2018年までのまとめ~宮本ヴィンヤード~

はじめに

北海道三笠市のタキザワ・ワイナリーの醸造長、
宮本さんの畑で取れたブドウのワインです。

2015が販売された最初のヴィンテージ。

三笠の宮本ヴィンヤード初リリースのワイン3アイテム。

ワインの名前は「ヴィーニュ・シャンタント」。
英語で言うとsinging vine(シンギング・ヴァイン)。
つまり、「歌っているブドウの樹たち」といったところか。

タキザワ・ワイナリーの収穫祭で話を聞いて、
ぜひ飲みたいと思っていたワインたちです。
熟成させてみるのか、飲んでみるのか。
うーん。悩むな(笑)

新規就農から5年目にして、初リリース。

ワインと一緒に、詳しいテイスティングコメントのリーフ。
こういう心遣いって、なかなか大手には難しいですよね。
梱包も心がこもっていて丁寧。

ワインの味わいももちろん素晴らしいので紹介していきます。

オレンジワイン

ヴィーニュ・シャンタント アントル・シヤン・エ・ルー(黄昏時)2015

まずはオレンジから。

2015が公式初リリース。

ラム肉のマーマレード・ソースとの相性は抜群。
なにせピノ・グリとは思えない複雑で豊かな香り、味わい。
柑橘、特にキンカンの香りを思わせる濃厚な風味。
オレンジワインに共通する、わずかな苦味。

これらの要素がバランスよく備わっていて、
初心者から玄人衆まで満足させる味わいに仕上がっている。

もうちょっと熟成を見てみたい気もする、
まだまだ可能性を秘めた1本。

白ワイン

ヴィーニュ・シャンタント・シャルドネ2015

シャルドネは3回飲んでます。

1回目は届いてすぐ。

初リリースの宮本ヴィンヤードのシャルドネ。
届いてから1週間~10日は休ませたかったので、
(ワインは動かすことで、ざわついた感じになる。落ち着けないと)
ようやく飲める体制になったというところ。

合わせたのは手巻き寿司です。

結果的には、このシャルドネと最も相性が良かったのは、
アボガド・サーモンの手巻き寿司。

ワインは抜栓直後はクリーンで酸が目立つ、
寒冷地特有の軽いワインんという印象。

それが、ドラマ2本見ている間に(要するに2時間かけて)、
徐々に変化していきます。
特に1時間半くらいからの変化は明確で、
厚みとトロピカルフルーツの香り、リッチさとコクが出てくる。

好みもあるだろうけど、
僕は断然、後のタイプの方が好き。
今回は冷蔵庫で冷やして5度からのスタート。
そこから室温に任せて液温を上げていくような感じだったが、
心持ち冷えている(14~16度くらいかなぁ)のが最も良いような印象。

香りを立たせて、そして厚みを感じられるようになってからが本領。
きれいな酸も感じられるので、熟成させてみても良い変化があるかも。

うむ。これはブルゴーニュのシャルドネと共通点を感じる。
というか、ブラインドだったら見分けられない気がする。

これはまた、新しく素晴らしいワインを見つけてしまった!
隣り合っているにも関わらず、タキザワさんの白や、
近藤さんのワインとも違ったテイストで面白い。
フランスでなくとも、畑が違えば味わいも違うのかも。
(ま、これらの畑は品種がそもそも違ってますけどね。)

2回目は2018年8月。

今日は雨で少し早く帰れたので、
いつものお礼に天ぷらを作ることに。
研修先でもらったカボチャと、冷蔵庫の余りのサツマイモ、
あとはエビとタマネギのかきあげで。

合わせたのは三笠の宮本ヴィンヤードの白。
ちょっと冷やし気味くらいでサーブ。

天ぷらは揚げたてが命なので、
キッチンのオープンカウンターからダイニングに供給しつつ、
自分も隙を見て食べて飲むスタイル。

(なので天ぷらの写真は無いです。
 そんな余裕が無いです笑)

ワインはややグリーンのかかったイエローの色合い。
酸と苦味の主張が強めで、
寒い地方のシャルドネというイメージ通りの味わい。
天ぷらとの相性は抜群で、
いくらでも飲めてしまうところが罪ですね(笑)

いたずら盛りの息子をうまくなだめつつ、
夫婦で飲むワインはなかなかのものでした。
思い出になるワイン。

3回目はワインヘリテージにて。

造り手の宮本さんにも話を伺えました。

このシャルドネは、あと2年は待たないと本領発揮しないと。
今飲むなら、2時間くらい前に開けておくと美味しくなるそう。

そういう、飲み手に媚びないツンツンした感じは好きだな(笑)
なかなか開いてくれないワインというのは、
開いたときのポテンシャルがすごいことが多いからな。
うちにあるのは、なるべく2年待ってみることにしよう。

というわけで、味わうのはこういった試飲の場になりそう。

味わいはクリアで爽やか。
これが開いてくると旨みが出てくるらしい。
時間をかけるほど優しくなる味わいです。

赤ワイン

ヴィーニュ・シャンタント ピノ・ノワール2015

赤は2回飲みました。

宮本さんの収穫を手伝ったあとに抜栓。

どちらかといえば陰性のワイン。
ブルゴーニュでも静かなワインがあるが、そういう感じ。

かといって、根暗と言うわけではないんだよな。
香りも、匂い立つというわけではないが、
飲みこむとしっかりとピノ特有の花の香りを感じる。
それも、強く、魅力的な香り。

ちょっととっつきにくい感じがあるが、
打ち解けると、非常に魅力的だ。
そういう意味では、造り手の宮本さんに似ているな。

これを、収穫のことを思い出しながら飲むというのはとても良い。

まだまだポテンシャルを発揮するには、年月が必要そうだ。
じっくり待つこともまた、ワインです。

2回目はワインヘリテージにて。

並んだ結果、最後の一口にギリギリ間に合ったので、澱が多い部分。
ただ、個人的には濁りが好きなので、むしろうれしい感じ。

キラキラと酒石酸が光る。高品質の証。
女性で言うと、飾り気のない、すっぴんが美しい感じ。

こちらも、まだまだ熟成を待ってほしいとのことですが、
個人的には早めに飲んでも、これはこれで魅力があると感じる。
本領発揮まで待つか、今を楽しむか…。
このあたりもワインの魅力。

良いワインは時と共に味わいが変化するからこそ、
長い間楽しめるんですよね~。

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投稿者: chatnoir2010

北海道初のワイン用ブドウの苗木屋を目指して奮闘中。2019年は新規就農研修、最後の年。いよいよスタート間近。がんばります!

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