旧ブログより引っ越し。
大阪時代に書いた記事なので、2012年とかの記事を再録。
おすすめワインのシリーズもいよいよボルドー編。
思い入れが強いので、絞り込むのが大変でした。
ま、ブルゴーニュみたいに1万2000円出したのに、
あまりおいしくなかった…ということはないので笑
安心して選べるのがボルドーの魅力ですね。
・ボイド・カントナック
今日も自分へのご褒美ワイン笑
シャトー・ボイド・カントナック2008。
うきうきワインで4680円。
冷蔵庫で冷やしていたせいか、
あけてすぐは落ち着きのない香り。
薄く、くすんだ印象。
しかししかし、30分経って、
温度も18度くらいになると花開く!
エレガントに透き通った香り、
ふくよかな味わいとスパイシーなタッチ。
カベルネ・ソーヴィニョン60%、メルロー25%、
カベルネ・フラン8%、プティ・ヴェルド7%。
メドックのグラン・クリュ・クラッセ。
格付けは第3級で、AOCマルゴー。
神の雫に登場したのは2001年でしたが、
この年以降は安定しているよう。
パーカーさんも90~92点と高得点をつけてます。
・シャス・スプリーン
パン焼き器でバゲットを作って、
シチューと合わせて食べようと思っていたら、
なんとなこさんから「パン失敗してるよ」とメール!
原因を模索してみると、小麦粉の量を間違えた上に、
羽根を付け忘れるという致命的失敗でした…。
悲しみを乗り越えるためのワイン。
シャトー・シャス・スプリーン2010。
うきうきで3980円。
もくもくのベーコンと、コンビニのパスタに合わせて。
カベルネ・ソーヴィニョン55%、メルロー40%、プチ・ヴェルド5%。
2本セットで買った2本目。
やはり若さが前にでる印象。
タンニンも角が立つ感じなので、
もうちょっと(あと5~6年くらい?)熟成したいか。
それでも小1時間もすると開いてきて、
非常に香り豊かでリッチな気分になります。
ヴィンテージの良さも手伝って、
最高の美味しさ。
・ネナン
合わせたのはとっておきのコイツ。
ネナンの2007。うきうきで4580円。
このネナンはドゥロン家の所有となった1997年から、
評価が上がって、この2007もパーカーは89点付けてます。
カベルネ・フランが75%、メルローが25%のセパージュ。
飲んだ瞬間から「美味しい」と感じる。
淡く、ゆったりとしたテイストが魅力的。
カベルネ・フランが主体のワインは優しい雰囲気がある。
コスパはかなりよさそう。左岸なら8000円くらいしそう。
高級感を味わうことのできる1本。
・モンペラ
日曜だと1時間前くらいから開けておけるのがいい。
今日はパン焼き機でパンを焼いて、
そのまま髪を切りに行き、買い物行って、
あとはそのまま寝てました~。
モンペラ2008です。うきうきで2180円。
メルロー80%、カベルネ・ソーヴィニョン10%、カベルネ・フラン10%。
いや~、ワインを飲み始めたころの感動を、
今再び思い出させてくれますね。
そろそろ熟成の気配を見せ始めていて、
開けて1時間くらいで飲み始めましたが、
しっかり、ちゃんと美味しかった!
シチューにつけたパンがうますぎて、
モンペラと交互に行くともう永久運動です。
最高の1本。
・プピーユ
中性脂肪も気になることだし、本日は手作りで。
「あまちゃん」を観ながら、
ジャーマンポテト、タラのムニエル、
バジルのパスタ、ごぼ天、チーズがおつまみ。
タラのムニエルにはトルコのペッパーをかけて。
塩とペッパーのみでも、かなりうまい!!
合わせたのは、プピーユ。懐かしい。
ヴィンテージは2008です。うきうきで3129円。
開けたてはやはりタニックで酸味が立つ。
徐々にこなれて、1時間くらいから本領発揮。
1時半くらいから飲み始めて、3時に満開に開花。
開けて待っとけばいいのに、と奥さんは言いますが。
僕に言わせれば、この変化がまた、たまらんのです。
甘く、とろけるように開いた瞬間は、まさに官能。
開いた時に、半分は残ってないと、というのがなこさん。
僕は、1/3しか残ってなくてもいいのです。
これはこれで、ワインの楽しみ方です。
大好きなワイン。
・ムーラン・ド・キュラ
ムーラン・ド・キュラ2009。
うきうきで1380円。
メルロー70%、カベルネ・フラン25%、
カベルネ・ソーヴィニョン5%というセパージュ。
開けてすぐは固いというか、閉じた印象。
タンニンが前面に出て、アタックが強い。
奥さんは非常に気に入ったらしい。
それにつられて、こちらの評価も高めです。
時間と共に飲みやすくなってきて、
リコルクで1日置くと、すっかりこなれた印象。
開けてすぐはイタリアワインのようなイメージだが、
2日目にはしっかりボルドー・ワインです。
凝縮感のある果実味と、わずかにスミレ。
エレガントさが時間と共に上がってきます。
ふむ。かなりのハイコスパ・ワインですね~。
・エコー・ランシュ・バージュ
で、リーガル・ハイ2を観ながら。
うきうきワインで3680円。ヴィンテージは2008。
開けたては温度が低かったからか、
硬くて渋い印象。
それが数十分もすると、薫り高く豊かに。
ピザと合わせても、主役は完全にコイツでした。
こういう、イチゴのような香り、めちゃ好き。
ポテンシャルが感じられて、奥さんも、
「タイプじゃないけど、好きなワイン」との評。
・シャトー・ソシアンド・マレ
シャトー・ソシアンド・マレの2007。
うきうきで3680円。
重厚でパワフル。これはかなりお気に入り。
ブルゴーニュをしばらく飲んだ後のボルドーは、
なんだか新鮮ですね。
こういうパワーを感じるのって、これから冬にかけて、
飲みたくなるイメージです。
今日の料理相手だと、強すぎ。
これこそイタリア料理と合わせてもいいかも。
・シャトー・ド・ラ・ウスト
めっきり外出好きになったので、
今日は梅田のグランフロントへ。
もちろん、お目当てはワイン。
迷わずエノテカに直行して、ワインを物色。
ボルドーのゾーンでワインを見つめていたら、
アドバイザーの人が声をかけてくれて。
で、せっかくなんで、
「カベルネっぽいワイン」というざっくりしたオーダーを。
「新しいワインでもいいですか?」に対して、
「あ、熟成がいいです。」とわがまま。
しばらく「うーん」と考えてから出てきたのが、
「メルロー中心で、カベルネフランがわずかですけど」と。
シャトー・ド・ラ・ウストの2000年。
エノテカで2980円。
ボルドーはやっぱ熟成が進んだ方がいいよね。
合わせる料理もアドバイスをもらって、
チーズの5種盛り合わせと、パティを。
香りは透き通る感じ・。
非常にすっきりと、キレイに熟成しています。
これをちびちびやりながら、流れる水を見て、
ぼーっとするのが至福。ゆっくりした時間。
さて、チーズもいろいろ説明してくれました。
右上の2つが食べやすいチーズ。
右の黄色っぽいのは牛のチーズ、
左の白っぽいのは羊のチーズらしい。
食べなれているのは右だけど、羊もうまい。
左の2つはカマンベール。
上はたべやすくて、下は熟成が効いている。
オレンジがかっているのが熟成の証だって。
スプーンに乗っているのは、とろけた!
クセは強くて、アーモンドバターみたい。
ちなみに、真ん中にあるドライフルーツも、
ワインのテイストとマッチして、
そしてチーズとのメリハリが効いて、
いくらでもワインが進む。
〆に鶏のクリームパスタを頼んで、
1本開けてしまいました~☆
どうやって帰ってきたか、覚えてないや笑
・クロ・デュ・マルキ
やっぱりグラテシモにはボルドーの赤、
ということで、とっておきのクロ・デュ・マルキを。
うきうきワインで3880円。ヴィンテージは2007。
(2005だと7300円くらいです)
以前に飲んだ2005と比べると、やや小ぶりかな。
それでもパワフルで、芳醇な甘さが、
ぐいぐいと押し寄せてきます。
神の雫では24巻のP57に登場。
前回飲んだ時は、奥さんも
「甘いのに、深みがある!しかもアフターも長い!
たぶんワインを初めて飲む人も、これなら
『おいしい』って思うし、飲みなれた人にとっても、
単調でなく、本当に超パーフェクトなワイン。
この甘さが超好み」
と大絶賛。今回の2007は前回ほどではないが、
それでも4000円を切るなら買いですね。
今回のイメージとしては、「世界の終わり」っていう
バンドの曲のようなイメージ。
男性ヴォーカルだけど甘くて、
甘いけどメッセージ性がある。
軽やかで元気が出るような、そんな曲。
少し小ぶりで、ややもすると軽いと批判されそうな、
そんな2007が、パーフェクトな2005と同じくらい、
僕は好きですけれどね。
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