旧ブログより引っ越し記事。
元の投稿は2017年にアップ。
さて、農業研修も半分が終わり、
残すところ3か月半。
そろそろ、学んだことのまとめをしていきたいと思います。
まずは、アスパラガス。
写真は収穫が終わって来季に向けての栄養を蓄えさせているところ。
【作業内容と作業時間】
・露地アスパラ(23a=2反3畝)
4/13 施肥(硫安25kg/10a)…2時間×1人
4/14 除草剤散布(センコル)…5時間×1人
4/24 除草剤散布(ラウンドアップ)…1時間×1人
→アスパラの芽が出る前に、土壌処理層を作って、
1年生の雑草が発芽しないようにする。
ラウンドアップは発芽後、スギナなどの
厄介な(そしてセンコルが効かない)雑草に直接付ける。
ビニール手袋の上に軍手をして、50倍に希釈したものでしごく。
5/7 収穫スタート…1時間×3人×毎日
→最初は数百gだったが、10kg単位になると3人で1時間仕事。
5/17 殺虫剤(モスピラン)…2時間×2人
5/25 殺虫剤(モスピラン)…2時間×2人
→ジュウシホシクビナガハムシ(洋名アスパラビートル)が発生。
テントウムシみたいなやつで、アスパラを吸う。
結果、アスパラが曲がったりする。
6/13 殺虫剤(アディオン、ダントツ)…2時間×2人
→収穫終了前に散布。これ、必要あったのかな?
収穫が終わった後の防虫のためか。
6/16 追肥(フルライペン、組合774)…5時間×3人
→礼肥の位置づけか。収穫終了に合わせて施肥。
歩きながら手で撒くので、すごく時間がかかった…。
6/18 収穫終了。
→まだもうちょっと採れるんじゃ?くらいで打ち切り。
ギリギリまで取りすぎると、来年の収量減を招くので。
6/24~ 倒伏防止バンド張り(下段)…9.5時間×3人
7/1~ 倒伏防止バンド張り(上段)…10時間×3人
→写真のように、上に伸びたアスパラが倒れないように、
バンドを結び続けていくという、疲れる作業。
時間を見つけては、延々と続ける。
7/24 除草剤散布(ナブ乳剤)…5時間×1人
・ハウスアスパラ(2a=2畝)
4/4 除草剤散布(センコル)…15分×1人
4/9~収穫スタート…15分×1人×毎日
4/26 トンネルはずし…1時間×2人
→温度を上げるためのトンネルが必要なくなり、片づけ。
5/17 殺虫剤散布(モスピラン)…15分×1人
5/25 殺虫剤散布(モスピラン)…15分×1人
5/31 収穫終了
6/4 倒伏防止バンド張り(下段)…1時間×3人
6/14 倒伏防止バンド張り(上段)…1時間×3人
6/13 殺虫剤散布(アディオン、ダントツ)…30分×1人
【使用薬剤】
個人的には、化学薬品系は使用を抑えたいと思っていますが、
知識は必要だと思うので、まとめておきます。
①「センコル水和剤」
除草剤。普通物(毒物、劇薬指定なし)。
1年生の雑草が生えてくるのを防ぐ。
10a あたり、150gを水に溶かしたものを噴霧器でまく。
②「モスピラン水溶剤」
殺虫剤。医薬用外劇物。収穫前日まで使用可。
2回までの使用に限る。
4000倍に希釈して使用。
③「アディオン・フロアブル」
殺虫剤。普通物。
2000倍に希釈して使用。
④「ダントツ」
殺虫剤。普通物。
2000倍に希釈して使用。
⑤「ナブ乳剤」
除草剤。普通物。
以上が日誌のまとめ。
あとは冬にでも、時間と費用を計算して、
1時間当たりの収益を計算してみよう。
記憶があるうちに、日誌のまとめは全作物頑張りたいな~。
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