祭、訪問記などをまとめます。

訪問記

僕が北海道に移ってきて、最初に訪問したのが、
他ならぬドメーヌ・タカヒコでした。
ちょうどブドウの花が咲き終わって、
緑色の小さな実ができ始めていた季節です。
忘れもしない2014年7月ですね。

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まだ大阪の夏のような恰好ですね(笑)
そして観光客のようにはしゃいで、記念撮影。

アポを取って訪問したものの、
まさかタカヒコさん自身に案内してもらえるとは思わず、びっくり。
畑を1周しながら、聞いたことには何でも気さくに答えていただきました。

機械を使わないこと、樽香が好きではないので新樽を入れないこと、
そして、
「ワインはブドウで10割決まる。だから良いブドウを造りたい」
というポリシーという言葉。
今から考えれば、ここが僕の原点かもしれません。
「10割…」と考え込んで、次の質問が出てこなかったことを覚えています。

ちなみにこの時、まだドメーヌ・タカヒコのワインを
飲んだことはありませんでした。
そのことを正直に伝えて、苦笑いされたのを覚えています。
大阪で聞いたことがあるのが、ドメーヌ・タカヒコだけ、
というミーハーぶりでした。。。

収穫祭

収穫イベント(2015年)

12日(日)はドメーヌ・タカヒコで収穫祭。
50人のボランティアの募集が、たった2日で締め切りという狭き門でした。
メール会員に登録&即レスで応募してよかった~。

というわけで、札幌市を朝7時半に出発。
天候も快晴で、最高気温18度と、
ここ2週間で最高の気候に恵まれました。
北海道の秋は西高東低の気圧配置で、特に余市は雨がち。
この収穫祭では初の快晴とのことです。

9時過ぎに到着。畑の隣を臨時駐車場として案内されました。
お揃いのトレーナーを着たボランティア・スタッフもいて、
案内もスムーズ。

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畑はかなり傾斜がきつめで、日当たりの良い場所。

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ワイン畑から海も臨めます。
海の見えるワイン畑って珍しいですよね~。

そして今日のタイムスケジュール。
9:00- 受付開始
9:30- 作業スタート
11:00- 休憩
11:15- 作業再開
12:00- 昼食休憩
13:15- 作業再開
15:00- ワイナリーで手除梗
15:30- 足で破砕

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ワイナリーには、ワインの箱も準備されている。
到着早々に、今日収穫するピノ・ノワールの、
ブラン・ド・ノワール2013(去年のものですね)を試飲。
来年のワインにイメージを膨らませながら、収穫を始める。

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ワイナリーにはブドウの一覧も。
勉強になります。

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曽我貴彦さん。説明もわかりやすいし、ユーモアも交えながら、
ワインの知識と収穫の手順や注意点を話してくれました!
魅力にあふれた人ですよね~。

収穫は、ハサミでブドウの房を傷つけないように切り取り、
健全果(赤ワイン・「ナナツモリ」用)と、
灰カビで貴腐化したもの(白ワイン用)に選別してコンテナへ分けていく。
選果しながらの収穫ですね。

収穫しながら1つ2つつまみ食いをしましたが、
めちゃくちゃに甘い!
糖度は22度以上に達しているとのこと。
コカ・コーラが糖度11度なので、その甘さにはびっくり。

薄いゴム手袋をはめて作業するんですが、
それでもブドウの果汁でベットリ。なかなか大変な作業です。

プロのみなさんなら、1列あたり1人で4時間とのことですが、
我々は4人で両サイドからせめても1時間で1列終わらず。
休憩の際にペースアップの号令も受けて、
なんとか予定のところまではやりきったか、というところでした。

昼食時にたくさんワインを試飲させてもらって、
ほろ酔いで午後の作業に。
15時くらいで収穫は切り上げて、ワイナリーに戻る。

そして手での除梗にチャレンジです。
コンテナを置いて、腰かけてブドウから茎を取り除いていきます。

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今回は手袋をはめずチャレンジ。
普通のワイナリーなら機械で除梗しますが、
農楽蔵や10Rなどは手除梗を行っています。

ぶどうのエキスで、手が薄紫色になりました(笑)
ドメーヌ・タカヒコでは、基本的に除梗はナシなのですが、
「こういうのも面白いかな」と200kgくらいは除梗。
少しアッセンブラージュしてみる、という感じの、
試験的な造りのお手伝いですね。

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そして50人で頑張って、完成したのがコレ。
これを足で破砕していくわけです。
機械でやれば、あっという間のこういう作業。
そこに手間をかけるというのも面白いですね。
しかし、一般的な体験では足にビニール袋をつけたり、
きれいな長靴を履いてやったりしますが、
今回はマジな素足(もちろん洗いますが)。
その理由について、貴彦さんが語ってくれました。

——————————————————————————
微生物っていうのは、種類によって適する環境が違うんですね。
たとえばパン工房を立ち上げる方も、
ジュースだったり、生地だったり、じゃがいもだったり、
それぞれ個性が違ってくる。
なぜなら、固体・液体・固体と液体の混ざったもの、
それぞれの環境で酵母の種類も働き方も違ってくる。

酵母だけでなく、乳酸菌なんかも同様。
自分のワインの発酵の中で大切にしているのは、
いろんな菌を動かすこと。

だから、亜硫酸の無添加ワインを作りたいのではない。
亜硫酸を最初に入れてしまうと、亜硫酸耐性酵母しか働かない。
自然界には亜硫酸耐性のある酵母は少ないので、
どうしても乾燥酵母とかになってしまう。
他の菌も、もちろん亜硫酸耐性のものしか働かない。

そういうことをすると、うちのように、いい加減なワイナリーでは…
うちは発酵もいいかげん、樽貯蔵も汚いですよね(笑)
こういういい加減な蔵だとワインが負けちゃうんですよね。

たとえば人間でも、無菌的な環境で育った人が、
汚い、自然な環境に出ると、コテっといっちゃったりしますよね。
あるいは野菜工場のように無菌的な環境の場所では、
牛糞を入れただけで、そこの野菜は全滅してしまう。

それと同様に、自然界というのは、ある意味で汚い場所。
クマが糞をしたりするが、そこにある木は枯れたりしないし、
土のバランスも保たれている。
ワインも同様に、きれいなことをしてしまうと、
「靴では入らないでください」「この帽子をかぶってください」
「アルコールで洗い、サジテーション(消毒)をしてから醸造します」
「樽も3年経ったら変えないといけない」
というワインづくりになっていきますよね。

うちは樽も10年選手がいますが、
とにかく子供と同じように、汚い・自然な環境で育てたい。
できるだけたくさんの菌を動かしたい。
1種類、2種類ではなく、10種類、100種類と動かしたい。

だから今日も除梗して踏みますが、
そうするとジュースのように液体ばかりになってしまうんですね。
液体が中心に動ける菌しか動けなくなる。
そういうのはあまり好きではない。
ただ、そういうものがブレンドの中に少し入っているのも、
おもしろいかなって思っています。

ただ、ワインの赤い色は除梗した方が濃く出るんです。
梗にカリウムという成分が入っていて、
それが濃い色を出してくれます。
ただ自分は濃い色に美味しいイメージがなくて、
全房での発酵による薄い色は嬉しい。

うちは年間7トンくらいの収穫で200リットルをこうやって、
試験的に除梗して発酵しています。
楽しんでもらえれば、という感じですね。
—————————————————————————————-

このあたりのこだわりが魅力ですね。

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で、足での破砕。子どもたちが嬉々として取り組んでいました。
フランスでは踏むのは処女のみ、ということですが、
今日はおっさんも含めて、みんなで踏み踏み。

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で、液体が多くなったものを、プラスチックのタンクに。
そこで熟成を行っていくわけですね。

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みんなでバケツリレー。
そんなシーンが、「ぶどうのなみだ」にもありましたね~。
バケツがカラフルなのも、また面白い。

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で、ドライアイスを入れたタンクに詰める。
ドライアイスを入れるのは、もう少し後に発酵させたいから。
温度を下げ、酸素を抜くことによって、発酵を遅らせる。
ちょっと特殊な処理ですね。

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で、発行するときに発生する炭酸ガスはどうするかと言うと。
最近は便利なグッズがたくさん出てきているんですね。
これが、発酵弁。水が入っていて、炭酸ガスは抜けるが、
空気は入ってこないというアイテム。
これをつけて、外に置いておくわけです。

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もちろん、普通の樽もあります。
「ナナツモリ」になるピノ・ノワールは、こちらで熟成。
来年の完成が楽しみですね。

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結局、みんなで収穫したのは3トンくらい。
出来上がりが楽しみ。
最後にみんなで記念撮影して、拍手でお開き。
ぜひとも、次回も参加したいですね~!

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最後に、ドメーヌ・タカヒコ産のクリを拾わせてもらいました。
奥さんはクリが大好きなので大喜び。
たくさんもらって帰って、ワインのお供にしましょう!
ワインを満喫した1日でしたー。

収穫お手伝い(2016年)

10月は収穫祭もあるのですが、今回はあえて外して、
少人数のボランティアの方に参加。

19日(雪が降る前の日)に、
ドメーヌ・タカヒコに収穫ボランティアに行ってきました。

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僕の道産ワイン好きの原点とも言える場所。
今年は節目の年なので、ぜひ参加しておきたかった。

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今年はタフな天候で、バラ房が多くて、収量は少な目。
しかし、色合いといい香りといい、品質はとてもよさそう。

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天候も良く、まるでピクニック。気持ちいいな。

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収穫用のコンテナも準備して、みんなで収穫。
今回は平日のボランティアなので、10名前後の少人数制。

半日収穫したところで醸造所へ。
なんと、樽試飲をさせていただきました。

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ヴィンテージは2015。
サンスフルで行くとのことで、亜硫酸塩は不使用。
かなりパワーがあるテイスト。タンニンを強く感じる。
これまた長熟しそうな予感。
飲むまで待つ忍耐が無いと楽しめないかも(笑)

昼休みには栗の木に。

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大きな栗の木の下で。

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栗も食べごろ。大きな実がたくさん落ちています。
許可をもらって拾わせてもらって、家で料理しよ。
奥さんは栗が大好きなので。

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後半戦も一気にやりきり、なんとか本日のノルマ達成。
天候も良くて、良いコンディションでの収穫でした。
灰カビも少なくて、良い感じ。

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今年は紅葉がキレイ。
こういう年は大雪が来るとのこと。
雪虫も飛んでるね~という話をしていたら、
この次の日は雪でした。
当たるもんですね。

ということは、大雪説も当たるのだろうか…。
こわいな。

いや~、それにしても、久々に丸一日楽しめた!
コンテナに座りすぎて、太ももの裏が痛くなった(笑)
腰も筋肉痛の予感だし、体力が下がっているな。

楽しかった!

…ちなみに、上記の大雪説は当たりでした。
12月の大雪はハンパなかった。。。
札幌の交通機関マヒしてたもんな。
自然はいろいろメッセージを送ってくれているんだな。

ワイン・アカデミーでの講義

栽培編

2018年のワインアカデミー参加の際の記事。
旧ブログより引っ越し。話の内容は僕のメモに依存してます。

畑の概要

面積は4.5ha、植栽は2.5ha。
余市の平均面積が6.5haであるから、やや小さめ。
1人で管理できる面積を意識している。
現在は研修生も含めて2人で管理なので、少し余裕あり。
実感としても2haを超えると、手が回らなくなる時があるとのこと。

収量は少ない年で8トン、多ければ13トンくらい。
植えてある葡萄品種はピノ・ノワール。
ドイツ系やスイス系のクローン、
マリアフェルダーなどの大きい実をつけるものを中心に。

寒暖差が大きく、結露しやすい環境では栽培しやすいから。
全体の3割〜4割はMV6。
ディジョン・クローンは余韻を含めた味わいは良いが、
実と実が密着し、灰カビ率が高くなり、収量も低くなる。
クローン13系統を利用し、収穫時期がズレるようにしている。
おおむね10月20日~30日の収穫となっている。

クローンの違いによって、花ぶるいの起こりやすさや、
病気のなりやすさにも差がある。

北海道を選んだ理由

自分で畑を持つにあたって、いろいろな場所を検討した。
長野も考えたが、ヴィラデスト・ワイナリーで標高700~800m。
これより標高が下がると気温が高すぎるし、
標高を上げると冬の気温が低くなりすぎる。

北海道だと長野での標高1000mくらいの気温になる。
これはだいたい軽井沢ぐらい。
そして雪の多さが凍害から守ってくれる。

長野の標高の高い場所でも雪は積もるが、
どうしても雪解けが早くなってしまう。
標高による寒さでは、
下からの暖気を帯びた風によって雪が溶ける。
その後に寒波が来ると、その寒さで樹がやられる。

次に考えたのが北海道。
世界的に見ても北海道は良い気候と言える。
積算温度も1300前後とブドウに適している。
また、本州の欠点でもある秋雨が少ない。
特に収穫時の雨は玉割れを引き起こす。

また、収穫時期はなるべく遅らせたいが、
クールクライメント、寒い状態ではブドウは水を吸わない。
それでいて葉が緑のうちは糖度が安定して上がっていく。
本州の9月終わりの収穫ではBrixや酸度が下がってしまう。

そして北海道の中でも、余市は海が近く、霜が遅い。
秋が遅いとも言えるが、
霜が来るまではブドウを樹にぶら下げておけばよい。

欠点は晩生の品種(北海道で11月に入ってから熟す品種)は、
どうしても青臭さが残ってしまうこと。
土地に合う品種を探すことが大切。
9月後半~10月後半くらいに収穫を散らせると理想的。

早生品種の筆頭はミュラートゥルガウ。
糖度が年によってバラつくが。
糖度12までしか上がらない年もあれば、
糖度20まで簡単に上がる年もある。

晩生品種ではケルナー。
ただ、糖度は非常に安定する。

品質の良いものだけを目指すなら、
やはり晩生品種をうまく育てること。
ピノ・グリ、ソーヴィニヨン・ブラン、シャルドネ、
そしてピノ・ノワールあたり。

農薬、除草剤について

品種によって、有機栽培のしやすさも違ってくる。
ドイツ系は全体的に農薬ありきの品種なので難しい。
ケルナー、ツヴァイゲルト、ミュラートゥルガウあたりは、
農薬なしで育てるのは大変。
最近造られた品種はどうしても化学農薬を前提にしている。

自分としては、
化学農薬はどうしようもないときに使用するというスタンス。
農薬に依存すると、「なぜその症状が起こるのか」など、
分からなくなってしまうから。

ブドウ栽培には「感性」が重要だと考えている。
農薬に依存しすぎると、感じ取る力が下がっていく。

同様に除草剤もまかない。
やってて気持ち悪いから。
これは自分の感性。
そう感じるからやらないだけ。

ただ、そんなにストイックに有機栽培をやる気はない。
大事なのは、周りの先輩栽培家が
「曽我ができるならウチでも」となること。

農薬1/10でキレイな畑、病気も無くて、虫の害もない。
そうなるなら、お金も節約できるしやってみよう、となる。
自分だけ有機栽培やっても何の意味もないから。

使用農薬について

使用しているのは、主に銅剤。
ICボルドー、コサイドボルドーなど。
JAS有機の認定を受けているもの。

今の考え方としては、なるべく銅の量を減らしたいということ。
デュポン社(コサイド・ボルドー)が銅を減らせる。
だいたい1/6~1/7まで減る。
超化学農薬企業が銅を減らす薬剤を開発する、
というのはなかなか皮肉だけど。

硫黄と石灰の合剤は春先に散布。
アブラムシやカスミガメ、カイガラムシよけに。
BT剤、微生物剤なんかは灰カビ予防に使う年もある。
あとは石灰の葉面散布は現在検討中。

イモ虫類にはBT剤。
飛んでるチョウが多い年はまく。
スズメガが大発生する前にまく。
サビダン硫黄合剤をまくこともある。

ブドウトリバについては、
観察していると春、開花直後くらいに卵を産んでいる。
越冬場所を作らないことが大発生を防ぐ基本。
山を背負った畑では厳しい。
落ち葉の下や木の皮で越冬してしまうから。
小さいうちは果皮を食べる。
食痕を見つけたらBT剤。

剪定、誘引、摘芯について

長梢剪定。
北海道では枝が折れるからムリと言われたので、
意地になって続けている部分がある(笑)
1本だとリスキーなので、春と冬の剪定に分けている。
冬はコルドン残して短梢と長梢に。
春には短梢の方を落とす。

誘引は長梢は芽の向きを一定に。
寝ないように固定している。
テープナーで充分。

摘芯は刈り払い機のバリカンバージョンみたいなやつで。
2.5haなら1日あれば終わる。垣根で作るなら根は下へ向かわせたい。
毎年、通路に出る根は切っている。
根を切ると樹にダメージを与えるという説もある。
ただ、余市は樹勢が強いので、その対策。
1年だけ切っても逆に根が増えるので、
樹勢は強くなってしまう。
毎年続けることが大切。

この後、ワイナリーに場所を移して、醸造の話も。
しかし、栽培哲学の話もたくさん聞けて良かった。
個人的には「観察」の話が心に響いたな。
そういえば、DRCでエシェゾーなどの栽培を担当して、
今はビオでワインを作っているヴァンサン・ルグー氏の、
こんな言葉を読んだことがある。

「最も大事なことは、observation(オプセルヴァシオン/観察)。
 すべてにおいて、自分の目で見て確認するということです」

共通するものを感じる。

醸造編

引き続き、ワインアカデミー2018の記事。
ブログの引っ越しでこちらへ。さて、畑から戻って醸造所でのお話し。

醸造過程

10月20日~30日に収穫を終えて、
発酵は40日~50日かけて起こる。

温度を下げるのは北海道では楽。
自然と気温が下がっていくから。
低温発酵でゆっくり日数をかける。

醸造所内は22度くらいまでしか温度が上がらない。
アルコール発酵もMLFもやりきる。

発酵が落ち着くのが12月5日頃、
ちょうど剪定が終わる頃にプレスする。

12月末ぐらいに樽出しして、できる限り早く瓶詰を行う。
サイフォンを利用して、重力で動かす。
酸素は怖いので。
製品はポンプを使うのはダメ。

亜硫酸について

亜硫酸は使用していない。
おいしく飲むのにいらないのではないか?と考えている。
なりとなしで作り比べて、トライアルしている。

現状、亜硫酸「あり」と「なし」を比べると、
「なし」の方は詰めてすぐはアルデヒド臭がある。
それが1年くらい経つとなくなり、果実味が出始める。

最初は「あり」の方が良いが、
1年以上経つと「なし」の方がおいしくなっていく。

ワインとは

ワインというのは、味噌やしょう油のようなもの。
大手企業(キッコーマンやマルコメ)があり、
小さい農家がある。
企業の世界と農家の世界があればいい。
ただ、企業はスタッフの生活を考えないといけない。
自分としては小さい農家として、自分のやり方でやりたい。

やはりここでも大切なのは感性。
観察し続けて、養っていくことが大切。

ワイナリーを始めるとき

余市に新規で入ったころは、
土地が反当り30万円くらいだった。
土が作られている感じ。
肥料はありすぎるくらいだった。機械とリフォームで1000万円くらい。
タンクは合成樹脂のものを使っている。
5~6万円くらいで買えた。
新だるは必要なくて、古樽にした。

ただ、樽洗浄機にはお金をかけた。
高圧洗浄機もお湯が出るやつを使っている。
あとは瓶詰の機械が7万円くらいのイメージ。

IBCタンクを使っている。
ステンレスタンクはサニテーションが大変。
ブルゴーニュでは桶を使っている。
これでもいいが、価格が高い。
味噌やしょう油と同じ。
桶でも作れる。

ブルゴーニュでも今は桶からプラスチックに。
プラスチックの欠点はにおいの吸着。
ただ、ピノ・ノワールしか作っていないので、
大きな問題はないと感じている。
ナイアガラで使った後にピノに使ったら、
それは問題あるだろうけど笑

酸素透過についても今のところ問題は感じていない。

酵母

酵母は畑の菌を使っている。
虫が菌を運んできてくれる。

造り

赤品種は全房でタンクに入れて、
タンクごと重さをはかる。
このやり方なら簡単だし楽。
どんな農家でもできる造りにしている。
自分としても睡眠時間を削ると、
思ってもみないミスをしたりするので。

審査会について

審査会に出すとなると、
どうしても審査員の顔色を窺ってしまう。
評価の高いものを作ろうとしてしまう。
だからコンクールには出さない。
自分の世界を表していく。

実際に醸造器具なんかを見ながらのお話しで、
すごくためになりました。
質問にも親身に熱心に答えていただいて、
本当にあっという間の1時間ちょっと。
名残惜しみながら、次の講義へと移動です。

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2020年までのまとめ~ドメーヌ タカヒコ/ワイン編~

さて、いよいよドメーヌ タカヒコのまとめ。
相当な数を飲んでいるので、まとめが大変。
そしてインタビューや訪問記まで入れると、
とんでもないことになりそうなので、2部構成にしました。

今回はとりあえず、ワインのみを紹介。
次の投稿でインタビューや収穫祭をまとめます。

シードル

2014年収穫祭にて試飲。
ドメーヌ・タカヒコでの収穫祭でも、
休憩や昼食時にふるまわれた、中井農園のリンゴ。
甘くてジューシーで非常に美味しかった。
そのリンゴで作られたシードル。

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ああ、あのリンゴから作られたんだな!ってわかるほど味に共通点がある。
酸味はシャープだけど、攻撃的ではない。
特に女性が喜びそうな印象。
一般受けしそう~。
僕はシードルよりワインの方が好きですが。
シードルには複雑性が無いですからね~。

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シードルって感じの微発泡。

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こっちがリンゴ。
パワフルだから、多少、空気にさらしても、なかなか変色しない。
さすが「ナカイ・ブラン」のブドウを作っている農園ですね。

2度目は2015年末。

今日はスカッと中井農園のシードル。

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料理はパイカ(豚の軟骨かな?)の煮ものと、
土ねぎの焼いたの、それから大根サラダで。
土ねぎはお気に入り。150円で4本も入っていて、たらふく食える。
今日は葉付きの太い大根も100円。
ほんと、大阪では考えられないくらい野菜が安く、旨い!

で、中井農園のシードル。
アルコール度は7%で軽めのタッチだけど、
その分、圧はかなり高めで、泡はビンビンに元気。
梅のような爽やかな酸味と、天然酵母の香り。
ブラインドで出されたら、ワインと見分け付かないと思うな~。
それくらい、ワイン好きにも納得の1本。

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ほんと、裏エチケットにあるとおり、圧が高めで抜栓(王冠だけど)には注意。
今回は、やや吹きこぼれました(泣)
勢いよく扱わないようにしないとね。

2人で1本開けても、ほろ酔いになるくらい。
これはいくらでも飲めるわ。
奥さんもお気に入り。
素敵なシードルですね。クセになる。

ナカイ・ヨイチ・シードル2017

2019年1月、原田商店試飲会のワイン。

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かなり圧が強い。吹きそうなほどだった。
梅の香りがあって、爽やか。これは気持ちの良いシードル。シードルというと弱い印象があるが、これは芯が強い。
これで2000円切るのはでかい。お買い得の1本。

白ワイン

ナナツモリ ブラン・ド・ノワール

ブラン・ド・ノワールNV

2014年の収穫祭にて試飲。

ドメーヌ・タカヒコでは、ピノ・ノワールの貴腐化したものを、
白ワインとして出荷している。
いわゆる「ブラン・ド・ノワール」というやつ。

その去年のものを、収穫祭の到着早々、受付時に頂く。
タカヒコさんはケルナーなどの白ワインが好みでないらしいが、
このブラン・ド・ノワールは気に入っているとのこと。
もちろん、赤ワインにしたいのは当然だが、
どうしても灰カビにやられて水分が飛んだものは、
白にするしかにという苦肉の策ですね。

しかししかし、この白が個性的で面白い!
北海道の白の特徴である鋭い酸を感じないのみならず、
濃くてパンチのある白に仕上がっている。

個人的に、白で「パンチが効いている」
と感じるものに出会ったのは初めて。
貴腐化しているので甘いのだが、甘すぎない。
わずかにハチミツの香り。テイストはレーズンに似る。
色も濃い目のイエロー。

値段にもよるけど、僕としてはこれは欲しい1本。
安ければ常に1本置いておいて、気軽に開けたい。
夏だと渇きがいやせなさそうなので、
今くらいの秋口。食前か食後に飲みたいワイン。

いや~、本当に面白いワインを作るなぁ~。

ブラン・ド・ノワール2013

2016年11月です。
フレンチと焼き鳥のお店札幌の「バードウォッチング」2周年企画で。

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ほぼほぼ〆に近づいてきたので。

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オレンジ色の、白ワイン(!)

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目をつぶって飲んだらさ、アタックの強さに赤と勘違いしそう。
というか、僕の中ではもう、ワインの赤白の定義が分からなくなってきた。
合わせる相手もわからないが、海老のリゾットとの相性は最高だったさ。

ちょっと無茶かと思ったけれど、良いワインというのは、
本当にさりげなく料理に寄り添ってくれる。
食事とワインの相性をマリアージュって言うけどさ、
良いワインがそこにあれば、苦労なんてしないのさ。

奥の方にあるタンニンが、上品さを醸していると思われる。
苦味のある人生経験は、優しさを生み出すのかもね。
これまで過ごしてきた時を知りたくなる、
芯を感じさせながらも、穏やかな表情の老紳士のようだ。

素敵なワインだ。

…2014はすでにヘタっていたのに、2013は大丈夫…。
ワインというのは不思議なもんですね。
そこが面白いのかもしれない。

ブラン・ド・ノワール2014

2016年2月メーカーズランチの7本目です。

「ブラン・ド・ノワール」とは、
「黒による白」つまり「黒ブドウから作られる白ワイン」のこと。
本来は赤ワインになる黒ブドウの果皮を取り除いて醸造。
(そうすると、色素が出ないので白ワインになるわけですね)

なぜ、赤ワイン用の黒ブドウを、白ワインにしてしまうのか?
それは、カビによって果実が貴腐化して水分がなくなりシワシワになるから。
このため、果皮ごとの醸造が難しい。
ただ、フランスでは甘口ワインを造るために、
わざと貴腐菌を付ける造り手もいるくらいですから。
果皮を除いて、白ワインにすると面白いんですね。

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2014年で4000本、2015年で800本の生産量。
いわゆる貴腐化したピノを使った白で、
曽我さんいわく「作りたくないワイン」。
(そりゃあ、赤にできないからこそ生まれるワインだからね)

余市の風土を表すような作品。
普段なら捨てているものを使った貴腐。

今回は貴腐化しているにも関わらず、いわゆる辛口(ドライ)。
食事とも合わせられるワインに仕上がっている。
モツ系の臓物とも合うとのこと。
ピノグリ、ピノブランでブラン・ド・ノワールのような、
貴腐化ワインを造ることには可能性を感じるとのこと。

僕としては、この飲みごろは早い(であろうと思われる)、
赤用のブドウから造られた白が大好きです。
曽我さんは「飲みごろは各自の研究で」とおっしゃってましたが、
僕としてはもう、今から1年以内ではないかと感じました。

フレッシュさの残るうちに飲んでおきたい、
ドメーヌ・タカヒコには珍しい早飲みできる(と思われる)1本。

2度目は2016年8月。

赤になれなかったブドウで作られる、ブラン・ド・ノワール。

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春に飲んだ時は美味しかったので、
割と楽しみにしていたのですが…。
なんというか、非常に個性的な香り(お茶…というかなんというか?)。

味わいの奥には甘い果実の印象もあるんですが、
なんというか、かなり偏ったワインでした。
しつこいようですが、僕はわりと変質的なワインも好きなんですが、
師匠なんかはダメっぽかったですね(笑)

僕は懲りずに、何年か置いておいて飲んでみたいです。
いや、手元に無いんですけどね。
あったら、の話ですけど(笑)

2度目は2017年

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ドメーヌ・タカヒコに戻って、白です。
なんと、この1杯がラストの1杯。
集中的に攻めても、序盤のこのタイミングで品切れ。
ほんと、恐ろしいほどの品薄アイテムですね。

貴腐菌の付いたピノ・ノワールから作られた白。
甘口っぽい雰囲気だけれど、アンズのような独特の香り、
そして思ったよりも力のある酸を感じる。
香りが豊かで、すこし苦味があるので、非常に複雑。

これを飲むときは、食べ物はいらないかな。
あるならスフレとか合わせてみたいけど、
わずか1口くらいだからな~。
ボトルで会える日を楽しみにしましょ。

そのときはアンズのスフレでも作るかな(笑)

ブラン・ド・ノワール2015

2018年3月。

我が家のワイン会1本目。

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まさかのブラン・ド・ノワールからのスタート。
まだローストビーフを切っているキッチンで乾杯スタート(笑)

うーん、さすがにウマイ。
貴腐が乗っているだけあって、ほんのりとした甘味。
そしてそれを包み込むように、
複雑さと苦味が全体を引き締めてくれている。

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ピノ・ノワールの収穫時に、赤に回せない房から作られるこのアイテム。
生産者にとっても大事だけど、ワイン好きとしても大切なアイテム。
赤にできない房が増えるのは悲しむべきことだけど、
やっぱりこの味わいは毎年飲んでみたくなるんだよな~。

不謹慎かとも思いつつ、
ついつい心待ちにしてしまう白ワインです。

ブラン・ド・ノワールMV

2018年3月ワインヘリテージのワイン。

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貴腐化したピノ・ノワールから作られる白。

2015と2016のマルチ・ヴィンテージで「MV」の表記。
収穫量が少なかった2年分をまとめて作られてます。

やはりキレイな感じがするな~。
苦味が程よいアクセントで、あと引く美味しさです。

しかもこれを飲んで悦に入ってると、
隣でワイン飲んでたのが、
タカヒコさんの横に畑を持つ、
あの有名な弘津さんで、ワイン吹くかと思った(笑)

当然向こうはこっちを知らないけど、
こちらはばっちり知っているので、
酔いも加わって話しかけてきました。

苗木やりたい話もして、
余市には藤本さんという名人がいますね~、
という話をしたら、

「農家には隠すことなんて何もないからよ、
 酒でも持って秘訣を聞きに行けばいいさ」

とアドバイスもらいました。
むしろ、酒もって弘津さんの話を聞きに行こうかな(笑)

生産者さんの語りって、勇気とパワーをもらえるんだよな。
そんな生産者さんが、隣でワインを飲んでいることもある、
すげーイベントでした。

●2度目は2018年11月

ドメーヌ・タカヒコでのテイスティング。

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ブラン・ド・ノワールを飲みながら、
貴彦さんの話を聞くという幸せ。
ただ、どちらに意識を集中してよいか迷う。
贅沢な悩み(笑)

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色合いはほのかに赤みをさしている。
ピノ・ノワールで作られる白。

2015と2016のマルチ・ヴィンテージ(MV)です。
貴腐といえるが、世界にないタイプ。

タンクにぶち込んで、2週間ほっておく。
結果として醸しになっている。
いわゆるオレンジワインの造り。
すべてのワインの後、最後にプレスする。

ヘッドスペースには不活性ガスを置換。
カビと酢酸菌が動かないように。

健全果も入れて、甘くなりすぎないようにしている。
だからか、甘いかと思いきや、キレイな酸もある。

このアイテムが生まれたのは、
2013年に灰カビが大量発生したとき。
農楽蔵の佐々木さんはアルザスでも学んでいて、
ブラン・ド・ノワールの存在を教えてくれた。

貴腐を有効利用しようと思った。
甘くない貴腐だが、面白い個性ではないか。
余市はきれいな貴腐が出るエリア。
灰カビが出ても笑顔でワイン造りしたいと思っている。

日本食全般に合う味わい。
チーズにも合うが、山菜なんかにも合う。

毎年作られるワインではないし、
作られないほうが(すべてのブドウが赤になるほうが)
良いのだろうが、
個人的には大好きなワイン。

さて、次はいつ会えるのやら笑

3度目は2019年3月

鹿肉の会二次会ワイン。

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まだ早いのでは?という危惧もなんのその。
我が師匠チョイスの1本。

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貴腐化したピノ・ノワールを使用。
本来は赤ワインにしたかったピノ、
貴腐化してしまったので生まれたワイン。
造り手としては不本意なアイテムだろうが、
根強い人気で、相変わらず品薄。
僕も割と好きなんだよなー。
今回は北海道の落花生と合ってた。
ほの甘く、ほの苦い。
このワインの特性は優しさだな。
ワガママな弟みたいなやつ。
また出会えることに期待ですね。

ナカイ・ブラン

ナカイ・ブラン2010

2016年9月。ケルナー縛りのワイン会にて。

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テイスティングコメントは以下。

「濁りが一番ある。微発泡。葡萄とは思えない複雑な香り。
 いや~、これはもはや、ケルナーではないよ」

10点満点を献上、もちろん、順位は1位。

もう、グラスに注いだ時から、これは自信ありました。
間違いなく、タカヒコさんの造り。
複雑な、そしてリッチな香りに、理屈抜きにそそられる。

皆さんの評価も、平均値でトップの高さ。
北海道の白は、本当に世界に胸を張って出せる。
素晴らしい力を秘めた、最高の1本です。
熟成すると、さらに魅力的に。
素晴らしい、の一言です。

ナカイ・ブラン2012

2017年ケルナーの会の10本目。

ドメーヌ・タカヒコの作品。
今回のブラインドのワイン会、当てたのは唯一こいつだけでした。
飲んだ瞬間から確信があって、お代わりして存分に満喫しました笑

テイスティングコメントは以下。

「黄色がかった色合い。  僅かに感じる微発泡。 
金柑の香り、華やかなオレンジ感。  秋に合いすぎるな」

思わずドメーヌ・タカヒコのワイン会を思い出した。
10月後半、秋の終わりの雰囲気に、
ベストマッチするんだよなー。
今回はサツマイモとの相性がドンピシャリ。
そういや、サツマイモはオレンジ煮とかあるもんな。
一人で3杯ほど飲んでしまった笑
これで、ドメーヌ・タカヒコのワインは、
ブラインドで3戦無敗だ。
まず外さない。
個性的だもんなー。

ナカイ・ブラン2013

中井観光農園のブドウを使った、「ナカイ・ブラン」です。

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こちらも「変態ワイン」として取ってあったというヤツ。
澱が多くて、なかなか苦戦させられるボトルたちが集められてる。

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まぁ、でも、ボトルの上の方だったからかな?
変態というほどの濁りもないし、僕としては普通でしたよ。
おいしい。

注いですぐは発泡します。まだ酵母が生きているのかな?
鉄っぽさはほのかに感じますが、「ニュアンス」という程度。
泡はすぐに引きますが、口の中でピリピリと感じます。
まるで熟成中のワインみたい。

味はシードルとの共通点があります。
リンゴの混じった、少し曇った感じの味わい。
香りや味わいは、いい意味でくどいです。

伝わらないと思うけど、秋に合う感じ(笑)
この青空の下で、わいわいとゴハンを食べながら飲むなら、
コイツが一番合っているんじゃないかと思いました。
難しいことを考えずに、パーッとやろうよ、というワイン。
ああ、家飲み用に欲しい!

ナカイ・ブラン2016

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2018年3月のワイン・ヘリテージにて。
パンぐらいでは消せない余韻を抱えてのドメーヌ・タカヒコ。

ケルナーの本領を感じたのは、
忘れもしないドメーヌ・タカヒコの収穫祭で飲んだ、
このナカイブランだったなぁ。

それまでは、白と言えばシャルドネ、ソーヴィニヨン・ブラン、
せいぜいリースリングだったのが、
常識を一撃でふっとばしてくれました。

ゲヴェルツが混ざっているのかと思うような、
かすかなライチ感のあるフルーティーさ。
その甘さがあるからか、案外厚みがあって、
白とは思えないリッチさがある。
すこしとろりと粘性も感じる。

じっくり付き合えばナッツ香を感じることもあるけど、
今回はまったく取れませんでした泣

はー、ちょっともったいないことしたかもな。
味覚リセット用に、
ビスケットと水を持っていけばよかった~。

ナカイ・ブランNV

晩御飯は奥さんの手料理で手羽先の甘辛焼き、
温野菜サラダでキャベツとカボチャ、そしてしいたけ焼きです。
ん~、しいたけって、醤油たらしただけで、なんでこんなに美味しいんだろ。

合わせたのはドメーヌ・タカヒコのナカイブラン。

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ボトルを光に透かすと、かなりの澱が舞っています。

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ん~、こういうコンセプト、大好きです。
自分で飲むためのワインをここまで極められたら最高ですね。
こういう白が作れたらいいな~。

色合いは限りなくロゼに近い(というか、ロゼです)。

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こういう自由な雰囲気、好きだわ~。
アタックは強く感じるけど、アルコール度はそんなに高くない(12度)。
アタックって、アルコール度だけで決まるわけではないのかな?
ファーストアロマが主張するからかも。

キレイで整ったワインではない。
でも、その分、飲み手に媚びる要素も全くない。
「気に入らないなら飲まなくていいよ」とでも言うような、
そのそっけない雰囲気に惚れてしまう。

ノロケついでに言うなら、甘口ワインのようにトロリとしつつ、
ピリッとシャープな感じを与えてくれるところが魅力。
酸は強くないが、しっかり存在を感じさせてくれる。
タンニンもそう。意識しなければ感じないが、
それでもそこに、しっかりとある。
必要な要素がすべてある。
悪い意味ではなくて、雑味があるので複雑になっていて、
一つ一つの要素は集中しないと感じ取れない。

でも、そんな肩ひじ張らず、
それをそのままに楽しめるなら、これは最高の味わい。
知識も経験も捨てて、気軽に飲んでみると、
このワインは最高の顔を見せてくれつでしょうね。

こういうワインを自家用に作って、
毎晩、気のおけない人たちと酌み交わしたい。
それが、最高の酒ですよね。

いいなぁ。

2度目は2017年3月

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ドメーヌ・タカヒコ醸造の白ワイン。
同じ余市の中井農園のブドウを使用しているので、「ナカイ・ブラン」。
ヴィンテージは無し=NV(ノン・ヴィンテージ)の表記です。

とても香り高いワイン。
この芳醇な果物の香り、好きだわ。

それでいてドライに仕上がっているので、いろいろな料理にも合う。

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特に今回のビュッフェでは、「アンコウのフリット」とよく合ってた。
なぜか海沿いの余市や小樽で作られたワインは、
海の幸との相性が非常に良い気がする。
なんでだろうな。

これまたレアなので、次はいつ会えるか(笑)

赤ワイン

ナナツモリ

ナナツモリ2012

2014年の収穫祭にて試飲。

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ナナツモリの初ヴィンテージですね。
色はやや海老茶がかっています。
いわゆるダシの効いた味わいで、こういうワインは好きですね。
本格派のピノ・ノワールという印象。
樽はあまり効かせていないとのことだが、
樽香は感じるし、それがいい魅力になっているとも思う。
もちろん、うるさく感じるほどの香りでは全くない。

ブドウが少し弱いのか?
パワーはあまり感じられないのが残念。
去年は灰カビにかなりやられたらしい。
7トン中3トンは白ワインになってしまったらしいし、
そのあたりに弱さの原因があるのかもしれない。

こりゃあ、出来の良かった今年のナナツモリには、
俄然、期待感が高まります。
もう少しフレッシュさが出れば、最高のワインになりそう!

そして2014年の収穫祭での試飲にはもう1種類。

今回は造り手の曽我貴彦さんが「変態ワイン」と称した(笑)、
非売品のピノ・ノワールです。

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家飲み用(自宅用)として取ってあるワインで、
人に売ったりはしないとのこと。
今回は、お手伝いをしたみなさんのみに試飲の提供。

立ててあると、底の方にガッツリと澱がたまる。
特にその残りのあたりを飲むと、
「変態」と呼ばれる所以がわかります(笑)

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濁りがただ者じゃないのが分かるでしょうか??
さらにですね、

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写真ではちょっとわからないですね。
表面でキラキラと酒石酸(?)が輝いています。

そして、一口含むと、本当に変態っぽい味わい(笑)
非常に面白い。個性が強すぎて、思わず笑ってしまう。
僕はこの香り、「血の匂い」だと感じました(笑)
鉄分が多いのかな?鉄っぽく、豪快。
あちこちを怪我してる、元気いっぱいのガキみたいです。

あ、口の中に残る余韻は、しっかりとピノですよ。
ゆるゆると楽しむと、その変化も面白い感じです。
まぁ、でも、一般受けはしないだろうな~。
ワイン好きなら、すごく楽しいワイン。
ワイン会とかに持って行って、みんなの反応を見たくなる1本です。

こいつは「オー・リー」の原型とも呼べるアイテムですね。
面白かったな~。

2度目は2019年1月

原田商店試飲会のワイン。

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いやー、12が出てくるとは。
なかなか貴重な展開です。
ブショネが心配されたが、コルクの香りからも問題はなし。
ワイン自体の香りも華やか。
ただ、味わいは薄い感じ。
まだ閉じている雰囲気か。
抜栓直後は厳しいのかもしれない。
それが証拠に、会の最後、
瓶底はなかなか良い雰囲気出てた。
んー。まだまだ熟成させても良いのかも。

ナナツモリ2013

2015年の10月です。
収穫祭にも行けず、ガッカリしていたところ、
道産ワインの師匠から、グラス1杯分頂戴しました。

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おこぼれに預かったナナツモリ2013。
こんな貴重なものを飲ませていただけるとは…。
感謝しても、しきれないです。

辛かった1日が終わっても、楽しかった1日が終わっても、
まだまだ日々は続いていくんだよ、というような、
讃えられているような、励まされているような、
そんな長い余韻のピノです。

良いワインって、僕だけを見てくれているような錯覚になる。
僕へのメッセージが、個人的に隠されているような…
そんな感じ。

分かってる。辛くても、日々は続いていくんだもんな。
がんばらないとな。

ピノって、本当にすごい葡萄。
作り手によって、こうも顔を変える。

今日も朝から晩まで仕事があって、明日の朝早くから仕事で。
早く寝なきゃと思っても、コイツの魅力にはかなわない。
人に元気と、希望を与えるワイン。
あぁ、こういうワインを、こういう葡萄を育てられたらなぁ…
と夢見心地にさせてくれます。

アタックは、それほど強くない。優しいと言っても良い。
でも、アロマは強力。そして長く後を引く。
13だけど熟成の魅力もある。タンニンもほどよい。
ブラインドで、日本のワインだと当てられる人がいるのだろうか?

グラス1杯で、小1時間楽しませてもらいました。
ああ、寝不足だぁ(笑)
幸せです。

ナナツモリ2014

2016年2月試飲。
「ナナツモリ」とは「7つの森」が語源で、
現在のブドウ畑が、かつては7種類の果樹が育つ荒れ地だったから。
その遺伝子を受け継いで、このワインがあるんですね。

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ナナツモリの2014。
2014というヴィンテージの特徴は、熟成に時間がかかったこと。
通常、30日ほどの醸しが40~45日もかかったとのこと。
剪定との兼ね合いがあるので、引っ張りすぎることもできないから、
これが限界の長さとのこと。

梗の香りと樽の香りが強く出る。
これ以上濃いとバランスが崩れると思う、とのこと。

いや、僕としてはこの強さはたまらない。
強めのタッチのピノノワールというのは、
優しそうに見えて、実は芯の強い女性と同じくらい魅力的。

近藤さんを飲むと、近藤さんのピノが最高だと思い、
曽我さんのを飲むと、やっぱこれが理想だと思う。
非常に節操のないワインラヴァーですね笑

でも、あえて言いたい。
ナナツモリ2014は最高です。
5年後から7年後に飲んだら、たまらないだろうな。
待てるのかな(笑)

あ、その前に手に入れておかないと笑

2度目は2016年8月試飲

8月の同じイベント、ドメーヌ・タカヒコのブースにて。

さて、いよいよ本丸とも言うべきドメーヌ・タカヒコ。
僕の道産ワインの歴史のスタートは、
ここにきて畑を見学させてもらって、タカヒコさんの話を聞いたことでした。

そこから北海道のワインって面白いな!と思い始めたわけです。
そういう意味で、ここも僕の原点となる場所。

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生産者さん同士の話が一番興味深かったのはここでしたね。
根切りの話とか。

さて、ワインは一番好きなナナツモリから。

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やっぱり、これはかなり好き。
熟成したような香りが好き。
なんというか王者の貫録というか、
紳士の落ち着きというか…。
どっしり構えているので、安心感がある味わい。

それでいて、少し遊び心というか、冒険心も感じられる。
試行錯誤が続いているのかな。
変わらない部分(芯)をかたくなに守りつつも、
変化していく部分(外縁)を挑戦的に変えていく。
2つの矛盾を内包しながら、毎年魅力的な赤が生まれる。

その哲学の部分も含めて、この1本のボトルなんだな。

そして、今回のイベントも、
タカヒコさんが積極的に動かれているのが印象的でした。
告知にしても募集にしても、かなりアピールされていたし。

結構、独りでやるのが好きなのかな?と思っていたんですが、
研修生の受け入れ、地域の活性化、
アクティブに動いていらっしゃいますね。

タカヒコさん自身が、ワインのような生き方をされている。
いや、逆かな。その生き方がワインに溶け込んでいる。
永久不滅の赤ワインです。

3度目は2016年9月試飲

続けて9月のナチュリズム札幌にて。
この日はブショネを味わえたのが一番の収穫だったかな(笑)

道産ラストはドメーヌ・タカヒコの赤。

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タカヒコさん自身がおっしゃる通り、まだまだ若すぎる印象。
これから熟成を経て、徐々に本来のチカラを見せてくれそう。
それでも、パワーの片鱗は見せてくれるし、
これはこれで荒削りだけど好きなんだよな。
毎年必ず追いかけたくなる魅力に満ちた1本。

…で、ナチュリズム札幌の最後に飲んだワインもコイツでした。
実はもう1杯、ご相伴にあずかりまして。
それは…ブショネのボトル(笑)

コルクのカビの香りが付いてしまったボトル。
5%ほどの割合で発生する、いわゆる「事故」ワイン。
後学のために、少しテイスティングさせていただきました。

実は「これがブショネだよ」って教えてもらって味わうの、
これが初めてだったりします。
こういう香り、経験したことあるな。
だいたい、「あんまり美味しくないワインだな」で終わらせていたような…。
これからは、こういうのに出会ったら、別のボトルを購入すべきだな。
本来の味わいが分からないもの。

でも、ドメーヌ・タカヒコなら、ブショネを飲んだことも自慢になりそう(笑)
手に入れるのも難しいのに、ブショネはさらに5/100くらいでしょ。
自慢になる…いや、やっぱり悲しいかな(笑)
ともあれ、良い経験をさせていただきました。

こういう、生産者さんと触れ合いながら、その作品を味わう会、
非常に有意義ですよね。
ぜひ、ずっと続いていってほしいですね!

●4度目は2019年3月試飲

余市のドメーヌ タカヒコの2014年のもの。
変わらない魅力はさすが。
ここのピノは常に女の子をイメージする。
2014は傷つきやすそうでいて、案外強さを持っている。

去年ぐらいから最初の飲み頃を迎えていると感じていたが、
それが初夏なら、今年は盛夏となっている。
四季ならドメーヌ タカヒコの魅力は晩秋にあると個人的に思っている。

再来年くらいだろうか。
本当のの見ごろを迎えるのは。

待つ楽しみと言うものを教えてくれるワイン。

5度目は2020年5月

秘蔵のドメーヌ タカヒコのナナツモリ2014を。
2014年は僕が初めてワイナリーを」訪問した年。
もちろん訪問先はこのドメーヌ タカヒコの畑でした。
この場所、このヴィンテージが僕のオリジン(起源)だ。

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日本の特長である「旨み」を引き出しつつも、
頭一つ抜けた存在感があるワイナリー。
間違いなく世界の並みいる強豪と伍するワインです。

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エッジはややオレンジを帯びて、熟成を感じさせる。

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合わせたのは好物のチキンステーキ。
あとはマグロのポキとマッシュルーム。

若いころの印象とは打って変わって、
ナナツモリの2014はそろそろ晩秋の風合い。

酸は角が取れ、各要素が混じってきている。
気の強さは奥に隠され、
優しさとまろやかさが前面に出てきている。
かつてのおてんば娘は、
強さを閉じ込めた美しさを持つ女性に変わった。

うーん。
ナナツモリの飲み頃は四季のごとく何度もあるが、
個人的にはこの紅葉する秋の装いが最も好きだ。

最高の誕生日を、最高のワインで楽しめた。
奥さんもめずらしく2杯たっぷり飲んで、
顔を真っ赤にしております。
奥さんが褒めれば間違いないな。

ナナツモリ2015亜硫酸なし

2017年ワイン・パーティーで飲んだワインの紹介。

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とにかく出だしは「KONDOヴィンヤード」と「ドメーヌ・タカヒコ」で。

2015年の「ナナ・ツ・モリ」もピノ・ノワールでできたワイン。
通常のキュヴェと、
保存料である「亜硫酸」の添加をしないキュヴェの2つがある。

ワインの世界では劣化を防ぐ亜硫酸に関しては、
「伝統的に使われているし、使わないのは危険であり異端」
と考えられているが、自然派ワインの中には、
ほとんど使用しない or 使用しないものも出てきている。
(自然界にも存在する成分なので、あくまで「無添加」。
 亜硫酸が入っていないわけではない)

このドメーヌ・タカヒコの2015に関しては、
エチケットには亜硫酸添加の有無は表記が無い。
表記が無いが、裏エチケットに家紋が浮き出れば、
亜硫酸無添加であることの印らしい。
ファンにしか分からない、手の込みよう(笑)

正直に言って、
味わいからは亜硫酸が無添加かどうかは分からない。
しかし、印象として元気なワインであるとは感じる。

やりたいようにやっている、造り手の思いはワインにも現れるのか。
タカヒコのワインは女性的なイメージがあったが、
これはのびのびと育った男の子の印象も受ける。

さすが。北海道の赤ワイン(特にピノ)最高峰です。
香りが豊かで、それぞれの要素が際立っている。
それでいて、絶妙にバランスが取れている。
これをブラインドで飲めば、
ブルゴーニュと勘違いする人も多い思うな。

「国産ワイン」という規格から、完全に逸脱している、
世界的に見てもかなり上級のテイスト。
飲めてよかった~。

ナナツモリ2015亜硫酸あり

2017年3月ワイン・ヘリテージのワイン紹介。
あやうく、忘れたままになるところだった。
全部紹介してしまわないと。

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余市のドメーヌ・タカヒコの「ナナ・ツ・モリ」。
亜硫酸ありの方。

さすがの優等生っぷりです。うまい。
ピノ・ノワールといえば、ワイン好きならブルゴーニュを思い浮かべる。
そして僕はブルゴーニュも好きなので、ついつい比較してしまう。

それでも、(本場の味と比べても)、やはり優等生なんですよね。
するするとどれだけでも飲めてしまう。

ただ、全然手に入らないのが難。
ほぼ神格化されている印象まで受けるもんな。
人気が出すぎるというのも考え物。

ちなみに、このヴィンテージは「亜硫酸あり」と「亜硫酸なし」の、
2つのロットが仕込まれている。
表記は無いので、裏エチケットに家紋の透かしがあれば「亜硫酸なし」、
透かしがなければ「亜硫酸あり」の合図とのこと。

亜硫酸を使わないとなれば、
これはもう自然派の究極の形とも言える。

この実験がどうなるのか?
入手困難でも、その行く末は気になって仕方がないんだよな~。

ナナツモリ2016亜硫酸なし

2018年3月ワインヘリテージのワイン。

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「亜硫酸なし」もさすがにウマイ。
でも、まだやっぱりちょっと早い感じ。
僕は熟成経た枯れ感が出てきて欲しい。
(トゲっとした春感も好きは好きなんですけどね)

そう思いつつ、そういや2014が家にあるな、と思い、
2014の飲みごろを聞いてみました。

曽我さんいわく、
そろそろ最初の飲みごろが来ているとのこと。
それこそ「春」が好きなら、そろそろ開けてもよいかも、と。

ただ、「秋」が好きなら、もう5年待っても良いとのことです(笑)

そしてその後の、
「春には春の魅力があって、秋は秋で楽しめる。
 そんな四季すべてで楽しめるワインが造りたい。」
と言う話には感動したな。

四季が美しい日本だからこそ、
そういうワインを目指していく価値があるんじゃないか、
と思って、あまりのすごさに涙が出そうになりましたよ。

そういう生産者を支える苗木屋になりたいな~。
ほんと、やたら活力もらうイベントだわ…。

2度目は2018年11月北海道ワインアカデミーにて。

ドメーヌ・タカヒコでのテイスティング。
2本目は赤です。

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裏エチケットは家紋があれば、亜硫酸は添加なし。
家紋がなければ、亜硫酸の添加あり。

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写真でいうと下の方にうっすら家紋入っています。
こちらは亜硫酸なしということですね。

ドメーヌ・タカヒコのピノはダシ感が強い。
それはテロワールの表現につながるから。

「テロワールというのは、
 気候であり、土壌であり、
 そして農家の暮らしや営みがある。
 特に農家としての暮らしや営みが大切。
 テロワールとして、それも含めて表現していく。

 自分の毎日食べるものに合うように。
 自分のワインの一番の味わいは旨み。
 果実味やタンニンや樽香というのは、
 強すぎるとうまみがわからなくなってしまう。
 自分がおいしいと思うものを自分で作りたい。
 うまみを感じるバランスを大事にしている。

 ピノの飲み頃というのは、
 季節の変化に例えると秋の始まりごろ。
 春夏も印象は華々しいが、美しくはない。
 瓶熟で四季を表現する。
 夏もあり、秋の終わりもある。
 それを表現できるワインがいい。
 儚さの中に四季の変化を感じられるように。
 10年くらいは楽しめるものになるはず。」

飲み頃の判断が難しい。

ナナツモリ2016亜硫酸あり

2018年3月ワインヘリテージのワイン。

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このあたりから、ドメーヌ・タカヒコ前の長蛇の列も落ち着いてきて、
曽我さんと話が出来たりするようになりました。

今回、チャンスがあれば聞いてみたいと思っていた、
「亜硫酸あり・なし」論争について。

今回もやってみましたが、
このナナツモリの「あり・なし」を2つのグラスに注いで、
飲み比べをすると、「あり」の方が美味しく感じるんですよね。

「なし」の方が美味しくないという意味ではなくて、
(「なし」は通常のタカヒコさんのワインですよ。ウマイ。)
「あり」の方が一段上の美味さというか、
洗練された感じになっている。

それを聞くと、
「なし」は年月を経て化けるんじゃないかと思っているとのこと。
「あり」なら早飲みが効くけど、さて経年変化はどうか、
という話でした。

少しの時間とはいえ、
同じワインを飲みながら、
そのワインについて生産者さんと話せる。
僕にとっては、至福の時間でした。

ナナツモリ2017亜硫酸なし

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2019年3月に試飲。

ヴィンテージ2017の「亜硫酸なし」バージョン。
うん、今の段階では「あり」よりも、やや野暮ったさを感じる。
なんていうのか、スッピンというか。
女性の好みと同じかもしれない。
化粧の美しさも、その人の美しさともいえる。
薄化粧だからこそ、その人の魅力ともいえる。

こればっかりは好みの問題だわ。
それと同じ観点で、僕は薄めの化粧で良いな。
ずっと長く付き合うなら、そういうもんじゃないのかな。
グラス一杯で終わるなら、また別なのかもしれないけれど。
いろいろ、考えさせられるワインです笑

2度目は2019年の余市ラフェト

次は亜硫酸の添加「なし」バージョン。
香りや雰囲気は同じだけれど、
「あり」に比べると少し華やかさに欠ける。
亜硫酸の添加の有無は、まるで女性の化粧のようだ。
ものすごく多い量が入っていると救えないが、
少量入る程度だと洗練された雰囲気になる(気がする)。
前回のみ比べた感想とやはり同じだが、
現段階で飲むなら「あり」の方が確実にウマイ。
年月を経てどう変化するかは、今はまだわからない。
さてさて、この2種類がどう変化していくか。
面白い実験だな~。

ナナツモリ2017亜硫酸あり

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このアイテムには「亜硫酸あり」のキュベと、
「亜硫酸なし」のキュベがある。
その両方を飲み比べ。

今飲むなら、亜硫酸ありのこっちのほうが美味しいんだよな。
ワインの質という意味では、こちらの方が上かもしれない。
洗練された印象を受ける。

ただ気持ちをそのままに歌った歌と、
技巧を凝らして歌った歌、
どちらに心が震えるのか?という個人の問題だけは残る。
僕個人としては、ありのままが好きというそれだけ。
いやいや、それにしたってこっちが美味しくないわけじゃないし、
「じゃあ飲まないのね?」と言われたら迷わず飲みます。

いつもながら、女性をイメージする優しく繊細な味わい。
か細いが、芯の強さがある。
うーん、一度静かに家でボトルを楽しんでみたいなー、なんて笑

2度目は2019年余市ラフェト

ナナツモリのピノ・ノワール2017。
「亜硫酸あり」のキュヴェと「亜硫酸なし」のキュヴェがある。
今回は同一ヴィンテージであり・なしの飲み比べができました。

しかしそもそも暑い日に外でワインの味をとるのは難しい…。
風が強くて香りも取りにくいし、
液温もやや高めで、のどが渇いているのですぐに飲み干してしまう。。。

とはいえ、主張の強さは健在。
まだ開けるのが早いのか、子供のような感
まだまだコロコロ笑う女子というイメージで、
女性的な魅力が出てくるのはもう少し後かな。

しかしこの元気さも悪くはない。
複雑さがない分まっすぐで明るい。
なぜはタカヒコさんのワインはいつも女性をイメージする。

フランスのブルゴーニュのピノは王様、
ボルドーのカベルネソーヴィニヨンは女王様と例えられるのに、
それとは逆の印象。
でも、何年飲んでても女性のイメージは変わらないし、
むしろ飲む度にその印象は強まっていく。
不思議だ~。

ヨイチ・ノボリ・パストゥグラン

ヨイチ・ノボリ・パストゥグラン2012

2014年の収穫祭にて試飲。
収穫祭で試飲させてもらったワインの中でも最高だったのがコレ。

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ヨイチ・ノボリ・パストゥグラン2012。
ブルゴーニュを彷彿とさせる香り、色合い。

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青い空に透かすというのが斬新ですが(笑)
口にふくむと、うっとりするような果実味。
透明感と深さが段違い。
一言でいうなら、スケール感が違う。
この味わいなら、ブルゴーニュだったとしても「当たり」。

記念日を祝う、そんな1本にしたいワインです。

2度目は同じく2014年のワイン会にて。

そして収穫祭から1か月後。
パストゥグランとはヴェレゾンの余市特集のワイン会で、
再びお目にかかることになります。
ドメーヌ・タカヒコの話しを聞きながら、2度目の試飲。

ココ・ファーム・ワイナリーは全国からブドウを買い付けるワイナリー。
10Rワイナリーのブルースさんも、ドメーヌ・タカヒコの曽我さんも、
その時代から北海道を見て、独立して移住している。
そんなココ・ファミリーとも言うべきメンバー(近藤さんや中澤さん)が、
軒並み空知エリアを選んでいく中で、
この曽我さんは1人、余市を選んだわけです。

その理由の一つが、即戦できるということ。
空知が森を拓き、畑を作っていくのに対して、
余市は元来が果物畑。
曽我さんの畑のある登地区も、
もともとは柿が植わっていて、栗があって、という場所。
そこをワイン用のブドウに植え替えていく。
もちろん下草を刈ったりなどの苦労はあるにせよ、
即座に畑ができていく。

さらに余市は気候が温暖。
かつ、海が近いエリアでありながら、塩害を受けない。
風の巻き方が独特で、絶対に潮風を受けないんですね。
そのあたりの地形条件がそろっていたわけですね。

久しぶりに飲んだパストゥグラン。
中井農園さんのツヴァイゲルトレーベと、
木村さんのピノ・ノワールを使用。
これ以前の赤に比べて、非常に良くなったと評判。
やはり、ひとつの完成をみているという印象ですね。
文句なく、うまい!!

2度目は2019年1月

原田商店の試飲会ワイン。

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ドメーヌ・タカヒコのパストゥグラン。
ヴィンテージは2012で、そろそろ飲み頃感。

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うーん、何度飲んでもパストゥグラン好きだわ。
ピノの香り高さと、ツヴァイの力強さ。
このバランス感覚が最高。
なんというのかな、このワインと相性が良い。
幸せな気持ちにさせてくれる。
さらに、抜栓1時間くらいで、
一気に花が咲くように香りが開く。
一度、ボトルで付き合ってみたい。
(今までグラスでしか飲んだことない…)
抜栓からの変化も魅力の1本。
最高の赤です。

ヨイチ・ノボリ(コハル)

ヨイチ・ノボリ2014(コハル)

2016年2月末のメーカーズランチにて。
この日は近藤ヴィンヤードとドメーヌ・タカヒコを、
生産者さんの話を聞きながら飲めるという、
かなり楽しいイベントでした。

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女性農家さんの名を冠した1本。
まだ若いながらも、登地区を支える女性のためのワイン。
ツヴァイゲルトレーベが主体のボジョレーイメージの赤。
除梗なしの、房ごと醸している。

まだ様々な要素が出てきていないので、
まだ飲むべきではない、というのがタカヒコさんの話。

たしかに、閉じてるという印象はある。
とはいえ、優しく、軽やかでクリーンな味わい。
こういう軽い感じも大好きです。

事情があって、この「コハル」は2015がラストヴィンテージになるとか。
ツヴァイをドメーヌ・タカヒコが醸造する、という趣向、
非常に面白いと思う。
ぜひ、こういった遊び心というか、
ピノではないブドウの魅力を引き出していく、
という活動にも期待してしまう。

いつまでも飲んでしまいそうなワインです。

2度目は2016年8月

ドメーヌ・タカヒコさんでの2本め。

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コハルさんという女性醸造家の名前を冠した1本。
(2015がラストヴィンテージ。現在は旦那さんが研修中)

どちらかといえば、こっちの方が一般受けする気がする。
普遍的な味わいというか、イメージできる味わい。
そしてそれが、きっちり魅力になっているところがスゴイな。

今後、畑を初めてワインを造って…
5年後とか6年後に、ご夫婦のワインが生まれるんでしょうね。
いいなぁ。僕も、いつか必ず…。
そんな気持ちにさせてくれる1本でした。

ヨイチ・ノボリ(アイハラ・パストゥグラン)

ヨイチ・ノボリ2014(アイハラ・パストゥグラン)

これも2016年2月メーカーズランチで試飲した1本。

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アイハラさんという農家のブドウを使用したキュベ。
ピノノワール50%とツヴァイゲルトレーベが50%。
ブルゴーニュのタッチで、アッサンブラージュが楽しめるのも、
北海道のワインならではの魅力ですね。

タカヒコさんいわく、
「ファーストタッチに長所があるツヴァイと、
 アフターに長所があるピノノワールの余韻」
という互いの良いところを高めあうセパージュ。

まだまだ本領発揮は先なので、
「買っても良いけど、まだ飲むな」とのことです笑
これも全房での醸造。

個人的には、酸の軽快なタッチが魅力だと思う。
確かにアフターにもうっとりするけど、
ツヴァイの良さが想像以上に引き出されている。

ピノの方が好きなブドウなのに、不思議だ。
ピノが引き立て役でツヴァイが主役のような…。
ドメーヌ・タカヒコのワインは、
これまでの自分の中の価値感の軸を、
グラグラと揺さぶってくるようなワインが多い。

新しいステージへと誘ってくれる1本です。

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2度目は2016年8月

余市のイベント「ラフェト」にて。
「三氣のほとり」のブースで試飲。

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農楽蔵の横に、ドメーヌ・タカヒコ…。
もはや、オールスターのような展開になってきたな。

以前も飲んだが、このピノとツヴァイのコンビは無敵だ。
逆に目が覚めるウマさ。
いろんなピノ、いろんなツヴァイを飲んできたけど、
これは本当に王道だと感じる。
タックを感じさせつつも、余韻が残る。
これは2つの品種のバランスがいいからでしょうね。
力のあるブルゴーニュの生産者のよう。

ぜひ食卓に置きたい。

赤って、単独で飲みたいものもあるけど、
やはり多くは食事と合わせてみたくなる。
単独で飲むよりも、ずっと世界が広がって、
料理とワインがお互いを高めあってくれることが多いから。

今年、手に入れることができたら、何と合わせよう。
またもや、妄想の世界へ…(笑)

3度目は2019年9月

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まだ少し早いかもな~と思いつつも抜栓。
ワイン会などで皆と楽しむのが王道とは思いながらも、
ボトル1本通して飲んだことがないので、今回は家族で。

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もはや懐かしい感じすらする。
ディアムの前、コルクの時代です。
今回は奥さんの実家の定番、ポテトグラタンと合わせて。

ここは本家本元に任せて奥さんの手作り。
グラタンのチーズには安平「はやきた」のブルーチースを。

抜栓して少し置いてから食事に合わせてサーヴ。
大きめのグラスに注いだ瞬間から香りがあふれ出してくる。
このあたりは爽やかな風が吹いている屋外では逆に感じられないところ。
室内だからこその良さと言えるな。

花束を手にしているのかと錯覚するような香り。
なぜワインの香りを「ブーケ(花束)」と呼ぶのか、分かった気がする。
一口目から美味しいが、本領発揮はブルーチーズと合わせてから。
料理とワインの相性を、「ペアリング」と呼ぶのはうなずけても、
「マリアージュ(結婚)」はいささか大げさだと今までは思っていた。
しかし、こいつはまさにマリアージュ以外の何物でもない。
北海道のブルーチーズとワイン。
安平と余市の最強コンビだわ。

普段は理性的に、「1杯目で味を見て、2杯目飲むかを決める」、
という程度の飲み方をしている奥さんが、迷わず立て続けに3杯ですよ。
初めて見る光景だわ。。。
「チーズとめっちゃ合う!」と顔を真っ赤にしてたもの。
これはすごい。

普段は香りに少し個性が立つブルーチーズも、
熱でとろけると柔らかさを帯びる。
そしてその個性をまるごと包み込むワインの抱擁感と、
個性では負けない芯の強さ、香り。

そして2杯目くらい、抜栓後で30分くらいからが全力投球。
「ここからまださらに開く!?」と思わせるくらい、
さらに一段階も二段階もおいしくなる。
このあたり、ほんとボトルで付き合わないと分からない魅力だ。
ワインにはこれがあるからな。

ワイン評論家をいまひとつ信じきれないのは、
一口ではワインを理解したとは言えないと感じているから。
食事と合わせ、時間をかけて1本のワインと向き合う。
そうしないと見えないものが、良いワインにはあるように思う。

は~、これは幸せだわ。
我を忘れてしまような夜でした。。。

ヨイチ・ノボリ2015(アイハラ・パストゥグラン)

2017年3月。

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ドメーヌ・タカヒコのヨイチ・ノボリのパストゥグラン2015アイハラ。
このドメーヌは、最新刊の「ワイナート」の表紙にもなっています。
この号のワイナートは「日本のピノ・ノワール」がテーマ。
その表紙を飾っているわけだから、
もちろん、日本を代表するピノとして認知されているというわけですね。

このワインも、ブルゴーニュのピノをイメージして飲んでも負けない。
何度飲んでも、新鮮な気持ちでビックリできるワインです。

前回飲んだ時よりも、さらに深みが増している気がする。
何年か熟成させれば、まだまだ力を発揮しそう。
とはいえ、1本手に入れるだけでも大変なワイン。
熟成用にも、となると至難の業ですね。

この過熱人気ぶり、なんとかならないかな~。
ワイン会で出してくれる人がいるから、
ようやくおこぼれにあずかれるレベル。

もっとたくさんの人に飲んでほしいワイン。

2度目は2020年11月

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2015年縛りのワイン会のワイン。
(北海道の)王道ピノ・ノワールのドメーヌ タカヒコ。
今回はパストゥグランでツバイゲルトとのアッセンブラージュ。
もちろんブルゴーニュ的には異端の組み合わせですが、
そこにドメーヌ タカヒコのセンスを僕は感じます。
ピノと組むことによって、ツヴァイはその本領を発揮する。
こいつは鴨肉との相性が抜群だった。
少し獣感の薄いジビエ。
和服を着た女性と、地味だが真面目そうな男性。
華はないかもしれないが、末永く幸せでいそうなカップルです。
ドメーヌ タカヒコは秋が似合う。

ヨイチ・ノボリ2016(アイハラ・パストゥグラン)

2018年3月ワインヘリテージのワイン。

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ヨイチ・ノボリの2016、キュベ・アイハラです。

個人的には、ドメーヌ・タカヒコの赤の中で一番好きかも。
あまり大きな声でそんなこと言うと、
ワインを知らないやつと思われそうなので言わないけど。

ピノ・ノワールとツヴァイゲルトレーベのタッグって、
ボルドーのカベルネ・ソーヴィニヨンとメルロ並みの、
最強タッグなんじゃないかと個人的には思ってます。

出だしの主張が強いツヴァイと、
長い余韻で忘れられなくしてくれるピノ。
これがバランスよくアッセンブラージュされると、
ほんとに完ぺきなワインになるんだよな。

良くも悪くも、長く熟成させる必要もないし、
ずっと気軽で分かりやすいワイン。

ピノが年月を経て完成されていくのが、
なかなかじれったくて待てない、
そんな浅はかな未完のワインラヴァーだな、
と思いつつ、まじまじとアイハラを楽しんでしまうのでした…。

ヨイチ・ノボリ2017(アイハラ・パストゥグラン)

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2019年3月試飲。

これはたまらない。
このパストゥグラン、個人的には一番好きだ。
上質なものと心にやみくもに火が付くものは違う。
もはやこのワインが無いワイン人生は考えられないな。
香り高く、そしてとっつきやすさがある。
それでいて、長く引く余韻。
ピノの弱点をツヴァイゲルトが補って、
完全なコンビだ…。

ヨイチ・ノボリ キュムラ

ヨイチ・ノボリ・キュムラ2011

2017年ピノ・ノワールの会12本め。

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ブラインドでのテイスティングのコメントは以下。

「微発泡。これ大好きだ。濁りと深み。
 そして何よりもリッチだ。」

自分で書いてて、「これしかないわ」と思って、
「ドメーヌ・タカヒコ」を答えに書いて、見事正解。
これだけは当てたかったからうれしかった。

点数は10点満点で9点++。好みは3位。
2011のヴィンテージが、いまだにわずかに発泡するという。
瓶内でもどんどん変化しているんだろうな。

いやしかし、この濁った感じの複雑性は大好きだ。
この味を知ってしまうと、中毒になる。
これなしでは生きていけない、という味わいのワインです。

ヨイチ・ノボリ・オー・リー

ヨイチ・ノボリ・オー・リー2015

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2017年ワイン・パーティーでのワインの紹介。
1本めはドメーヌ・タカヒコのヨイチ・ノボリ。
キュベは「O-Lie」。”Lie(リー)”は、
「シュール・リー(澱の上)」という言葉もある通り、
「澱(おり)」という意味。
それとひっかけての、「オー・リー」ですね(笑)

いやでもね、本当に澱の雰囲気を感じる。
ドメーヌ・タカヒコの個性を、より強く感じるキュベ。
霞がかかった、雄大な山のような雰囲気が好きだ。
(ちなみに、同じ樽や瓶でも底の方が好き…)

僕もここまで10数年の澱がたまっているのだろうか?
それが、何かの魅力につながればよいのだけれど。
このワインのように。

ヨイチ・ノボリ・オー・リー2017

2019年の余市ラフェトにて。

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O-Lie(オー・リー)というキュヴェ。
日本語で澱(おり)の発音と、
フランス語の澱を意味するLie(リー)がかかっていて、
なかなかしゃれたネーミング。

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見ての通り、とても濁っている。
昔からこの澱際や、少し笹濁ったワインが好き。
それをいうと自然派好きと思われるけど、特にそういうわけでもない。
ただ、ノンフィルター(無濾過)派ではあるな笑
より個性的で複雑になるところが好き。
パワーもあるので、食べ物に合わせたくなる。
暑さに負けないワイン。
これはうまい。

ヨイチ・ルージュ・アッサンブラージュ

ヨイチ・ルージュ・アッサンブラージュ2012

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ヨイチ・ルージュ・アッセンブラージュ2012。
パストゥグランに比べたら、少し雑な感じ。
しかし、そこが面白いというか、個性があるというか。

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飲み終わった後に、少しタンニンが残る。
酸味の残るので、後味がバラバラな感じ。
しかしそれも、パストゥグランを先に飲んじゃったからだろうなぁ。
プロではないので、立て続けに試飲すると、
味覚をリセットできなくて、先に飲んだワインに引っ張られる。

北海道の赤で魅力を感じるものは、そう多くない。
こういった赤がたくさん生まれてくれることを期待します!

ロゼワイン

ヨイチ・ロゼ・サンスフル

ヨイチ・ロゼ・サンスフル2014

2016年1月ですね。

今日は安売りの肉を使って焼き肉。
タン、ハツ、レバ、カルビで1000円ほどかな。
タイムセール万歳ですね。

これにバターライスと、
焼き肉の後のフライパンで炒めたキャベツに、
レモン汁を振ってザワークラウト代わりに。

合わせたのはドメーヌ・タカヒコ。

image

サン・スフル。ロゼで発泡です。

image

裏のエチケットの言葉通り、手に入れやすい値段(1930円)。

王冠を開けた瞬間に吹き出てあわてました。
そっと扱わないといけない。

ドメーヌ・タカヒコらしい酵母の香り。
一度味わえば、これは絶対に忘れない。

肉と合わせても非常に美味しかったけれど、
やっぱりキャベツとの相性が良い。
雪の下キャベツをくったりと炒めて、
レモン汁をかけたものと合う。
甘味と酸味、両方がサンスフルの中にもある要素。
本当に北海道の食べ物と合うな

普段の食卓にも合わせやすい1本です。

本当に、「農民」をイメージさせるワインが多い。
無骨で、率直で、ひたむきなワインたち。
僕の原点が、ここにあります。

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クラリンス1983(ボルドー・白)

天気も良いので、畑の除雪。
冬は格納庫がわりに使っている二重ハウスは、
除雪の入る公道から数十歩。
その周りを除雪したら、
そこから鉄骨ハウスまでは道を作らないといけない。

もやは道があった場所は分からないので、
冬の前に立てた目印を頼りに除雪。

かなり曲がっているのはご愛敬。
もっと目印は多く立てるべきだった。
どこまでが道で、どこからが畑か見えないので怖い。
恐る恐るやってたら、曲がりまくりました笑

さて、今日のワイン。

古酒シリーズの中の1本。

知らない名前ですね。
軽く調べても出てこなかったので、読み方は適当です。

コルクを抜こうと思ったら、
オープナーが刺さらずに奥にクイクイめり込んでいく…。
もはやコルクが役に立っていないわけで、
これは絶望的な雰囲気。

抜栓しても、やはりというかなんというか、
香りもなく、もうほぼ終わっているという感じの香り。
それでいて甘さだけが残っている。

残念ながら、これはさようならです。
古酒はどう管理されていたかが大事、
というのは身に沁みましたね。

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1月まとめ~除雪と計画~

1月はなかなかに雪の多い1か月でした。

報道にあるような北陸地方の大雪害というほどではないが、
それでも数年ぶりの雪の量という感じ。

除雪はハウス周りを中心に3回入りました。

ようやくスノーブロワーの扱いにも慣れてきて、
段々スピードも上げられるようになってきた感じ。

同時に来季に向けて計画を立て、
各種申請にも追われるという感じで、
一か月があっという間に感じますね。

この期間だからこそ、
息子をはじめ家族と過ごす時間も増やし、
農業はできないものの、なかなか楽しんでいます。

来シーズンに向けて可能性を感じる話も2つほど舞い込んで、
活力もってやっていけそうな予感。

楽しみつつ、全力で頑張っていきたい。

●1月データ
日照時間 120.6時間(3.9時間/日)
平均最低気温 -13.9度
平均最高気温 -1.8度
降水量 52.5mm(積雪最高51cm)

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2020年までのまとめ~宮本ヴィンヤード~

今回のまとめシリーズは「宮本ヴィンヤード」。

はじめに

北海道三笠市のタキザワ・ワイナリーの醸造長、
宮本さんの畑で取れたブドウのワインです。

2015が販売された最初のヴィンテージ。

三笠の宮本ヴィンヤード初リリースのワイン3アイテム。

ワインの名前は「ヴィーニュ・シャンタント」。
英語で言うとsinging vine(シンギング・ヴァイン)。
つまり、「歌っているブドウの樹たち」といったところか。

タキザワ・ワイナリーの収穫祭で話を聞いて、
ぜひ飲みたいと思っていたワインたちです。
熟成させてみるのか、飲んでみるのか。
うーん。悩むな(笑)

新規就農から5年目にして、初リリース。

ワインと一緒に、詳しいテイスティングコメントのリーフ。
こういう心遣いって、なかなか大手には難しいですよね。
梱包も心がこもっていて丁寧。

ワインの味わいももちろん素晴らしいので紹介していきます。

オレンジワイン

ヴィーニュ・シャンタント アントル・シヤン・エ・ルー(黄昏時)2015

まずはオレンジから。

2015が公式初リリース。

ラム肉のマーマレード・ソースとの相性は抜群。
なにせピノ・グリとは思えない複雑で豊かな香り、味わい。
柑橘、特にキンカンの香りを思わせる濃厚な風味。
オレンジワインに共通する、わずかな苦味。

これらの要素がバランスよく備わっていて、
初心者から玄人衆まで満足させる味わいに仕上がっている。

もうちょっと熟成を見てみたい気もする、
まだまだ可能性を秘めた1本。

2度目は熟成を経て、2020年11月に抜栓。

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: 2f8aa96d-s.jpg

2015年縛りのワイン会の1本。
うちからの提供で宮本ヴィンヤードです。
「黄昏時」という名のオレンジ・ワイン。

この会はジビエの会で、
シカ、カモ、クマの肉を堪能できましたが、
シカに最も合うのはこのワインではないか、と感じましたね。
時間帯で言うと「黄昏時」なんだろうけど、
季節感で言うと「晩秋」なわけで。

奥山に 紅葉踏みわけ 鳴く鹿の 声聞くときぞ 秋は悲しき

と古人は詠んだわけですが、
そのメランコリーな感じは、このワインにも共通する
まるで愛する人と離れ離れになってしまったかのような、
鈍い痛みと、切ない愛しさが、
このワインの酸と苦みと共通する。

そして、(百人一首の歌い手は食べちゃいないだろうが)
鹿のややクセのある味わいと絶妙にマッチする
冬の訪れを感じる季節に、ぜひ合わせたいマリアージュです。

ヴィーニュ・シャンタント アントル・シヤン・エ・ルー(黄昏時)2017

2017ヴィンテージはワインヘリテージにて2019年3月に試飲。

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: 42fc65bf-s.jpg

三笠の宮本ヴィンヤードのオレンジワイン。
そうかも…と思って合わせたが、やはりリンゴによく合う。
コンポートの甘さと共通点があって、まさにマリアージュ。
リンゴの火入れが最高で、わずかにシャリっと歯ごたえがある。
それとこのワインのイメージがピッタリ。
このワインもくたくたに煮込んだ甘さではなくて、
まだまだ新鮮さを感じる味わい。

ここからどのように熟成していくかも見物だな。
楽しみな1本。

2度目は2020年10月に抜栓。

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: 2ce66e95-s.jpg

気温が高いので白ワインにしようかと思ったが、
奥さんが厚みのあるワイン希望だったので、
オレンジワインにしてみました。

「黄昏時」という名のワイン。
まさにそんな色合いです。
トゲトゲしやキツイ苦みはみじんもなく、
柔らかく包み込んでくれるような味わい。
一日の終わりを祝ってくれるような素敵な1本。
本当に黄昏時のような味わいの変化もある。
徐々に深い色合いになる時間帯の風景のように、
多層的で重厚な味わいへと向かっていく。

音楽で言えばキレイな転調が何度かあるような、そんな感じ。
ほんの2時間ほどで映画を見るようだ。
温度による味わいの変化ということもあるのかな?
奥さんも久々に「もう1杯」ご所望でした。
素敵なワインです。

白ワイン

ヴィーニュ・シャンタント・シャルドネ2015

シャルドネは3回飲んでます。

1回目は届いてすぐ。

初リリースの宮本ヴィンヤードのシャルドネ。
届いてから1週間~10日は休ませたかったので、
(ワインは動かすことで、ざわついた感じになる。落ち着けないと)
ようやく飲める体制になったというところ。

合わせたのは手巻き寿司です。

結果的には、このシャルドネと最も相性が良かったのは、
アボガド・サーモンの手巻き寿司。

ワインは抜栓直後はクリーンで酸が目立つ、
寒冷地特有の軽いワインんという印象。

それが、ドラマ2本見ている間に(要するに2時間かけて)、
徐々に変化していきます。
特に1時間半くらいからの変化は明確で、
厚みとトロピカルフルーツの香り、リッチさとコクが出てくる。

好みもあるだろうけど、
僕は断然、後のタイプの方が好き。
今回は冷蔵庫で冷やして5度からのスタート。
そこから室温に任せて液温を上げていくような感じだったが、
心持ち冷えている(14~16度くらいかなぁ)のが最も良いような印象。

香りを立たせて、そして厚みを感じられるようになってからが本領。
きれいな酸も感じられるので、熟成させてみても良い変化があるかも。

うむ。これはブルゴーニュのシャルドネと共通点を感じる。
というか、ブラインドだったら見分けられない気がする。

これはまた、新しく素晴らしいワインを見つけてしまった!
隣り合っているにも関わらず、タキザワさんの白や、
近藤さんのワインとも違ったテイストで面白い。
フランスでなくとも、畑が違えば味わいも違うのかも。
(ま、これらの畑は品種がそもそも違ってますけどね。)

2回目は2018年8月。

今日は雨で少し早く帰れたので、
いつものお礼に天ぷらを作ることに。
研修先でもらったカボチャと、冷蔵庫の余りのサツマイモ、
あとはエビとタマネギのかきあげで。

合わせたのは三笠の宮本ヴィンヤードの白。
ちょっと冷やし気味くらいでサーブ。

天ぷらは揚げたてが命なので、
キッチンのオープンカウンターからダイニングに供給しつつ、
自分も隙を見て食べて飲むスタイル。

(なので天ぷらの写真は無いです。
 そんな余裕が無いです笑)

ワインはややグリーンのかかったイエローの色合い。
酸と苦味の主張が強めで、
寒い地方のシャルドネというイメージ通りの味わい。
天ぷらとの相性は抜群で、
いくらでも飲めてしまうところが罪ですね(笑)

いたずら盛りの息子をうまくなだめつつ、
夫婦で飲むワインはなかなかのものでした。
思い出になるワイン。

3回目はワインヘリテージにて。

造り手の宮本さんにも話を伺えました。

このシャルドネは、あと2年は待たないと本領発揮しないと。
今飲むなら、2時間くらい前に開けておくと美味しくなるそう。

そういう、飲み手に媚びないツンツンした感じは好きだな(笑)
なかなか開いてくれないワインというのは、
開いたときのポテンシャルがすごいことが多いからな。
うちにあるのは、なるべく2年待ってみることにしよう。

というわけで、味わうのはこういった試飲の場になりそう。

味わいはクリアで爽やか。
これが開いてくると旨みが出てくるらしい。
時間をかけるほど優しくなる味わいです。

ヴィーニュ・シャンタント・シャルドネ2017

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: e66fce8e-s.jpg

ワインヘリテージにて、2019年3月に試飲。

少し冷やしすぎかな~という温度でのサーヴ。
ブランデーのように掌で少し温めてから飲む(笑)

樽が少し効かせてあるのか、思ったよりも厚みのある白。
刺身よりも、少し火入れしてあるサケのハラスなんかと合う。
脂っぽさを抑えてあるハラスだが、
それでもスッキリしたシャルドネと合うな。

むむ、しかしこれは松前漬けとも合うかも?とかやってると、
いつのまにやら時間が過ぎていく…。
ボトルで付き合いたくなる素晴らしい白。

2度目は2020年3月。

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: da3cefaa-s.jpg

奥さんも大絶賛。貴重なおかわりワインのひとつになりました!
酸のトゲはまったくなく、複雑さとコクを感じ、凝縮感も凄い。
これは最高の白のひとつですね。

赤ワイン

ヴィーニュ・シャンタント ピノ・ノワール2015

赤は2回飲みました。

宮本さんの収穫を手伝ったあとに抜栓。

どちらかといえば陰性のワイン。
ブルゴーニュでも静かなワインがあるが、そういう感じ。

かといって、根暗と言うわけではないんだよな。
香りも、匂い立つというわけではないが、
飲みこむとしっかりとピノ特有の花の香りを感じる。
それも、強く、魅力的な香り。

ちょっととっつきにくい感じがあるが、
打ち解けると、非常に魅力的だ。
そういう意味では、造り手の宮本さんに似ているな。

これを、収穫のことを思い出しながら飲むというのはとても良い。

まだまだポテンシャルを発揮するには、年月が必要そうだ。
じっくり待つこともまた、ワインです。

2回目はワインヘリテージにて。

並んだ結果、最後の一口にギリギリ間に合ったので、澱が多い部分。
ただ、個人的には濁りが好きなので、むしろうれしい感じ。

キラキラと酒石酸が光る。高品質の証。
女性で言うと、飾り気のない、すっぴんが美しい感じ。

こちらも、まだまだ熟成を待ってほしいとのことですが、
個人的には早めに飲んでも、これはこれで魅力があると感じる。
本領発揮まで待つか、今を楽しむか…。
このあたりもワインの魅力。

良いワインは時と共に味わいが変化するからこそ、
長い間楽しめるんですよね~。

ヴィーニュ・シャンタント ピノ・ノワール2017

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2019年のワインヘリテージにて。

いや、これはブルゴーニュのピノでしょ。
ピノ・ノワールという品種はこれがあるから困る。
ぬけだせなくなるから困る。

和テイストのローストビーフとのマリアージュはヤバイ。
抜け出せなくなる魅力。
完成度の高いピノです。

↑上記は連続試飲しながらのメモをベースに記事にしているので、
 赤を試飲するくらいのタイミングは結構酔ってる。
 同じことを繰り返し書いてますね…笑

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2020年までのまとめ~マオイ自由の丘ワイナリー~

はじめに

うちからもっとも近くにあるのが、長沼町のマオイ自由の丘ワイナリー。
所有者が替わって、栽培や醸造の担当も若手になっています。
2019年は、3人そろっているところに訪問できて、いろいろ話せて楽しかったです。

話の中身はもちろん苗木です。
これから植えたい品種の話は、やはり夢が膨らみますね。
「無理だ」って言われている品種でも、分かんないですよ。
温暖化の影響もあって北海道の地でも育つようになっている品種は増えているし、
台木との相性次第では成功する品種も増えるかもしれない。
そのお手伝いができれば言うことないですね。

スパークリングワイン

澪標(泡)

澪標(泡)2018

夏前にスパークリングがあるのはやっぱ良いよね。

ナイアガラの白とオレンジを混ぜてあるとのこと。
うん、オレンジ的苦味がしっかりあって、存在感を主張している。
今日みたいな暑い日にはこういう酸強め、泡強めなのが良いな。
や、なかなかお気に入りの1本ですよこれ。
「夕顔」もよかったが、これも「買い」な1本です。

花散里(泡)

花散里(泡)2018

疲れた日は焼肉。
家でやると安上がりだしな。
合わせたのはマオイの赤の泡。
先日のバーベキュー&ランブルスコが、思いの外よかったので。

マオイの花散里。
赤ワインのテイストそのままに、発泡性にしてある。
酸が強く、渋味も強い。
キンキンに冷やしたが、それでも主張は強め。
焼肉のたれと相性が良いかも。
ゴマ油&塩くらいでは負ける。
強い料理と合わせて。

白ワイン

澪標

澪標2017

7月のワインアカデミーの懇親会の1本。

マオイ自由の丘ワイナリーの澪標(みおつくし)。
マオイワイナリーは経営者が替わって、
名称も変わりました。

ナイアガラ特有のラブラスカ香がしっかりある。
しかし味わいは甘ったるくなく、すっきりしている。

造りとしては最近の流行を意識した透明感のある造り。
この醸造法で、マオイの山葡萄をワインにするとどうなるのだろう?
そんな期待感が高まる新生マオイのワイン。
これからが一層楽しみです。

2度目に飲んだ感想は以下。

うーん。注いだ瞬間に少しびっくりする色あい。
ジャスミンティーくらいの色合いになっています。
もちろん熟成によるものではない。
味わいはナイアガラの軽やかさはありつつも、力強い渋味や酸も見受けられる。
それが全体を引き締めて、非常に良いアイテムに仕上がっている。
野心的な造り手が、北海道のワインをどんどん変えていく。
まさに春の萌芽のような、小さい中に力強さを感じるワイン。
うん、また見つけたら必ず買おう。

赤ワイン

花散里

花散里2018

岩手のヤマブドウを使用した赤。
第一印象はやはり野性的。
つかみかかってきそうなアタックと土っぽい香り。
奥に果実の印象もしっかりあるので、
タンニンや酸が落ち着けば、果実感が前に出るかも。

数年置いて楽しむとよさそう。

帚木

帚木2017

「ははきぎ」です。
マオイ自由の丘ワイナリーは漢字2字の名前なんですね。
そして「源氏物語」に由来している。

余市のキャンベル。ラブラスカ香は強いが、
その奥にしっかりとした果実感がある。
ワイルドベリーのような力強い酸。
ライトな色合いに似合わぬアタック、力強さがある。

スーパーで手に入るところも、
これまでのマオイワイナリーとは一味違う。
こいつは中庸を旨とするワインだった。
さて他のアイテムにはどんな個性を持たせるのか。
ワクワク感のあるワイナリーです。

2度目に飲んだのは冬。感想は以下。

キャンベルっていうと、楽器ならピッコロのように、
ロゼとかで可愛く仕上げるパターンが多い。
そんな中、こいつはどっしりと力強い力士系の赤。
といっても重厚感というよりは、荒削りな酸と、
野性味のあるスパイシーさという感じ。
(あれ?裏エチケットのコメントと違うな…汗)

雪が降り始める時期に、
薪ストーヴの火を眺めながら飲みたい感じ。
体を温めてくれますよ。

空蝉

空蝉2017

最寄りのマオイ自由の丘ワイナリー。

キャンベルらしいラブラスカ香がある。
甘くゆるいキャンベルと、
強くパワフルなヤマブドウ系の岩松という品種、
この2つを合わせてしまうというのはなかなか面白い。

旧・マオイ時代よりは飲みやすいワインが多いな。
さてさて、どんなワインを作っていくのか。
これからが楽しみなワイナリー。

2度目に飲んだ時の感想は以下。

源氏物語から取った空蝉と言う名前も良いな。
味わいは柔らかな甘さの中に力強さと荒々しさがある。
このバランスを間違えると今一つになってしまうが、
このアイテムは絶妙なバランス感覚。

気持ち「ワイルドさ」が先行している気配もあるが、そこは個性。
僕もがめつくワイルドに最初の5年を生き抜いていくぞ。
やることは無限、時間は有限。
効率よくいろいろやりきっていきます!

花宴

花宴2018

当時まだエチケットが貼られていなかったので、この姿。
山ソーヴィニヨン100%とのこと。
新生・マオイ自由の丘ワイナリーはワイン名が源氏物語に由来。
これも「花宴(はなのえん)」という名前。

ヤマソーは興味がある品種。
ヤマソーはヤマブドウの血が濃いように感じる。
アタックは強く重く、ややガサガサした舌ざわり。
アッセンブラージュするか、あるいは熟成させるか。
もうすこし円くなってくると面白そう。
今後が楽しみな1本。

紅葉賀

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2019年6月。
最近、ちょこちょこ長沼を訪れるので。
ついでと言ってはなんですが、ワインも購入。

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まだ飲んだことのない「紅葉賀(もみじのが)」です。
バックヴィンテージと新しいヴィンテージをブレンド。
共にヤマブドウということもあって、なかなかに力強い。
濃く、重く、パワフルと言ったところ。
それでいて、ヤマブドウ独特の酸も強くある。
今回は単独で飲んでしまったけど、
夏ならトマト料理とかと合わせたらどうかな~。
ミートソースとか。
トマトの酸味とマッチしそうな気がする。
今度、試してみよっと。

夕顔2018

2019年3月。

果実酒研究会の試飲会ワイン。

IMG_6819

マオイ自由の丘ワイナリー。
会社は北海道自由ワイン株式会社。
キャンベル99%にヤマブドウが1%。
なかなか面白いセパージュ。
この1%がどんな仕事をするのか。


キャンディー香によるキャンベルらしさ。
その中に強さがある。
1%でもヤマブドウのパンチはあるな。
強めの、しっかりしたロゼ。

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2020年までのまとめ~藤野ワイナリー~

はじめに

2020年までのまとめシリーズ、
続いては北海道札幌市内にある「藤野ワイナリー」。

かつては「kondoヴィンヤード」の近藤さんが、
醸造責任者を務めていらっしゃいましたが、
今は顧問的立場になられていて、
代替わりして浦本さんによる醸造になっています。

シードル・ブラムリー

シードル・ブラムリー2017

お隣さんとのバーバキューにて。
(しかし最近、お隣さんとはマジで親戚のような付き合いだ…笑)

肉が食いたくなって、
恵庭の阿部精肉店まで肉を買いに行ったら、焼き肉がしたくなり。
焼き肉するなら2人より4人ということで。
(あ、息子も入れたら5人ですけど)

で、持参したのはシードル。

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発売したての藤野のシードル。

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余市のリンゴを使ったシードル。

ほんと余市は北海道の果樹の聖地だな。
リンゴを作らせてももちろん抜群にウマイ。

そのリンゴを「浦本流」と呼ばれる藤野の醸造でシードルに。

アルコール度は6度と軽め。
乾杯するには良い感じですね。

酸がキリっとあって、甘さはごくわずか。
そうそう、これなんだよな。
バーベキューに合わせたくなる軽やかさ。
でもビールではない、というそんな気分の時。
こいつは最高だな。

特に旬のサンマと抜群に良かった。
北海道の新鮮なサンマは内臓も苦味が少ない。
ほろ苦いのを脂の乗った身にのっけて食べるのが最高。
炭火で焼くというのもまた良い。

そしてこのシードル。
うーん。永久運動だわ(笑)

2度目は2019年6月に抜栓。

甘ったるさを感じない、シャープなシードル。
リンゴと言うより、梅の香りを強く感じる。
昔、奈良のばあちゃんチで飲んだ梅ジュースを思い出す。
夏に氷を浮かべて飲んでも良い気がする。
さわやかでみずみずしい、ゴクゴク行けちゃうシードルです。


スパークリング・ワイン

ナカイ・ナチュラルスパークリング

ナカイ・ナチュラルスパークリング2015

エチケットが無い…というか、裏エチケットみたい。
ミュラーとケルナーを使って、藤野ワイナリーで作られている。
お隣のミュラワも近藤さんだし、そのつながりで藤野ワイナリーですね。

ミュラワに比べると酸が立つ感じがする。
余韻が長く引くのはケルナーの魅力かな。
ドライな感じが強いので、こちらの方が男っぽいか(笑)

初めて飲んだので、その魅力にびっくり。
まだまだ北海道のワインには、僕の知らないものがたくさんある。
ますますハマっていきそうです!

札幌市内にあるワイナリーというところが面白い。
イベントなんかも活発に行っているワイナリーでもあるので、
今後、「街のワイナリー」としてどう発展していくのか。
目を離せないワイナリーです。

ナカイ・ナチュラル・スパークリング2016

結構、ボリュームがありました。
奥さんが食べきれないくらい。
(僕がもらって食べたけど笑)

満足、満足。

さて、今日のワイン。

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札幌の南の方にある、藤野ワイナリーのスパークリング。

これは何とも爽やかな味わい。
エチケットが味わいをうまく表現している。
濁りが効いていて、複雑味があるので、
よくある「軽いだけの泡」という感じはしない。

アルコール度数も低め。
くいくい飲めるのが魅力だな。

乾杯やアペリティフ(食前酒)に使うもよし、
こってりしたものの食後に飲むのもよさそう。

それこそ、ラーメンの後に飲みたい1本。
今日は天気も良いし、よく似合いそうだ~。


ナチュラルスパーリング

ナチュラルスパークリング・ロゼ2012

初めて飲んだのは、2014年の11月。

明日はお休みということで、ワインを開けました。
先日買った、藤野ワイナリーのロゼ・スパークリング。
料理は鶏肉とキャベツのスープ、
そしてほうれん草とポテトのアンチョビあえ。

食卓を鮮やかに彩ってくれるのも魅力ですね。
味わいは、ブドウというよりもイチゴ。
まるでイチゴソースのような香りと味わいです。
で、天然酵母独特の鉄っぽい雰囲気がある。
この鉄っぽさは、アンチョビとの相性が抜群です。

アンチョビやオリーブと合ってくれると、
料理のバリエーションが広がっていいですね。
なかなかコスパのいいロゼでした!

ナチュラルスパークリング・ロゼ2014

相変わらずのゾーク。
ゾークって、普段飲みには便利で、リコルクしやすいけど、
ここ一番って時に出すには、雰囲気があまりないんだよね。

ロゼの色ってピンキリだけど、こいつはピンクっぽいキレイな色。
泡は弱め。ヨーロッパなら微発泡に分類されそう。

鼻をくすぐる香りは無いが、口に含んだ時はチェリーの香り。
いや、むしろ桜餅に近いか。日本人的には非常になじみのある、
上品で春を感じさせる香り。

優しく、柔らかく、温かい。
そういう意味では、先に飲んだタキザワのミュラートゥルガウと、
この藤野ワイナリーのミュラートゥルガウがベースの泡では、
味わいは対極にあると感じる。

タキザワさんの鋭く、気合の入った酸。
藤野さんの柔らかく、穏やかな香り。
どちらも、これまでのミュラートゥルガウでは感じなかったもの。

どちらも個性的で、ハマる。
しかし今日のシチュエーションには(疲れて嫌んなった時には)、
この優しい味わいの泡には満たされますね。

ナイトキャップにピッタリです。
素晴らしい。

ナイヤガラ・ナチュラルスパークリング2016

2017年に試飲。

さて、原田商店のワイン会の1本めです。

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乾杯のワインは藤野ワイナリーのスパークリング。
ブドウ品種はナイヤガラです。

ナイヤガラは生食用のブドウとして日本でも有名。
いわゆる「狐臭」と呼ばれ、ヨーロッパでは嫌われる、
どくとくの甘いラムネのような香りがします。
日本人は昔から生食用で馴染んでいるからか、
嫌悪感を抱かない人の方が圧倒的に多い。
(というより、日本人はこの香り好きだと思うな。
 美味しそうだと感じるはず)

醸造担当の浦本さんのコメントによると、
スキンコンタクト(果皮も一緒に漬け込む)によって、
独特のエグミが出ているとのこと。
ナイヤガラらしさを感じるはず。

また、この年はブドウが良かったため、
酸化防止剤を全く使用しない造りになっています。
だからピチピチと元気なんですね。
乾杯にふさわしい1杯。

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さて、料理もチェルボさん自慢の料理。
ここは恵庭で1番と評されることが多い店。
(ミシュランの星をもらっていることもあるし)

生ハムメロンが泡ととても相性が良かった。

料理にも大満足です!

ナイアガラ・ナチュラルスパークリング2018

2019年1月。

2019年2発目の新年会。次はご近所の奥さんママ友夫妻と。
アジアン・テイストの唐揚げ鍋。2日続けての新年会なので、ちょっと変わり種の鍋で。
合わせたのは優しい泡。

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藤野ワイナリーの泡。

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最近、藤野のスタイルも確立してきた感じ。
期待した通りの、爽やかな優しさ。
飲み疲れた時にも美味しく飲める。
アルコール度が低めだからか、それとも天然酵母のせいか。
ともあれ、子どもを囲んで、和やかに飲むには最適のワイン。

2度目は2019年6月。

余市の登地区のナイヤガラを使用。

ナイヤガラだが残糖感はない。
爽やかで瓶底は濁りが増す。
こういう造りは個人的に好きだな。
生食用ブドウの特有香は控えめで、
ほんのりした甘さと、キレイな酸が目立つ。
透明感と、料理にも合わせると懐の深さ。
夏に合う清涼感。
美味いです。

ナチュラルスパークリング2019

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2020年3月。

消防団の手続きに恵庭の中心に行ったので、
ついでに原田商店に立ち寄り情報交換。
そしてワインも仕入れてきました笑
原田商店に登場したての藤野ワイナリー、
ナチュラルスパークリングの最新ヴィンテージ。
定番の爽やかなスパークリング。
圧は控えめで、そんなにパチパチしないので、
この冬の終わり、暖房効かせた室内にも合う。
ついついリピートしてしまう、
年1飲みたいワインのひとつです!

くまコーラ

くまコーラ2017

2018年8月のワインアカデミー初日の帰り道。
せっかく札幌に出てきたので、我が師匠に連絡。
忙しい中、札幌駅まで出てきてくれるとのことで、
円山屋で立ち飲みすることに。

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久々の乾杯ワインは樽から注いだ「くまコーラ」。
藤野ワイナリーとジャン・マルク・ブリニョ氏のコラボ作品。

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上の写真は後日師匠から頂いたボトル画像です。

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店ではグラスでサーヴ。
ちょうど新しいボトルに移るところだったので、
ボトル上面の澄んだ部分と、ボトル底の濁った部分が楽しめた。

それにしても開けたてはものすごい泡。
ビールも真っ青ですよ(笑)

爽やかで軽やか、そして何より楽しげな雰囲気。
うん、これは夏の乾杯には欠かせない存在だ。
(手には入りにくいけど)

そしてこの店、
ワインアカデミー帰りの受講生ホイホイとなってました(笑)
待ち合わせたわけでもないのに、来るわ来るわ(笑)
結局、全受講生の25%くらいと出会ったのではないか。
師匠も紹介で来てなによりでした~。

こういうつながりが広がっていくのも、
ワインの大きな魅力ですね。

2019年4月に2度目の試飲。

今回は「くまコーラ」がグラスで飲めました。
一番あたらしいヴィンテージですね。
いつもながら、すごい泡の量。
ビールよりもモコモコしているのではなかろうか。
それがまた、このワインの個性となっている。
香りも爽やかなナイヤガラの香り。
ライトで嫌味な感じが全くない。
今日みたいに疲れた体をいやすための1本としては最高ですね。
樽から直接注がれるというのも素敵な発想。
ボトルの写真が残せないのが残念ですが。
僕はここでしか会ったことのないワインです。
ウマイ。

3度目は2019年9月。

余市のイベント、ラフェトで森羅ブースにて。
ここのブドウを使った「くまコーラ」。
奥さんに「なんでこんな名前なの?」と聞かれるが、
上手く答えられない笑

コーラ並みに泡が出るからかな?笑
息子はここで食べるためのブドウ、ポートランドをもらいご満悦。
意外なほど、ワイナリー巡りを楽しんでました。
僕自身もシュワっとした泡にキレのある酸、
それでいて甘さや深みもあるこのワインで体力回復。

奥さんもクルミパン買ってご満悦でした~。

ロゼワイン

○△ロゼ(マルヤマ・ロゼ)

○△ロゼ2017

円山屋のもうひとつのグラスワイン。

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〇△(マルヤマ)ロゼです。
旅路を使ったロゼワイン。
円山屋のために作られたキュヴェです。
ラブラスカ香を隠そうともしないところが好感を持てる。
正直、日本人にはそれほど違和感ないのだから、
品種香として前面に出す方が潔いと感じてます。

食事に合わせるのには向かないだろうけど、
単独で飲みながら(あるいはチーズや生ハムくらいにして)、
立ち飲みでワインを語らうにはうってつけです。

早めにクイクイ飲んでしまうべき1本。
次の日も早いので、小1時間で解散です~。

コハル

コハル2017

色合いが見づらいですが、明るめのロゼです。

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赤い果実の香り、心地よい酸。庭でとった木の実のような、
さわやかさと酸っぱさがある。
赤のような香り、でもライトなテイスト。
それでいて白のようなキレイな酸、
でも厚みもあるように感じる。
ロゼって中途半端、と思っていた。
しかしこいつは赤白両方の良さがある。
たとえば、食事を通して1本のワインで合わせる、
そんなときにはこのロゼがよいな。
アミューズからデザートまで付き合える、ステキなワイン。

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ちょっとロゼを見直した1本。
藤野ワイナリー、ロゼがうまいな。
強味があるというのは良いな。

さねんころ ももいろロゼ

さねんころ ももいろロゼ2018

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赤身の肉を食べながら合わせてもよいし、
魚介なんかと合わせてもよい。
爽やかさが脂を流してくれて、
いくらでも食べられそうな気分になってしまう笑
赤いベリーの香りと品の良い酸。

癖になってしまう1本です。


白ワイン

ナカイ・ケルナー

ナカイ・ケルナー2014

次は2016年7月。師匠の洞爺湖の別荘にて。

洞爺湖にて。
なんとケルナーまで登場。
今回のバーベキューは、コイツをお供に。

「ケルナー好きになったら北海道民だよ」って言われましたが、
本当にケルナーは北海道の気候に合ってる気がする。
とてもウマイ。

特にこういうドライに仕上がったケルナーは、
道産の野菜にピッタリ合う。
今回は詰め放題100円のジャガイモを、
炭火バーベキューで焼いたものにピッタリ!
ジャガイモの甘さとケルナーの酸が心地よい。

ゾーク(人工コルク)なので、リコルクも楽。
帰ってからも楽しませていただきました。

それにしても、今回の洞爺湖の祭りは旨いものだらけだったな。
美味しい野菜は本当に美味しいし、ワインともよく合う。

良い経験になりました!

ヴィンヤードシリーズ

まずは2017年1月の我が家でのワイン会にて。
同じワインの3ヴィンテージ垂直です。

・ヴィンヤードシリーズ2013
ワイン会のワイン。

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2013~2015の3ヴィンテージを垂直試飲したシリーズ。
結論から言うと、この2013が個人的には一番好きでしたね。

味わいは爽やかだが少々濁りを感じる柑橘。
僕はクリアなものよりは味わいがあり、複雑な方が好きなので、
これはかなりウマイ。

ビン底はかなり濁りが強い。
かすかに果物由来の苦みを感じる。
そこもまた、魅力に思えるな。

ま、完成度が高いかどうかと言われると、
なんというか、この年以降の方が完成度は高いんだろう。
でも、この味わいは個性的で好きだな。

あ、ちなみに、今回のワイン会はワインが多すぎて、
この3本セットは我が家への置き土産となりました(笑)
(ゾーク栓なので、リコルク楽でした)

2度目に開けた時は、ポテトグラタンに合わせて。

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レシピ通りにやったはずなのに、ちょっと焦げた。
味は良かったけどな。
なかなかマッチングしてました~。

・ヴィンヤードシリーズ2014
ワイン会のワイン。

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3本垂直試飲の真ん中です。
ファーストインプレッションは、「あれ?」という感じ。
個性の強い2013、完成度の高い2015に挟まれて、
なんとなく凡庸というか、没個性的というか。
正直、垂直した時は3本中で1番下かな、という感じ。

しかし、1本通しで飲むと、また印象が変わってくる。
香りは今一つだが、味わいは酸がきれいで見るべきものがある。

ワインというのは、一口試飲するだけでは、
なかなか見えてこない魅力というものがある。
ボトルを通して、変化も感じて、
そこで初めて、価値が見えてくるということも結構ある。

2014はインパクトも弱く、目立つ魅力はないが、
そつなく料理に寄り添ってくれるし、
邪魔をしない淑やかさもある。
ワイン単体としてだけでなく、総合的に判断していかないとな。

気づきの多い1本でした。

・ヴィンヤードシリーズ2015
さてさて今日は。
紹介しそびれていたワイン会のワインを。

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藤野ワイナリーの白。
垂直で試飲して、3本めの2015。
今回の3本の中では、最も新しいヴィンテージ。

この3本の中では、最もくっきりとした酸を持つ。
見た目もかなりクリア。わずかに黄色がかかるぐらい。

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最も一般受けしそうな感じがする。
酸が立つので、熟成も聞きそうな感じ。
ライムやオレンジなどの柑橘の印象が強い。

しかし、キレイなワインが一番おいしいとも限らないのが難しいところ。
個人的には、3本の中では濁りがあって個性的な2013が一番だったけど。
ここはやはり意見が分かれるところでしょうね。

年によって出来が違うところもワインの魅力のひとつ。
北海道のような新しい産地は、その変化もまた大きい。
それを再確認した1本でした!

ナカイ・ケルナー2015

さて、原田商店のワイン会4本目。

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藤野のケルナーです。このアイテムは、
我が師匠に垂直試飲をさせてもらって以来、
しっかり記憶してます。
特徴は、ケルナー単一とは思えない複雑さ。

ケルナーはシャープな酸で、
クリアな仕上がりのワインが僕は好きです。
でも、こいつにはそれに加えて、奥深さと言うか、
複雑さやリッチさがある。
それが余韻にとても良い香りを生み出すんですよね。

で、なんでなのかなー、と思ってました。
それが今回、造り手である浦本さんのコメントで分かりました。
いわく、大樽(木樽)とステンレスタンクを併用しているとのこと。

これまた知識シリーズで近々まとめようと思っているんですが、
ワインの熟成をどこで行うかによって、
ワインの味わいはかなり違ってきます。
大雑把に言えば、木樽だと樽香がつき、樽の色合いが出る。
また、前年のワインの残り香や色合いが移ることもある。
複雑になるわけですね。

一方で、樽の香りをわざと付ける
(樽に入れてないのに、木片を袋にいれて香りを移すとか)
手法なんかも流行って、
人工的に感じる人もいます。
逆にステンレスタンクなら、まさにワインの味のみがする。
クリアで、雑味が付きにくい。
その2つのやり方を、このワインのケルナーは、
ほぼ半々の割合で融合させているとのこと。
なるほど。それでリッチでもあり、複雑さもあるのか。
ちなみに、藤野ワイナリーは、
最古のワイン醸造法である、壺(クヴェヴリ)での
ワイン作りにもチャレンジしている。
樽やステンレスタンクとの違い。
そこにも注目ですね。 

藤野ナカイ・ブラン2016

原田商店の有料試飲会4本目。

「ナカイ・ブラン」とカタカナで書くと、
完全にドメーヌ・タカヒコの同名のそれですが(笑)
同じ中井農園のブドウを使った白ワイン。

少し緑のかかった色あい。
少し還元的なヒネ臭を感じる。
相変わらず濁りがあって、僕はそれを魅力に感じるな。

今回もまた、ビン底を頂く(笑)

全く同じブドウを使っても、
ドメーヌ・タカヒコと藤野のワインは全く違う、
おそらく、ブラインドでも間違えないレベル。

造りの違いも大きいな、と感じるこの頃です。

藤野シャルドネMV

2017年原田商店のワイン会5本目。

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ブドウ品種はシャルドネ。ヴィンテージはMV。
マルチヴィンテージの略で、2014と2015が使われています。
シャンパーニュなんかではよく使われる手法ですが、日本では珍しいかも。

味わいはアロマティックな仕上がりで、
酸もあるが、それより豊かな厚みが印象的。
北海道のシャルドネ単一。それがここまで美味いとなると、
今後のシャルドネには期待ですね。ソーヴィニヨン・ブランよりも、
北海道の気候に合うと思うなー。
楽しみです!

あとはチェルボさんの石窯ピザ。
入ってすぐのところに窯があって、そこで焼いてくれる。

ハーフアンドハーフで2つの味が楽しめる。
焦げ目まで美味しいピザでした~。

藤野シャルドネ2016

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2019年3月に試飲。

シャルドネと聞いてイメージする朗らかさとか、
明るい雰囲気とは少し違った味わい。
どちらかというとツンとした硬質な感じ。
しかし、海の幸と併せるとうまく合うんだ。
ヘリテージ後半戦、
ホッキとワカメのしゃぶしゃぶにドはまりして、
白にはほとんどその料理を合わせて食べていたんですが、
こいつは最高に合うペアリング。

ツンとした雰囲気とほのかに甘い料理。
対極なんだがマッチングする。
面白いペアです。

ラ・メール

ラ・メール2017

原田商店試飲会のワイン。

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ミュラー、ケルナーがメイン。そういう意味で、北海道らしいワイン。名前のラ・メールはフランス語で「海」。「北海道」から一語を取って名付けたとか。
味わいもさわやかな果実味と、軽い酸の相性がとても良い。
和食との相性も良さそう。
次は食事と合わせてみたい1本。

甕 ケルナー

甕 ケルナー2016

農楽蔵を飲んだ後、
すれ違いざまに知り合いから「藤野なくなりそう」と教えてもらい、
あわててクヴェヴリのワインを飲みに藤野のブースへ。

まずはケルナー。
醸しが入って、オレンジワインの造り。
にしても、オレンジが強いな(笑)

見た目に反して、味わいはすごくクリア。
ケルナー的な香りは控えめ。
オレンジワイン的な味わいも、まだ弱め。
これ、もうちょっと置いておくとどうなるんだろ?
これからの変化の方が気になる1本。

しかし、手に入れてないからな~。
来年のこのイベントでも出してくれないかな。
経年変化が楽しみになるワインでした。

MAYA

MAYA2014

さて、原田商店のワイン会3本め。

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泡が3連発になりますが、マヤです。
名前は女性の名からとってあります。
その名前の通り、ワインも非常に女性的。

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裏エチケットにあるとおり、
ツヴァイやメルロー、ピノといった、黒ブドウを使っています。
シャンパーニュ風に言うと、
ブラン・ド・ノワール(黒ブドウでできた白ワイン)です。

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白とはいえ、果皮の色が出ているので、
ワインの色合いはピンクゴールドです。
美しい。

味わいは非常に面白いです。
香りは思ったより感じないんですが、
味わいは酵母由来の「旨み」を感じます。

複雑さと苦味が、果実味に厚みを与えているんでしょう。
カワイイ見た目と裏腹に、内面は深いようです。

ただ、熟成を待たないと本領は発揮できないようで、
2014のこのワインが、リリースしたところです。
つまり、通常のワインよりも2年は長く待たないといけない。

でも、それだけの価値はある。
しかも、そこまで売らないというのが、
ワインメーカーとしての矜持を感じます。

文句なく、素晴らしいスパークリングです!

マヤ2015

2020年11月。

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ワイン会で飲んだワイン。
乾杯の泡です。
藤野ワイナリーの「MAYA」。
2015年縛りの会だったので、スパークリングも2015です。
熟成の雰囲気が出てきていて、かなり良い雰囲気。
酸が強いけど、円くなりつつある気配がとても良い。
普通、スパークリングは気持ちを上げてくれるものだが、
こいつは高ぶる気持ちを少し諫めてくれるような感じ。
落ち着いて、地に足付けて。
そういう乾杯の泡っているのも面白いな~。
良いワインでした。

赤ワイン

エルクの森・セパージュ

・エルクの森・セパージュ2013

2015年の1月。
ようやく奥さんが大阪出張より帰還、ということで、
千歳空港でお土産として買ってきてくれたワインを開けることに。

料理は最近のマイブームの手作りハンバーガー。
玉ねぎ、ピーマンニンニクをみじん切りにしてミンチと混ぜ、
油なしで焼き上げたものとチーズとピクルス。
味付けはマヨネーズ、マスタードとケチャップ。簡単。

札幌に住んでいたことはバンズが無かったのでできなかったが、
北広島では近くのマックスバリュで手に入る。
バンズさえ手に入れば、きわめて簡単でおいしい料理。
フライパンでバンズの内側に焼き目をつけるのがコツで、
これを食べるとマク〇ナルドなんて食えない。
(何かが混入する心配もないし)

ってなわけで、手作りハンバーガーと、
ポテトの代わりに「ユリ根の焼いたの」、
そしてスティックブロッコリーとその他もろもろで乾杯。

藤野ワイナリーの「エルクの森」シリーズのセパージュ。
余市のツヴァイゲルトが71%、三笠市達布のメルロー24%、
余市産のヤマブドウ5%というブレンド比率。

かなりのライトボディで、アルコール度も11.5度と低め。
開けてすぐグラスに注いだ印象は、
酸がかなり前面に出てること。
ヤマブドウは5%だけど、存在を感じさせてくれる。

ハンバーガーには、かなり合ってよかった。
こいつに合わせるときはマスタードとケチャップを控えめに。
その分、肉の塩コショウを強めにするといいかも。
ユリ根との相性も最高に良い。
高級食材だもんで、そうそう合わせるというわけにも、
という感じですけどね。

そして本領発揮は3時間後ぐらいから。
しばらく置いておくと、酸も丸まって、芳醇さが出てくる。
まだまだ開いていく印象だったので、
食事の前、数時間は開けて置いておくといい。
(我慢できなくて、さらなる変化を待たず、
 飲み切ってしまった…)

メルローの味わいがあるからか、
個人的にはかなり好きな種類のワインでした!
ツヴァイゲルトは好きじゃないはずなのに、
このワインはとてもおいしい!
リピート買いしたい1本!

甕 ヤマブドウ

甕 ヤマブドウ2016

クヴェヴリの2本目。
ブドウ品種はヤマブドウ。

「ヤマブドウ」と聞いてイメージする印象そのまんまの、
強いタンニン、酸の攻勢。
これは一口飲んでぶったまげたな。
余韻なんて言うものじゃないですよ。
圧倒的な印象、消えない味わい。

数多くテイスティングする、今回のようなイベントでは、
序盤に攻めるべきワインではなかった(笑)

慌ててパンを取りに行って、
味覚のリセットを試みるも、この印象は容易には消えない。
しばらく、一緒にいました(笑)

ヴィンヤード・シリーズ・ピノ・ノワール

ヴィンヤード・シリーズ・ピノ・ノワール2011

2017年に試飲。

ピノ・ノワールのワイン会9本め。

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藤野ワイナリーの2011です。
色は薄いが、強く濁りがかかっている。

ブラインド・テイスティングのコメントは以下。

「まだ発泡がある!さわやかな味わい。思ったよりも軽い」

プチプチと、6年経った今でも発酵が続いている。
とはいえ、これは狙ったつくりじゃないだろう、ということで。
点数は10点満点で6点-(マイナス)。好みは14本中最下位。

いや、要素としては面白いんですよ。
濁りも、ワインに複雑さや芳醇さを与えることがあるし。
ただ、これではあまりに個性的過ぎる。
ピノ・ノワールらしさというのも、あまり感じられないのが残念。

藤野ワイナリー、好きなんですけどね。。。

あ、ちなみにコレは当てました。
以前飲んだ藤野との共通点があったので。
垂直させてくれた我が師匠に感謝ですね~。

ヴィンヤード・シリーズ・ピノ・ノワール2011

さて、ワイン・ヘリテージのラストの1本。

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藤野ワイナリーのピノ・ノワールの2015。
最後に何を飲むか迷ったのですが、
やはりピノ・ノワールで締めくくりたいという思いがあって。

ボトルの最後だったので、結構オリが立ってました。
でも、結構飲んだラストなので、
それがまた心地よく、味わいが分かりやすくて良かった。

繊細さはないが、逆に主張が強くて好きだ。
様々な道産ワインのラストとして、ふさわしい1杯でした。

多くのワイナリーがピノで成功し始めている。
北海道のワインが、日本中に広まっていけばいいな。
そんな思いを新たにしたイベントでした!

藤野ピノ・ノワール2015

原田商店のワイン会の6本め紹介。

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藤野のピノ・ノワール。

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ピノ・ノワールの要素は強めに出ている。
ピノらしい印象。
個人的には儚くておぼろげなピノも好きなんだけど、
こういう分かりやすいピノも良いな。
あまり肩ひじ張らずに楽しめる感じ。

ブルゴーニュのピノというよりは、
どちらかというとロワールのピノに近い印象がある。

目鼻立ちくっきりの、人懐っこいピノです。

肉に合わせたりしても良いと思うし、
個人的には今回のチェルボさんのアイスとの相性も良いと(笑)
こんなこと言ったら怒られそうだけど。
ピノの後にアイス、美味しかったなぁ~(笑)

藤野ピノ・ノワール2016

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2019年3月。

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ピノを連続試飲していたが、 これは香りが別格だわ。
ピノらしいエレガンスが感じられる。
アタックと酸、果実味のバランスも良い。
40種以上の連続試飲なので、 基本的には吐器に出してましたが、
これは思わず飲み込んでしまう美味さ。
力のあるピノです!

キャンベル・サンスフル2016

さて、原田商店のワイン会の最後。

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ブドウ品種はキャンベルです。
生食用のブドウだということもあって、
独特のキャンディー香があります。

とはいえ、嫌味な感じではなく、可愛らしい感じになる。
料理と合いそうな感じが良いですね。
イメージ的には、ミートソースに合いそう。
ナポリタンなんかもよさそう。

生産者の方との距離が近くて、
たくさん話もできて良かった~。
そろそろサイシンヴィンテージもリリースが始まる。
楽しみですね~。

キャンベル・サンスフル2019

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奥さんの仕事が休みなので、奥さん実家に泊まり。
コイツは持参ワイン。
キャンベルをどう仕上げるのか気になって。
藤野は軽めに仕上げるんですね。
気持ち微発泡、酸残しめ、アルコール度低め。
軽めできれいにバランスがとってある。
サンスフルでかすかに濁りを感じる。
うん、これは結構ウマイ。
なかなか良い感じのキャンベルです。

アッシジのフランシスコ2016

2018年8月の原田商店の試飲会ワイン。

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さっぽろ藤野ワイナリーの作品。ブドウ品種はセイベル。
香りも、まさにセイベルという印象。
他の北海道で作られたセイベルのワイン
(キトウシとかヲソキナイノルビーとか)よりも
野性味を強く感じる。


酸には少しトゲがある。
タンニンも強めの主張。
でも、これの方が本来のイメージな気もする

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うーん、色んな表情を見せるな。
セイベルという品種は。
今度は同時に飲み比べてみたいなー。

みきのほとりルージュ

みきのほとりルージュ2017

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2019年3月試飲。
うん、これは想像以上に美味いワイン。
目星をつけていたワインを一通り飲んだと思って、
気を抜いてこいつに出会ってなかなかびっくりだ。

力があって、飲みつかれた頃合いでもしっかりアピールしてくる。
これはぜひ、もう一度ボトルで付き合ってみたい1本。
今回は肉と合っていたが、いやいや魚介とも試してみたいなー。
藤野ワイナリーは注目株ですね。

さねんころ ロッソ

さねんころ ロッソ2017

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以前「ももいろロゼ」は飲みましたが、
今回は初挑戦の赤(ロッソ)。

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ヤマブドウらしい我の強さがみられる。
容易に他人に合わせたりしない力強さ。
クセの強い食材と合わせるとうまくいきそう。
単独で飲んでいると「ロゼ」よりは飲みつかれる。
何が良いかな~。
少しとげがあるので、それを丸めてくれるチーズなどどうか。
チーズ単品では少しあたりが強いので、
パンの上に炙って溶け始めたチーズをのせて、とかどうだろうか。
いろいろ試してみたくなる1本。

訪問記

2016年に訪問。

上の写真がワイナリー兼ショップ。
とても小さくて、2度も通り過ぎました(苦笑)。

ちょうどスパークリングの瓶詰直前のタイミングで、
瓶の入った段ボールが山積み。
ちょっと入りにくい雰囲気でした。
左がショップで、右が醸造所。
どちらも、かなり小ぢんまりしています。

奥にパークゴルフとレストランがあり、
山裾に葡萄畑があるとのことです。
札幌から30分弱ですが、山の方に入ると田園風景。
今はシーズンオフなので、畑の方にはいきませんでした。

この藤野ワイナリーの歴史は2000年から。
標高220m、南向きの斜面での葡萄栽培。
土地や気候に合う品種、栽培方法を試行錯誤して、
シャルドネ、ピノ・ノワール、キャンベル、山ブドウ、
ナイヤガラ、ポートランドなど約1500本を栽培。
2009年の秋から、ワインをリリースしています。

藤野のワインの特徴は、

①丁寧な選果
②自然酵母による発酵
③ごく少量の亜硫酸添加
④無濾過

とのこと。
現在のオーナー姉妹の無くなった弟さんが、
「できるだけ農薬を使わずにブドウを栽培し、
 体にいいワインを作ってみたい」
とスタートしたのが始まりとのこと。
現在でも亡くなられた弟さんの遺志を継いで、
ビオに近いスタイルを貫いているそうです。

飲むのが楽しみですね~。

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2020年までのまとめ~ドメーヌ モン~

ドメーヌ タカヒコでの研修を経て独立した山中さんのヴィンヤード。
ドメーヌ モンの2020年までのまとめです。

スパークリング

モンペ

モンペ2016

モンペの2016を味わったのは2回。
2017年の3月と6月ですね。

「ドメーヌ・モン」の最新2016年のワイン。
名前は「モンペ」。可愛らしいですよね。

造り手の山中さんの「山=Mont(モン)」とか、
ドメーヌ・タカヒコの「門下=モン」とかから来ているネーミング。

初リリースがナイアガラの泡というのは良いチョイスだな。
軽やかではあるが、しっかりとした旨みを感じる。

日本海に近いこともあって、海鮮との相性が良い。
今回の試飲では、海老との相性が良かった。
これは気づきだな。いろいろな海産物と合わせてみたい。

今後は、ピノ・グリをメインにやっていくとのこと。
ピノ・グリのみでやっているワイナリーは、
少なくとも北海道では聞いたことがない。
アルザス系の白になるのかな。
道産の野菜なんかとも合わせてみたいな。

ここも、挑戦を続けてくれそうなワイナリー。
注目です。

農楽蔵の「ラロ・フリッツァンテ」のレシピを譲られ、
それにオリジナルの工夫を加えて生まれたという1本。
本日はゲストの粋な計らいで、オリジナルのラロとの飲み比べが実現。

エチケットも名前も可愛らしく、日本らしさも感じる泡。
すでに山中さんの個性を感じますね。

ナイアガラの比率が高いということで、
かなりアロマティックなものを想像しましたが、
なんのなんの、辛口ドライでスッキリ系でした。
ナイアガラのような生食葡萄は、
いわゆる狐臭(フォックス・フレーバー)と言われる香りで、
ヨーロッパ人には敬遠される傾向にあります。

その香りをどう使うかというのも、造り手の腕の見せ所。
モンペに関しては、それをうまく制御して、
あまり香りからはナイアガラっぽさを感じない。
むしろ梅に近いような感じ。爽やかな酸の印象が強い。

味わいも、泡はかなり緩やかで優しい。
後味もスッキリ。良くも悪くも余韻は短い。

様々な料理に合わせてみたくなる泡です。
まだまだ生まれたてで、澱も舞う舞う(笑)
もう少し、そうあと1年くらい置いてみると、
また少し違う顔を見せてくれるような予感もあるな。

今後が非常に楽しみな1本でした!

2度目は2018年12月に。

てなわけで、農楽蔵のラロと飲み比べた、2016のモンペです。

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ラロと比べると、果実由来の甘さや泡など、
その主張が強めだと感じる。
香りもグレープフルーツ香が目立って華やか。
これはクイクイと飲めてしまうな。
個人的には少し寝かせて、リリースから1年後くらいが飲み頃感。
(2年以上の熟成は下降線を辿ると予想…)

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好みの問題だろうけど、パーティーの乾杯ならラロよりこっちだな。
2人とかで飲むなら農楽蔵か。
そんなことを考えながら飲めるのも、比較試飲ならではですね。
楽しいひと時。。。

モンペ2017

2017年12月、2018年3月、5月の3回飲んでいる。

最初は2017年12月なので、リリース直後。
一口目から、ナイアガラの香りを感じる。
甘やかな香りだけれど、味わいはドライに仕上がっている。

何より、爽やかでフレッシュだ。
モンペはこの鮮烈さが一番の魅力だと思うので、
個人的には発売から半年くらいで楽しんでしまうのが良いと思う。

熟成させることだけがワインの魅力じゃないしね。

今年のモンペは酸がしっかりしているので、
少し力強い印象を受ける。

料理と合わせることも試してみたい1本でした。

2度目はコップの会にて。
オープニング、乾杯のワインに選ばれてました。
山中さんが目指すのはピノ・グリ単一の白ワインで、
2018年の秋にでも、その最初のヴィンテージが仕込まれる予定。
それと同時に、生食用として日本でメジャーな品種を使って、
リーズナブルな価格で、多くの人の手に入るよう作られているのが、
この「モンペ」というスパークリング・ワイン。

スパークリングと言っても、微発泡の仲間でしょうね。
おそらく2気圧くらいの軽い感じ。

品種はナイアガラやバッカスが使われている。
1から2週間タンクに入れて放置した後のプレス。
その結果としての、濁り感と複雑さ。
そして爽やかで軽くて、まさに乾杯のワイン。

乾杯は何度やっても楽しい(笑)

最後はワインヘリテージで。

そんなに回数は飲んでないのに、なんかホッとする泡だ。
スパークリングを飲んで「ホッとする」と言う感想、
他のアイテムではまず感じたことが無い。

山中さんの人柄と、ほんとうに一致率が高い気がする(笑)

この緩めの泡がそう感じさせるのか、
あるいは日本の果実(梅とか)の香りの懐かしさなのか。

立て続けの試飲の後、
疲れた肝臓まで休めてくれそうな1本でした。
(間違いなく勘違いだけど!笑)

モンペ2018

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なんでだろな。
2年連続で最後はモンペで締めくくりです。

なぜかホッとするんだよな。
たくさん飲んでても、ここで一息つける気がする。
最後に持ってきたタコの刺身と合うなー。
感動的と言ってもよいくらいだ。
もちろんタコもゴムのようなタコではない。
火の入れ方が完璧で、サクサクとした歯ごたえ。
淡泊だが、淡泊なだけでない。

モンペも同じ。
繊細で周りの邪魔をしないもの。
お互いがお互いを思いやる感じのマリアージュ。
キリリと冷やして飲むのが良い。
締めにふさわしい極上の微発泡です。

2度目は2019年1月。

ワイン会のワイン。

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発売したてのモンペ2018。

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今年も楽しみにしていたワインのひとつ。し
かし、注いでみると…

おお!いつもの透明なさらさらペティアンじゃない!
2018はオレンジに近い色合い、
そして粘性が少しある甘やかなテイスト。
泡は弱めで、ワイン自体の魅力で楽しむ感じ。
完全に方向性を転換してきましたね。
個人的には、これは結構好き。
前の感じも好きだったが、これはたまらなく良いな。
ケルナーも入ってるとのことで、それもまた良いなー。
北海道らしさを感じる1本。

シードル

モン-C2016

モン-C2016

余市のドメーヌ・モンのシードル(林檎のお酒)です。
リリース直後に恵庭の原田商店に行って購入してきました。

シードルというのも面白い。
特に果樹が強いエリアでは、生食用のリンゴを生産していることが多い。
食べる方は人気に陰りが出ているということなんで、
シードルへの転換も進むかもしれない。
興味はあるが、やはり林檎もシードル用の品種の方が良いんだろうな。
勉強しなければならないことはたくさんです。

シードルと言うと甘いのをイメージしちゃいますが、
こいつはしっかりドライです。
奥さんの感想は「ワインみたい」とのこと。

それだけの高いレベルの味わいがありつつも、
アルコール度は6%で低め。
飲みやすいので女性は重宝しそうですね。

値段的にも、財布に優しい感じ。
お一人様1本じゃなきゃ、常にストックしたいんだけどなー(笑)

モン-C2017

2018年の8月。

酸はちょい強め。
ブドウで作られたワインは往々にしてブドウではない果物の味がするが、
シードルというのは本当にリンゴの味がする。
酸は強めのドライな造り。

理に合わせても大丈夫な1本。
冷蔵庫で冷やして日本食と一緒に。
イメージの湧く1本。

2度目は2020年11月。

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余市のドメーヌ モンのシードル。
だから「モン シー」という名前になっている。

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裏エチケットにある通り、やや濁りを帯びている。
それが複雑さを増しているように思う。
すっきりドライなシードルの味わいの裏に、
複雑でやや苦みを帯びたテイストがある。
伸びやかな高音と、響くような重低音。
それら和音のような味わいだ。
シードルも、ここまでレベルの高いものを飲むと、
いろいろ考えさせられるな。
アルコール度数が低いのもまた飲みよい。
素敵なアイテムです。

モン-C 2018

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今年も暑い季節を逃さずにコイツを楽しめた。

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爽やかでありながら、複雑さがある。
軽快なタッチだけど、重心にはしっかりとした果実味。
豊かでありながら、鋭さもどこかにある。
こういう、つかみきれない酒は本当においしい。
結局、あっという間に空ボトルが。
1人2本まで買えた。
なんでもう1本買わなかったかな~。
そんなことを後悔してしまうような素晴らしいシードルです。

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