2016年ナチュリズム札幌

旧ブログより引っ越し記事。
元の記事は2016年9月にアップ。

さて、ナチュリズム札幌で飲んだワインの紹介。
(タキザワ・ワイン会のワインもまだ紹介していないのだが…汗)

まずは、道産以外のワインたちをまとめて紹介。
今回は100種類以上の試飲が可能ということで、
全て飲み切るのは無理。
というわけで、テーマを絞って臨みました。

①今、もっとも興味があるブルゴーニュを攻める。
②シードルに興味を持ち始めているのでそれを。
③皆に聞いて回って、お勧めを攻める(笑)

というわけで、まずはブルゴーニュを攻めました!
1本めはフランソワ・エコという造り手の、
「レゼグザルト2014」。

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熟した味わい。
香りが大人しく、ブルゴーニュっぽくない。
…と思ったら、ガメイらしい。
繊細で地味目だが、そこが魅力か。
甘いイチゴのような味わい。女子向きかな。

2本目はサントーバンの1erクリュ。

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ドミニク・ドゥランのル・ピュイ2009。
名前でテンションが上がりましたが、ヒネた香りがしてイマイチ。
値段と味わいはリンクしないもんだな。

3本目はブルゴーニュ・ルージュ。

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ルノー・ボワイエのレ・リオー2014。
酸にトゲがある感じがして、それが引っかかる。
繊細さはあるので、さっきのサントーバンよりは好き。

4本目、泡ですね。

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ドメーヌ・ディディエ・モンショヴェのブラン・ド・ブラン。
熟した果実の香り。蜜っぽさが良い。酸も適度だ。
ただ、自然派っぽさは感じにくい。
自然派の泡ってそういうものかも。

5本目、フレデリック・コサール。

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なんと、ブルゴーニュなのに、シラーでロゼ。
自由だな(笑)
シラーは色が出やすいので、すぐに皮を引いてしまうらしい。
思ったよりパワーは感じない。ゆったりしたロゼ。
ロゼとしては結構好きだ。

6本目。

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シャルソネイのサン・ロマン・ルージュ2013。
似た味わいばかり攻めたせいか、酸しか感じない。
歯がキシキシしてくる感じ。
仕方ないので、目先を変えることに。

7本目。

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いわゆるカルヴァドスです。
シードルの蒸留酒バージョン。アルコール度は18度。
甘くてパワフル。これは食後だな。
凝縮感がハンパない。これは魅力的だわ。

8本目。

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続いてサンロマン・ブラン。シャルドネです。
少しヒネた香り。酸の押しがスゴイ。
(カルヴァドスの後だからかもしれないけど)
掴みかかってくるような酸にダジダジ…。

9本目。

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ヤン・ドゥリューのレ・ポン2013。
またしても酸が押してくるピノ。
ん~、ピノばかりを攻めたのは間違いだったかも。
なかなか当たりに出会えない…。

10本目。

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そんな中、なかなか好みのピノに出会いました。
オーストラリアだけど(笑)
ルーシー・マルゴーのヴィレッジ・オブ・ティアーズ。
その名も「涙の村」か。そそる名前だ。

2015という若いヴィンテージだけに、少し酸が鋭いが、
もう少し熟成すれば角が取れて良い感じになりそう。
なにより、クリームチーズと合わせると抜群に美味かった。

濁りもあり、非常に楽しめる一杯。
この「ワイン・ダイヤモンズ」というインポーターさん、
周りの評価が高かった。
ここに絞り込んで飲むのも手だったかもな。。。

11本目。

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ピエモンテのロッソ・デル・ノーチェ2。
バルベーラという品種を使っている。
わりと繊細な味わい。
今日の他のピノに負けない、クリアさがあった。

12本目。

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お勧めで飲んだヴィトフスカ2010。
これはかなりウマイ!
凝縮感、複雑性、群を抜いていたな。
果実味というには、あまりに複雑だ…。
グレープフルーツのような苦味が心地よい。
終盤戦で、かなり酔ってましたが、
これには目が覚めましたね。。。

13本目。

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アナ2009。シャルドネが主体とのこと。
豊かでリッチな白。レバーパテとの相性が良い。
こういう豊満な白は重宝するんだよな。
(奥さんがこういうタイプが好きというのもあるけど)

14本目。

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スイスのシードルです。
シードル・ド・フェール2014。
よく冷えていて、すっきりの気持ちの良い味わい。
バランスが絶妙。このあたりはワインと同じだな。
泡も強めで、飲みすぎたからだにしみる。

15本目。

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最後はゲヴェルツで締めくくり。
こりゃあ、パワフルだわ。華やかな1日の締めくくりにぴったり。
甘く、香り高く、素晴らしい1本。
デザートワインに良いな。

さて、道産6本以外に15本を試飲。
50mlずつでも750ml=ボトル1本分なんで、まぁこんなもんか。

しかし今回は戦略で失敗したな。
産地で縛るのは無理があった。
(というか、ブルゴーニュ、ピノの縛りはハズレが多い気がする…)

結局、当たりだな、と思うものが後半に集中して、
さて果たしてテイスティングは真っ当なんだろうか?(笑)

次回参加するなら、今回の経験を活かして、
インポーター縛りで攻めるのが良いかもしれない。

個人的には、
「ワインダイヤモンズ」、「ヴィナイオータ」、「ヴァンクゥール」
あたりが自分の好みと合致していた。

後は、周りの人に聞きまくるほうが、
自分で探すより当たる気がするのはなぜだ(笑)
このあたりは嗅覚ですよね。嗅覚鍛えよう。

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