これまでの総集編~栗澤ワインズ/KONDOヴィンヤード~

・はじめに

久々にまとめシリーズです。
この農閑期にまとめておかないと、投稿数が膨大になるからな…。

さて今回は。
現在は「栗澤ワインズ」ですが、スタイルも作り手も
「kondoヴィンヤード」時代と同じなので、まとめて紹介。
(ナカザワヴィンヤードは別投稿でまとめます)

僕が北海道産のワインにハマりだした2014年から、
2020年までに飲んだすべてを書くつもりなので、超・長文です。
よければ、先にクリックよろしくです笑

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ここでは自分の感じる味わいなどを紹介。
テクニカルシートなどは別投稿にしてこのあと上げるつもりです。

スパークリングワイン

まずはスパークリングから紹介。

ナカイ ミュラワ

KONDOヴィンヤードの中で唯一の買いブドウで作られたワイン。
余市の中井農園のブドウで作られている。
中井農園のミュラー・トゥルガウと、
KONDOヴィンヤード(モセウシ)のオーセロワで作られているので、
名前は「ミュラワ」。
軽快な響きのある名前ですね。

ちなみに「オーセロワ」は同じ名前の赤ワインようブドウ品種がありますが、
まったく別物の白用品種です。
ピノ・ノワールを親に持つ品種とのこと。

この品種は早熟で、他にエサが無い時期に熟すからか、
結構アライグマの被害が出るようです。
「あと3日くらいで収穫かな?」くらいの時に、
アライグマが嗅ぎつけて食べてしまうらしい。

ヴィンテージによって品種比率はかわってくる。
特に2016年は生産量は917本で少な目な上、
この年はオーセロワにとって厳しい1年で、
春先の寒さでやられて、
歴年のミュラワの中で最もオーセロワの比率が低くなっている。

造りも普通のスパークリングと違い、
ミュラー・トゥルガウを白ワインとして完成させて、
瓶詰時にオーセロワの果汁を足して発泡させているそう。

2013年からスタートしたアイテム。
僕が飲んだヴィンテージは、
2014が2回、2015が5回、2016が5回、2017が2回。
これほど飲んでるアイテムは他にないですね。

ただ、中井農園のミュラーは植え替えられていくらしいので、
今後、このアイテムがどうなるかは未定みたいですね。

基本的にエチケットのデザインは同じ。
ヴィンテージの数字だけが変わっていく感じです。

ただ、2016から2017で色合いが少し変化。
明るい色合いの緑に変わりました。
造り手である近藤さんの話では、
10Rでの醸造から栗澤ワインズ、つまり自らのワイナリーでの醸造に変わり、
それを記念して色合いを変えたとのこと。

色あいはクリアで、泡は優しめ。
下の画像は2015のもの。

ヴィンテージを越えて共通しているのは、

微発泡とも言える優しい泡、爽やかなリンゴの香り、そしてコク。
スパークリングは、ややもすると泡だけが元気で、
あとは酸味が目立つか、甘みが目立つか、
とにかく白ワインとしての魅力はほとんどないものが多い。
(僕は「泡に寄りかかった作り」と呼んでいる)

しかしミュラワは、白ワインとしてのコクも最高。
深みがあって、軽々しい感じ、薄っぺらい感じがしない。
泡の落ち着きも、最初は物足りなく感じるが、
飲み進めていくと心地よくなってくる。
アルコール分が低く、アタックが過剰でないのも良い。

泡嫌いの奥さんも「この美味しさはわかる」と高評価。
乾杯に必須のワイン。
それでいて料理とバッティングする要素もないので、食事中も使える。
こんな泡はそうそうないです。

合う季節は初夏~夏の終わり。
貼れた日の昼下がりが似合う。
外で飲むのもいいだろうな~。
子どもが近くで遊んだりしていると、雰囲気としてマッチする。
元気さと純粋さは、このワインの魅力でもある。

飲みごろの読みはなかなか難しい。
一般的には発売から1年後くらいが飲みごろと言われる。
たしかに1年たつと、発売すぐに飲んだときよりも、
味わいがリッチになっていると感じる。
熟成による深みも加わり、果実味が前に出てきているように感じる。
酸もお淑やかになって、実に上品。

ただ、垂直試飲した際は2018年に2014のヴィンテージを飲んだが、
これはこれで違った魅力のある、非常に豊かなワインに変貌していた。
「早熟」「早飲み」と決めつけるわけにはいかなさそうだ。

4年を経ると、オリが沈んでクリアな印象が増した上に、
酸が落ち着いてゆったりとし、
加えて熟成感がわずかに出てきている。
それが複雑さをまとった理由かもしれない。

リリース直後に飲むなら、
結構かっちり冷やした方が美味しいが、
1年待ったら、少し液温が上がり始めてからがオススメ。
冷蔵庫で冷やしたなら、10分ほど室温に慣らすと、
香りもグッと出てきて、魅力的。

僕は今日は冷蔵庫キンキン状態から、
少しずつ変化を楽しんで食事終わりまで飲むのがオススメです。

最後に2014、2016、2017という3つのヴィンテージを、
立て続けに試飲したときの感想。

2016は2017とはうって変わって、酸が強く、フレッシュでシャープ。
2016の方が、逆に年月を経ていない、新しいワインのような印象を受けた。
それを近藤さんに聞いてみると、
①2016年は涼しい年で、酸が落ちにくかった。
②2017年は揮発酸のニュアンスがわずかにある。
 それに比べて2016はキレイに作れた。
 結果、クリアな印象を抱きやすい。
という2点ではないかとのこと。
なるほど。勉強になる。
ちなみに僕個人としては2017の方が好き。
ということは、揮発酸のニュアンスは、度を超えなければ好きということだな。
自分の感覚も知ることができて、学びの多い1本だった。

最後は我が師匠提供の2014。
これは3本の中で最もパンチがある。
複雑で力強い。
オリと触れている期間が長く、シュール・リーのようになっているからかも。
2014年は1年を通してかなり暑い年。
果実の熟度も高かったのだろう。
エネルギッシュで印象的。

近藤さん曰く、ミュラワは意外に熟成にも向くということが、最近分かってきたとのこと。ワイン会で2013を飲んだ時も、かなり良かった。
それで、自分の持ってる2013も確認しようとしたら、なんと2本しか残ってなかったと笑
さてさて、現世に何本残っているのやら笑
持ってます?と聞かれたけど、持ってるわけがない。

ただ、ミュラワの魅力は繊細な泡にもあると思うんだよな。
2014はすっかり泡は弱々しくなってる。
そこまで含めたトータルを楽しむか、味わいを重視するか。
そこの判断は人によるだろうけど、やはり僕としては1年くらいで飲みたいな。
何本も買えるなら別ですけどねー。

次は2019年4月に抜栓した、ミュラワの2018の感想。

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第一印象はレモンやライムの爽やかさ。
今までのヴィンテージは一番印象に残るのはパッションフルーツだったので、
少し雰囲気が変わったな、と思う。

とはいえ、今日の達成感に満ちた雰囲気では、コチラの方が合っている。
そしてビン底に近づくほど濁ってくる。
ここは変わらない良さだ。
うーん、アルコール度は低いが、酔いしれてしまうな…。

そして2020年の7月に2019ヴィンテージを飲んだ感想。

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柔らかくまぁるい雰囲気を予想したが、
この年は割とシャープな感じがあるな。
とはいえ、奥深さはさすが。
様々なフルーツの香りと清涼感。
アジアンで香りの強い料理ともマッチしてくれました。
忙しい夏、美味しい野菜とワインの力でのりきるぞ!

近藤ヴィンヤード スパークリング ピノ・ノワール

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2019年5月に抜栓。

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王冠にロウ。そして栗澤醸造の帯。

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いわゆるMV(マルチ・ヴィンテージ)で2012年と2013年が半々。
生産本数は…156本!?
マジか…。
とても貴重なワインだと開けてから知る…。

もちろん奥さんも知らないが、味わいは大絶賛でした。
泡があまり好きでない奥さんがベタ褒め。
僕としても色合いの美しさ、泡の立ち方、そしてリンゴの蜜の味わいに綺麗な酸で文句なし。

ブラインドだと堂々とシャンパーニュと答えているな。
正直、人生で最高の泡です。
生まれたてのような新鮮さと、熟成由来のコクを持っている。

酸は強いが嫌味でない。
いや、むしろそれが魅力となっている。
この複雑さはマルチ・ヴィンテージ故か。
これは唸らざるを得ない。

名品は沈黙すべし。
僕の能力ではこの魅力を伝えきれないな。
こんな素晴らしい泡が北海道で作られていることは誇りだな。
文句のつけようのない1本。

近藤ヴィンヤード スパークリング ピノ・ノワール2014

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香りからすでにパワーがある。
味わいも同じく凝縮感と力強さ。
泡に頼らない自立した芯の強さを感じる。
酸とタンニンがしっかりとした骨格を作りつつ、
それを感じさせない果実感がすごい。
熟成の雰囲気も相まって、
これほどまでに説得力のある泡があるのだろうかって感じ。
奥さんもお代わりまでするほどの魅力。
「これより美味しいシャンパーニュを教えて」と言われたら、
「いや~、あんまりシャンパーニュ飲んでないから…」
と言って逃げてしまうな。
あるのかな?そんなシャンパーニュ。
香り高いが、奥ゆかしさもある。
たとえるなら「お香」だな。
強く香りを放つが、ケバさはない。
香りの記憶は強いというが、
これはほんと、一生忘れないであろう香り。
至高の1本。

白ワイン

続いて白の紹介。

タプ コプ ブラン

僕の中で最も印象的と言ってもよいアイテム。

僕のKONDOヴィンヤードとの出会いは、 2014年の「そらちワインピクニック」で、
この「タプ コプ ブラン2013」を飲んでぶっ飛んだ時。
そこから道産ワインを飲みあさる旅が始まったわけですね。
思い出深いアイテムだわ。

以来、ここまでで飲んだことがあるヴィンテージは、
2011が1回、2012が1回、2013が1回、2014は4回。
ちなみに2015は「タプ コプ ブラン-Z」しか存在しません。

色あいの写真は2013のもの。

エチケットは2012以来同じです。
ヴィンテージの数字のみが変わっていく感じ。
ちなみに、2011はエチケットの文字のフォントが旧版です。

葡萄品種はソーヴィニョン・ブラン。
そのため、芝生のような青い香り、
そして南方系のフルーツの香り、そして特徴的なリンゴのアロマ。

2011はブラインドの試飲会で2017年に飲みました。
コメントは以下。

「弱発泡とも言うべき、わずかな泡を感じる。
 底から上がってくるというよりも、液面で現れるような泡。
 リンゴやマンゴー、トロピカル・フルーツの香りがある。
 熟成香も強く感じる。というより、枯れ気味。
 ピークは過ぎて、すでに下降線をたどっている印象」

保管状態なのか、醸造環境なのか。
とにかく、この年のは長期熟成に耐えるものではなかったよう。
最新ヴィンテージの爽やかさは失われ、
寿命が尽きかけたワインのイメージ。

若いヴィンテージを飲んで、
熟成を経た後の味わいを想像するのは難しい。
ワインの不思議さ、難しさを痛感した時でした。

ただ、2012以降のヴィンテージに関しては、
少し熟成させた方が良いというのが実感。
たとえば2013を2016年に飲んだ時の感想は以下。

開けて、サーブして、3人で口に含んで…しばしの沈黙…。
本当に、グゥの音も出ないほどです。
深く、芳醇。様々な香りが上ってきて、鼻から抜けていく。
林檎、柑橘、アプリコットのような香りも少し。
あとは香草や青臭い草の香りもあるかな?
とにかく、要素が多すぎて把握しきれない。

これもまた、今の自分では理解しきれないレベル。
年を経るごとに深さを増す白。
すごい存在だ…。

逆に割と新しいヴィンテージ(2年熟成)でも楽しめる。
2014を2016年に飲んだ時はこう書いている。

ソーヴィニヨン・ブランという品種のイメージ、
酸がくっきりしていて、青草のような香り、というのとは全く違う。
深くゆったりしていて、ほのかな甘さが心地よい。
しぼりたてのリンゴジュースの味わいがある。
風邪をひいたときに作ってもらった、
布で林檎をしっかり絞った手作りリンゴジュース。

林檎のアロマというのは結構あるが、
「しぼりたて」という印象を受けるものは珍しい。 
普通はかじったときの印象になるものだが。
この「濁り」と関係しているのかも。
白だと北海道ナンバーワンを争う美味しさ。  

2014は気候的には厳しめで、未結実果も多め。
一方で造り手としては、かなり良い年になったと。
長い熟成期間を必要とするヴィンテージで、
2013に比べても、圧倒的に熟成が遅かったそう。
803本のみの生産。

その時の感想は以下。
まだまだ若気の至りでツンツンしている若者のよう。
もう少し待つことで、ポテンシャルを発揮しそう。

ただ、グラスに置いて、
ものの数十分で香りも味わいも変化を見せ始める。
南方のアロマがグングン出てくるので、
早飲みの場合は抜栓して少し置くといいかも。

第1アロマはリンゴ(これは何度飲んでも変わらないな)。
そして熟した柔らかな酸が後から追いかけてくる。
この変化は、音楽を聴いているときを思い浮かべる。
転調して、戻る感じの雰囲気。好きだな、こういう複雑さ。

そして後味はのびやかで、ぐっと余韻が続く。
このリッチなテイストが大好きで、何度も飲みたくなる。

試飲会では赤を差し置いて、トリを務めたりもする白です。
その時の感想は以下。

まさに黄金カラー。香りはほんのりとただよう。
この奥床しさが、桜を思わせる。

口に含むと、果実味爆弾!
ボリューム、広がりもリッチ。
パワーが思ったよりあるな。
これだけ力をもった白は、そうそうない。

今回のワイン会の〆はこの1本。
常識に反して、最後のワインが白です。

でも、口に含むと、最後に持ってきた理由が分かります。
力強さではピノをしのぐ。
コクがあり、余韻が長く続く。

甘いとは感じないが、会の締めくくりにふさわしい1本。
リッチ感があり、ゴージャス。
楽しかった今日をしっかりと包み込んでくれる。

夢見心地にさせてくれる1本。

最後に、タプコプブラン2014を2019年7月に抜栓した時の感想。

年月を経ると酸が丸くなるというイメージがあったが、
これは酸はしっかりと骨格を形成している。
いわゆるストラクチャーがしっかりしているというやつだな。
そしてその周りにリッチな果実味が包み込んでいる。
そのリッチさは熟成で増していく印象を受ける。
フランクフルトがアメリカンドッグになるような感じ笑
中の棒が酸で、周りが果実味だ。
トロピカル・フルーツがたくさん入ったバスケットみたいな果実感。
とっても楽しくてはしゃいでしまう雰囲気を、ワインがさらに盛り上げてくれる。
家族みんなで幸せなひと時でした~。

タプ コプ ブラン-Z

こいつを「タプ コプ ブラン」の仲間と考えるか、
まったくの別アイテムと捉えるかは難しいところ。
個人的には味わいの違いから別アイテムと考えています。
2015年では、白はこの後紹介する「タプ コプ コンコン」と、
この「タプ コプ ブラン-Z」が対になる関係です。
今のところ2015しか存在していなくて、その2015を4回飲んでます。


それくらい美味しいワインでした。
いや、自分の好みのワインと言ったらいいかな。
ほのかにふんわりとリンゴの蜜のような甘さがある。
シャンパーニュとかに見られるこの手の甘さ、
かなり好きなんだよな~。

そういや、名前に付いてる「Z」は「残糖」の頭文字らしい(笑)
10Rはワインを識別するために記号を使用するけれど、
それをそのまま名前に付けてしまうというのが近藤さん流。

濃いストロー・イエロー。藁のような黄金色です。

味わいも一口目から訴えてくる重い果実感。
凝縮されたリンゴジュースのよう。
こんなにエキス分が抽出された白を僕は知らない。
わずかに感じ取れる程度の泡も感じる。

奥さんに「甘いの苦手じゃないの?」と言われつつ。
果実の甘味は嫌いじゃないんだよな~。
そして余韻がすごく長いが、その余韻に残るのは酸なのが不思議。
ベトっと甘ったるくは余韻をひかない。
心地よい酸が後味に残る。

2020年8月に、2017ヴィンテージを抜栓。

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本来的には少し液温を上げた方が良いんだろうけど、
とても暑い一日だったので、キンキンでサーヴ。

良い具合にこなれてきて、最初の飲み頃を迎えている感じ。
期待した通りのリッチな果実感、
それもトロピカルな香りが強く放たれていて、
このために生きてるって思わせてくれる。
北海道の野菜との相性はもちろん抜群で、
こうなってくるとまさに産地としての北海道を強く意識する。
「良いワインは旅をしない」という名言がある。
まさに北海道の風土を感じながら飲むからこそ最高。

ぜひ北海道に来て、飲んでほしい1本です。

ぶたさん

飲んだことがあるのは2013。

この時の様子を引用。

いよいよ、虎の子の道産ワイン2013シリーズを開け始めました。
まず手始めに選んだのは、KONDOヴィンヤードの「ぶたさん」。 
未飲なので、合わせる料理に迷いましたが… 
手作りパンと、野菜とソーセージのホワイトシチュー、
エビとシメジのアヒージョ、あとオリーヴとアンチョビを。

色は薄いレモン・イエロー。
味わいは、北海道ワインにしては酸は鋭くない。
どちらかと言うと甘みを感じるほど。
マスカット・オットネルの影響でしょうかね。少し苦味も。

ソーヴィニョン・ブランぽい、ほろ苦さ。 
オリーヴや野菜との相性は非常に良い。
オリーヴと合わせると、ワインの変化が楽しめてよい。
逆に、海鮮系とはいまひとつな印象。
アヒージョのエビは大丈夫でしたが、アンチョビはダメ。
生臭さが引き立ってしまう。 
やはり、山のものと合わせるのがよさそうですね。
非常に美味しかった。

亜硫酸も極微量なので、安心できます。
オススメの1本ですね! 

タプ コプ コンコン

飲んだことあるヴィンテージは、
2013が1回、2014が2回、2015が4回。
2016年は収量面で非常に厳しい年で、
「タプ コプ ブラン」と、「タプ コプ コンコン」を
別ロットとして作り分けることができず、この2つは販売なし。
代わりに2つを合わせた形で、
この後紹介する「近藤ヴィンヤード ブラン」となります。

コンコンの名前の由来は、「近藤」の「混植」だから。
近藤さんいわく、
「フラッグシップ(旗艦)だと考えている」とのこと。
白の品種が70%入っているが、
赤の造り(醸し)が入っている色合いがピンクを帯びる。

エチケットが毎年変わるので、まずは並べてみます。

2013のエチケットとワインの色あい。

次に2014のエチケットと色合い。

最後に2015。
ボトルの横にグラスが写りこんでいる。

エチケットのイラストは良介さんの弟・近藤拓身さん作。
2014はオオカミの口の中から見たウサギ。
2015は人間の目から見たウサギ。
今後もストーリー性が与えられていく可能性があるとのこと。
「動くエチケット」、面白いですね~。

色合いもヴィンテージによって大きく違ってくる。
いずれにせよ、色づきがあって白にはあまり見えない。

特殊な造りをしているが、白のくくりに入るとのこと。
ロゼっぽさがあり、兄の良介さん一番のこだわりアイテム。
途中まで赤の造りで、そこから白の造りに切り替わる。
果皮も種も浸して醸してあるらしく、
そうするとピノ・グリとか果皮に色がある葡萄品種も
一緒に混醸するので、こういったカラーリングになるとのこと。

三笠の混植の区域で作られているブドウを使用。
ランダムにブドウ品種を植えてあるので、
実を付けるまで、なんの品種が植わっているのか、
本人も分からないようになっていたとのこと。

なるべく自然状態に近い畑を作りたかったらしい。

収穫の適期は品種ごとに違うが、同時に収穫を行う。
90%くらい除梗。自重で果汁を絞る。
皮ごと発酵し、2週間その状態で置いておく。
試飲の感覚で「ここだ」というタイミングでプレスし、
ステンレスタンクで保存する。

2013を飲んだ時の感想は以下。

薄いというより、透き通るような赤。
アルコール度が11.5度なので、アタックは弱い。
だから、一口目は「変わった味だな」くらいなんですが、
2口目からは香りが素晴らしく感じる!

熟したイチゴ、スミレ、ほのかな甘さ。
うーん、上質のブルゴーニュか、あるいはロワールのピノか。
非常にうっとりする味わい。
口に含む度に、花束を連想する。

奥さんの北海道ナンバーワンは近藤さん、というだけあって、
我々の食生活、そしてワインの好みにドンピシャリです。

料理とも(特に和食とも)相性は素晴らしい!
今回の料理でも、三つ葉との相性が良い。
香りに共通点があるのかな。
そして味噌汁の豆腐とも合うんだ、コレが。

2014を飲んだときの感想は以下。

印象としては堅くてキツい当たり。
でも、個人的にはこういう変なヤツ、かなり好きです笑

優等生ではないが、ポテンシャルはある。
そういうヤンチャ坊主をイメージしますね。
素直でないから、こちらの思い通りにはならないけれど、
そういうところがワインの魅力でもあるしね

白とは思えない深い色合い。
味わいは苦味が目立ち、香りはやや薄く感じるが、
それでもいろいろな要素は強く出ている。

個性は抜群に強い。
非常に魅力的。

味わいは立ち上がりに甘い香り。
おそらくゲヴェルツトラミネールの香りと、
貴腐化したピノ・ノワールの甘さですね。
そのすぐ後に苦味。
これは何の葡萄由来だろ?
全房発酵による、茎の苦みかな。

この甘さと苦味のアンビバレンツが、
このワインの最大の魅力と言ってもいい。

人生の最後に、1本だけ好きなワインが飲めるなら。
ぜひともこういうワインにそばにいてほしい。
なーんてね。

2015を飲んだときの感想は以下。

去年の春に一度試飲しているが、
その時とはまた違う顔を見せてくれている。
飲みごろが来ていると感じる。
家にも1本ストックがあるが、そろそろ楽しめるかもしれない。

赤ワインの後に飲んでも、負けない強さがある。
これはかなり好きなワイン。
金柑のような香りが鼻をくすぐる。
この1本でも1時間は楽しめそうな味わい。

次から次へとレベルの高いワインが出てくる。
自分の美味しいワインの基準線がどんどん上がっていく…
そんな気になってくる(笑)

話に夢中になってて、サーヴされたグラスを無造作に飲み、
あまりの美味さにぶったまげました笑
その様子を師匠に笑われるほど、ほんとに驚きましたよ。

なにより香りが素晴らしい。
上質なピノ・ノワールは、飲む前の鼻で感じる香りと、
口に含んだ時の香りが違ってて、
色を塗り重ねるように変化するんですよね〜。

それと同じような魅力を持っている。
まだまだこれから成長がありそう。
もう少し熟成をさせて変化を見るのも良いかも。
期待の高まる1本でした!

最後に2014と2015を垂直試飲したときの感想。

味わいは2014よりも2015の方がフレッシュ感があり、
果実由来の仄かな甘さもある。
個性的な14と対照的に、
2015は平均点の高い、
全体としてのレベルが高い1本であるように思う。

スイスイと飲める自然な味わい。
澱もたくさんあって、濁りがまた非常に魅力的。

あと、甕の話も出てきました。
今年完成した栗澤ワインズの醸造所には、
クヴェヴリという甕が埋まっている。
今年はコンコンの一部がこれで醸造される。

もともと、ワイン発祥の地とも言われるジョージアで、
伝統的に行われてきたのが、土に埋めた甕(クヴェヴリ)で、
破砕したブドウの発酵を行うという醸造法。

ある酒屋さんのつながりで、
その甕づくりの職人さんと話をしたのが、
クヴェヴリでの醸造を目指したきっかけだったそう。
ジョージアでも混醸を行っていることもあり、
興味を持ったところに、
公共的なイベントで
ジョージアのワイン醸造を学ぶツアーがあり、
そこに参加して手法を学んだとのこと。

それに倣って、全房での醸造を目指したが、
登熟の進み具合的に良くない影響が出そうだったため、
やむなく除梗したとのこと。
こちらも完成が楽しみなワイン。

近藤ヴィンヤード ブラン

今のところ、収量が厳しかった2016のみ販売。
その2016を1回だけ飲んでます。

生産本数も少ないが、生産ヴィンテージも少ないアイテム。
近藤さん曰く、「この年限りにしたいワイン」とのこと。
それというのも、2016年は天候が悪くて収量が激減した年。
特にソーヴィニヨン・ブランが壊滅した「受難の年」。

本来、タプコプ・コンコンとタプコプ・ブランを作るところ、
作り分けられないほどの収量で、
やむなくその2つに使うブドウを合わせて、
このアイテムを作ったから。

現に2017はリリースされないし、
2018もリリースの予定はない。
幻のアイテムと言えるかも。
近藤さんとしても、思い出深いワインとのこと。

かなり酸が強く、トゲトゲしていたが、そろそろ丸くなって、
最初の飲み頃を迎えているとのこと(2018年3月現在)。
悪かった年のワインが、これほどまでに力強い。
ワインの不思議、ブドウの不思議だな。

そしてリンゴのような爽やかな酸。
こういうのが北海道の魅力だと言えるな。

そして2020年1月に飲んだ時の感想は以下。

混醸の白です。
このリンゴを思わせる香りが大好きで、
定期的に飲まずにはいられなくなる1本。
酸もまるく、優しいが芯の強さがある。
豊かな果実の味わいが癒してくれる。

T -ブラン

飲んだことのあるヴィンテージは2016が1回。

いよいよ、近藤拓身さんのワイン「Tブラン」です。
生産本数はわずか165本。
それがこの会で2本ならんでいるというのがスゴイな(笑)

「クリサワブラン」と似ているという評判ですが、
確かにクリーンな感じに共通点があるな。
最初のタッチがほんのりと甘いのも良い。

近藤拓身さんいわく、造りは「わらしべ長者方式」。
つまり、徐々にあとから足していく造り。
白を作るには、今のところそれがベストとのこと。

この年のものはピノ・グリの比率が高い。
およそ全体の45%くらいとのこと。
あとはシルバーナーなどが使われている。

今日一番のワインは?に対して、
拓身さんはこの1本を迷わずにあげていたけれど、
それも分かる気がする。
これはとてもウマイ。

クリーンでオーソドックスで、これは良い。
澱付近も頂いたが、これまた複雑さが増してたまらない。
もちろん、造りはステンレスタンクとのこと。

あとは、もうちょっと生産量が…ねぇ?(笑)
手に入れることのできるワインになってくれることを期待ですね。

次は2019年3月に、Tブラン2017を試飲した感想。

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: tblan975612a6-s.jpg

栗澤ワインズの近藤たくみさんのTを取ってTブラン。
シンプルなエチケットもセンスが良いな。
ホッキとの相性が抜群に良かった。
旬のワカメとともにさっと湯通しして食べるホッキ。
これとTブランが永久運動になってしまう。
ほんのりとした自然の甘さが共通点か。
なぜか海のものとも合うんだよな。
空知の白の不思議なところです。

2度目は2019年11月に抜栓。

クリアだが、芯のある味わい。
少し時間を置くと香りも果実感も出てくる。
冷蔵庫で冷やしてサーヴしたが、
少しぬるめに感じるくらいになってからが美味い。
わずかに苦みがのって、甘さも引き立ってくる。
緩い感じがあるが、決してだれるかんじではない。
優しさと誠実さという感じ。
うん、今日にぴったりだわ。

赤ワイン

タプ コプ ピノ・ノワール

飲んだことのあるヴィンテージは

2013が1回、2014が2回、2015が3回、2016は1回。

除梗しての醸しで、樽熟成。
いわゆる、オーソドックスな作りになっている。
2年経ったところでの試飲では、まだ飲みごろは先と感じた。

香りのファーストインプレッションも清らかで良いが、
それよりも口に含んだ時の酸とのバランスが素敵。
また、余韻が長く引くのも特長。
飲みこんだ後に、また違う印象を持つ。
余韻をふわふわと楽しみたくなる1本。

ひとくち目、びっくりするくらい白との共通点を感じる。
優しくて、ふくよかで、ほっとする。
奥さんが史上初、僕よりも早く2杯目を手にしたことからも、
幅広く好かれるワインだと感じる。

近藤さんの単一品種を飲むのは、これが初めてだけど、
混醸と似た雰囲気をまとっているのが不思議。
畑と作りで生まれた味わいなのかも。

とはいえ、やはりピノ特有の香りにも酔わされる。
ずっとグラスの中にいたくなる。
(それで2杯目が遅くなってしまったというのもある。)

そして今回の燻製で言うと、チーズの燻製とマッチ。
カマンベールのとろっとした燻製よりも、
6Pチーズの薫香が強めについたものの方が合う。
そしてベーコンと共に炒めたキャベツとの相性もいい。

道産ワインは道産の野菜と合う、と誰かが言っていたけど
(誰だったかな?)
本当にキャベツとマリアージュする。
もちろん、パンとの相性は抜群で、
すばらしい気分で夜が更けていきました。

香りは落ち着いている(というか閉じてる…?)。
味わいは深く、複雑。舌が喜ぶとは、まさにこのこと。
タンニンも感じられて、ピノノワールとして、
これだけの魅力を感じさせる赤は、そうそうない。

続いて、2014と2015を垂直試飲したときの感想を。

印象として残っているのは、
15よりも14の方がパワーを感じたこと。
荒っぽいというか、ガヤガヤしている気がする。

僕の個人的な印象としては、全体的に15の方が良い年だったのかな?
という気がするが、どうだろうか。

北海道は特に、ヴィンテージによる個体差は著しく大きい。
(そうなると、一通りのヴィンテージを飲まないといけない、
 ということになり、飲み手としては大変なんだよな笑)
14に比べて15の方がクリーンな印象を受ける。

透き通っていて、ブルゴーニュに近い雰囲気。
そしてそれよりももっと、生命力を感じる。

あと、守備範囲も広いと感じたな。
それは料理と合わせたとき。
アナゴの天ぷらと合わせると、非常にマッチしていて驚いた。
普通、白身魚なら白ワインがセオリーでしょ。
そこを、しっかりと合わせてくる。

今回のお店は料理も凄くうまかったのだが、
その「おでん」ともぴったり合っていて、
ワインの味を確認していくというより、
ついつい料理と合わせてクイクイいってしまった。

「2015年は1年を通して北海道らしい気候が続いたが、
 最後に大雨が来て、史上最も灰カビにやられた年になった。
 灰カビはピノにとって致命的(色が出なくなる)なので、
 本当に選果など手がかかった年。」

というのが近藤さんのコメント。

ほんと、試練の年のことも楽しそうに話すな~というのが印象的。
悪い年でも最高のワインができる。
さすがです。

2016の感想は以下。

向こう側が見えるくらいの薄めの赤。
というのも、今日はハンバーグ。
ハンバーグを見ると赤ワインを飲みたくなる。
今回は味付けが薄めなので、ピノでも合いそう。

開けた瞬間、グラスに注いだ時から華やかな香り。
口に含むと、それこそ花束のようだ。
酸は大人しめで芳醇さが印象に残る。
ああ、これこそが北海道のワイン。

もしかしたら、北海道のピノ最強と信じていた、
ドメーヌ・タカヒコすらも超えるかもしれない。

大人しそうな顔で、野心を秘めている。
そんな感じ。

もし、自分が人生の最後に、
1本だけ飲むワインは決めていいなら、
それはきっとタプコプ・ピノノワールになるだろう。
そんなことを想いながら楽しんでしまった。

そんなレベル。
最高のワインです。

タプ コプ レンベルノ

飲んだことあるヴィンテージは2014が3回。


「レンベルガー」ではなく、「レンベルノ」です。
レンベルガーとピノで作られている。

生産本数がなんと300本しかない。
1樽しかなかったということですね。

光を透す赤です。
色あいから想像するよりは、ずっと個性的で芯が強い。

ビン底に行くと、この感じです。
この濁った感じ、僕は好きだな。

複雑さが増し、味わいが深くなる(気がする)。
ハスキーボイスというか、しゃがれた声というか、
そんな感じで心を震わせてくれる。

そして最後は無数の酒石酸。

ま、300本しかなければ、
ワインを良く知らない人の手には渡らないだろうから(笑)
ワインの宝石です。
(知らない人はガラスの破片だと思ったりするらしい…)

主張が強く、挑みかかってくるようなパワー。
ピノの後と言う順番になっているのがうなずける。

僕はエゾシカの肉と合わせてみました。
レンベルガーという品種そのものが野趣のある肉と合う気がしたので。

思ったよりもタンニンがある。
チョコのようなニュアンスがあり、それと苦味がよく合う。
そしてやはり少しクセのある鹿と合うわ。

単独で飲むとちょいとやんちゃが過ぎる印象だが、
食事と合わせると、そのはっちゃけてる感じが好ましく思える。
ぜひいろいろな料理と合わせてみたい感じだ。
(300本だけど…)

コク、深さ、豊かさもばっちりだ。
タンニンもあり、余韻も長い。
チョコレート感もあって、それが良いアクセントに。
こなれてきている感もある。
今がまさに飲みごろではないか(2018年1月現在)。

最高の1本です!

・タプ コプ レンベルガー

2015からはレンベルガーの単一で、ピノが入ってません。
よって名前も変更。

飲んだことのあるヴィンテージは2015が2回、2016が1回。

レンベルガーというのは、マイナーなブドウ品種。
北海道は寒冷地のため、気候が似ているドイツ系の品種が多い。味わいもなかなか力が合って良いと思うのだが、
なかなか増やせないことには理由があるとのこと。

なにせ、枝が折れやすいのだと。
雪の重さがかかると、根本から折れてしまう。
枝が折れるくらいならまだしも、
根元から折れてしまうと、翌年は結実を望めない。
下手すればそのまま枯死ということになる。
かなりリスキーな品種と言える。

KONDOヴィンヤードのある、岩見沢や栗沢・三笠のあたりでは珍しい、
ちょっと野性味を感じる赤ワインの品種です。
個人的には、この野卑た感じが好きなんだよな。
パワーをもらえる1本というべきでしょう。

赤ワインを飲んでいるな~という充実感がある。
(ピノ・ノワールのような繊細な赤ワインとはタイプが違う)

KONDOヴィンヤードのワインは、
多くが1年を越えて2015ヴィンテージが
飲みごろに差し掛かっている(2018年3月現在)。
うちにも大切に保管したワインが何本か残っている。
そろそろ開けるかな、という感じですね。

この4月リリースの2016ヴィンテージには、
また1年ほど眠っていてもらいましょうかね。
でも、飲みごろ前の、若いうちに飲むのも好きなんだよな。
だれかワイン会やって開けてくれないかな(笑)

相変わらず、「濃さ」を感じる1本。パワーが良い。
北海道のワインは「薄く」「軽やか」になることが多いが、
これは芯のある強さを感じることができる。
それでいて、飲みつかれることもないので、
これはずっと飲み続けられてしまうワインだな。

生産本数は215本。
これもまた、手に入れるのは極めて困難な1本です。

そうかぁ。残念。
増えると楽しい品種だと思うんだがな~。

2016のヴィンテージは、2018年3月試飲。

個人的には一番好きと言っても良いワインなのですが、
白→ピノの流れの後に飲むと、
タンニンというか、渋さを強く感じてしまう。
パワーはさすがだし、説得力もある。

パンで味覚をリセットしながら飲んでいるとはいえ、
やはり徐々に味覚が鈍っていく気がする。。。

もったいない話です…。

モセウシ ロゼ

モセウシ ロゼ2017

2019年の7月に抜栓。

「愚痴を言いたくなったら、良いワインを飲め」という格言もあるので(?)
今日は良いワインで気持ちの切り替え。

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: 614d8038-s.jpg

生産本数はわずかに378本しかない。

これをピザに合わせて。
エビとジャガイモのクリームソースと、チキンとコーンのトマトソースの2種のピザ。
ホームベーカリーが生地をこねてくれるのでかなり楽。

ワインは、ロゼと言う感覚で飲むとびっくりする。
ロゼというと、ゆるふわ系の女の子のように、やわらかくほの甘いイメージ。
こいつは芯がしっかりしていて、力強い味わい。
見た目はたしかにキレイなピンク色で、
そういう点ではパステルカラーのアンサンブルって感じですが、
いやいや性格はキリッとしていて、
変な風に声をかけたら肘鉄くらいそうな強さがあるよ。

これを色の見えないグラスで出されたら、
僕は自信満々で「ピノ・ノワールの赤ですね」と答えてるな。
香りの華やかさ、味わいのふくらみ、余韻。
赤ワインのとしての性質をすべて兼ね備えている感じ。

誤解を恐れずに言うなら、これを「ロゼ」と呼ぶのは勿体ない気がするな。
王道の素晴らしい赤ワインの魅力です。
人を虜にしてやまないのは、こういうワインなんだ。
前向きに、真っ直ぐ切り拓いて行こう。
そんな前向きな気持ちにさせてくれる1本です。

・終わりに

さすが7年間かけて最も飲んできただけあって、
結構な量になってますね。
まだまだ新しいアイテムもリリースされているので、
それも飲んだらアップしていきます~。

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