栗澤ワインズ(kondoヴィンヤード)資料

はじめに

昨日の総集編がでかくなりすぎたので、こちらは付録。
撮っておいた裏エチケットなどのテクニカル面の情報と、
あとは畑の訪問記、最後にインタビューの文字おこしを。
生産本数が知りたくなったときとかに使っていただければ。

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スパークリングワイン

ナカイ ミュラワ

白ワイン

タプ コプ ブラン

2013の商品説明を引用。

価格:3420円
生産本数:1001本
醸造元:10Rワイナリー
品種:三笠市タプ・コプ農場産ソーヴィニョン・ブラン100%
収穫日:10月19日。
収穫時糖度:Brix22.0 
選果は畑で行い全房圧搾した後、天然酵母により発行させ、
ステンレスタンクで貯蔵。 
MLFは自然に任せ、総亜硫酸使用量は15ppm。
無濾過、無補糖、清澄剤不使用。 

2013年は北海道らしい冷涼で比較的穏やかな秋に恵まれた年でした。
そのため、特に空知地方では、北国らしい豊富な酸が特徴的となっており、
瓶詰後1か月を経過した時点では、まだ固い印象です。
3か月~6か月程度の分熟成期間を経て、徐々に角が取れ、
味にふくよかさが出てくるものと期待されます。

熟成ポテンシャルは2019~2023年頃まで。 
オレンジなどの柑橘系のアロマ。
南国果実のボリューム感が中盤にあり、非常にキレのある酸と長い余韻。
通常の白よりも高い温度帯で飲むことをお勧めします。 

タプ コプ ブラン-Z

ぶたさん

2013の商品説明を引用。

余市町登地区の中井農園産ミュラー・トゥルガウとケルナー、
それに三笠市達布地区の”ロハスクラブ”安達農園産のバッカスと
マスカット・オットネル種をブレンドし、さっぽろ藤野ワイナリーの設備で醸造。
天然酵母による発酵、無濾過、無補糖、清澄剤不使用。 
実はワインの正式名称はなく、
ラベルの絵から「ぶたさん白」と通称で呼ぶ白ワイン。

北海道で生産される比較的ポピュラーな品種を使い、
ライトで親しみやすいワインを造りたいというのがコンセプト。
淡い柑橘系のアロマにすっきりとした飲み心地で、
軽食からアウトドアまでいつでも楽しめる仕上がりになっています。
よく冷やしてお飲みください。

ちなみに価格は2320円。

タプ コプ コンコン

・近藤ヴィンヤード ブラン2016

・T-ブラン

赤ワイン

タプ コプ ピノ・ノワール

タプ コプ レンベルノ

タプ コプ レンベルガー

訪問記

2014年9月にはワインを購入がてら初訪問。

畑は広くて、イロイロな草が生えている。
多様な生物が共生する、いい畑。

ワイナリーの雰囲気、近藤さんの人柄、畑の様子、最高でした。
目指すなら、ぜひともこういうワイナリーを目指したい。
憧れのワイナリーですね。 

2015年4月には、再度ワインを買いに訪問。
今回も少し、話を聞かせていただく。
生産量は相変わらず少なく、3000本~4000本。
面積4haだと1万本くらい生産できてもおかしくないけど、
やはり空知の土地柄か、収量は絞られています。

葡萄畑のまわりには、水田や豆・ソバの畑も。
このあたりも共感する。

そして近藤さんの、
「自根でこそ、ブドウはその本来のポテンシャルを発揮できる」
と考えているという話も興味深かった。
「もともと、葡萄というのはそういう植物なのだから」と。
確かにフィロキセラは恐ろしいけれど、
そういったポリシーから一定の割合で自根のブドウ樹がある。
心打たれる話でした。

また、農業を始めたいという話にもたくさんアドバイスをもらって。
チャンスは必ずあるので、意志を持ち続けること。
自分の作りたいワインのイメージを明確にすること。
それらをアドバイスとして頂きました。
しばらくは、自分の理想とするワインのイメージを探してみたい。

2016年3月。

さて、畑はというと、今年はもう雪解け間近。
身体を慣らしがてら、雪の上に上げてあった針金を、
下ろして張りなおす作業がスタートし始めているとか。
近藤さんの歴史の中でも、3月から畑仕事がスタートするのは初。
雪が少なすぎて、凍害が心配とのこと。

うちのピノ・ノワールとオーセロワも凍害が心配。
見分け方を聞いてみましたが、
見た目で判断することは不可能とのこと。

春になって芽が出ない、となって分かるらしい。
(なんと切ない…)

一応、切れば凍害の場合は黒く枯死した感じになっているので、
見た目でもわかるらしいが、そのために切るのもねぇ。

早くも北海道のワインの2016シーズンがスタートし始めます。
芽…じゃなかった、目が離せないですね!

2018年北海道ワインアカデミーにて。

ワインアカデミー2日目の最後の訪問地は栗澤ワインズ。

僕としてはおなじみの場所ですが、
ここで近藤さん夫妻と中澤さんから話を聞く機会なんて、
そうそうないので、ワクワクしました。

人数が多いので、
地上階のプレス機やタンクなどの説明を中澤さんから、
そして地下階の樽や瓶の保管室は近藤さんから説明。

地上から地下に降りる階段にはエチケット集が。

この間までなかった気がするな。
クヴェヴリの写真があったり、小さな博物館みたいな感じ。
見入って後から降りる人の邪魔になってしまった(笑)

今回は参加者の中にも、
少人数による農業組合のような組織を作りたいと考える人もいて、
そのような組織づくりからワイン造り、哲学など、
幅広いお話を聞けてよかった。

印象に残った話は大きく3つ。

①ワイン造りに慣れていても、最初は苦労がつきもの
お2人はすでに充分にワイン造りをしてきて、
自分なりのやり方が確立した上での共同独立。

それでも、ワイナリースタートの昨シーズンは、
何かと苦労がたくさんあったようです。
機材をそろえることは金銭面でもそうだし、
作業フローの面でもドタバタしたそう。

特に大きなプレス機のトラブルによって、
中澤さんいわく「生まれて初めて徹夜した」という、
小さなタンクで一晩かけたプレスも行われたらしい。

我々新規組は、さらにトラブルが多く出てきそう。
そういったことも含めて準備は万全に。
段取りは前倒しをしていかないと。

②気心知れた仲でも譲り合いと棲み分け
お2人は知り合って10年以上。
お互いのことを知り尽くした上で、
共同でのワイナリー設立に踏み切られた。

そんな中で、やはりお金をかけるべきところ、
節約するところなどは意見が分かれることもあったらしい。
(中澤さんはポンプをお金をかけても良いものにしたいし、
 近藤さんは薪暖房にこだわりたかったり…)

そんなところはお互いに譲り合って、
折り合いをつけていったとのこと。
(中澤さんは今のところステンレスタンクのみだし、
 近藤さんは樽や甕を使うので、フロアも分かれている。)

このあたり、兄弟で栽培と醸造が分かれている、
山崎ワイナリーと少し違うタッグで、
連続して話を聞くとその違いがはっきりして興味深かった。

③新たなチャレンジと守るべきもの
今後の目標と言うお話でも、
近藤さんはワイナリーの設立から、
クヴェヴリでの新たなワイン造りなど、挑戦的な取り組みが多い。
一方で中澤さんは「クリサワブランを作り続け、より良いものにしたい」と、
対照的なコメントが出てくるのも面白かった。

タイプが違うお2人だからこそ、うまくいくのだろうか。
仲間づくりと言うことも大切にしていきたい。
そう思いましたね。

インタビュー内容

「そらちワインピクニック」にて。

-近藤さんは、北海道ご出身ではないんでしたか?

いえ、恵庭の出身で、神戸の大学に行って一時期はなれましたが、
道産子です(笑)

-農業を始められたのはどういうきっかけですか?

自分で食べるものを自分で作りたかった、というのが最初の動機です。
全く経験はなかったんですが、農業を生涯の職業にしたいな、
と思ってこの世界に入ったんです。

-最初に就職されたのは歌志内市ですよね。

はい。色々な作物が選べたんですが、たまたま紹介してもらったのが、
歌志内市で当時やっていたワイン用葡萄の栽培の畑の管理者で、
たまたまそこに入って、今に至る、というわけです。

-農業をやりたいということで始められた、と。
 ワインに特化して考えていたわけではなかったんですか。

全くないですね(笑)
当時はワインも全く飲まなかったですし、
最初は興味がなかったんですが(笑)
その間に、だんだん飲むようになりました。

-それが何年ごろの話ですか?

98年に余市に1年間研修に出て、99年に採用になっています。

-実は僕は近藤さんが作った歌志内のワインを飲んだことがあって、
 それが2005年のピノ・ノワール。
 僕は衝撃を受けたんですよ。
 こんなおいしいピノ・ノワールができちゃうんだって。
 その時は近藤さんの存在も知りませんし、
 ワイナリーだってことしか分かっていませんでしたが、  
 その作り手の方がまさか今日伺って、
 ワインにそんなに興味がなかったとは思えないほどで…

いや、2005年には興味はありましたよ(笑)

-しかし、すごいスタートですね。

そうですね。最初はそんな感じで。本当に不思議な縁ですね。

-今はブドウしか作られていないんですか?

いえ、やはり最初そういう風に思っていたので。
今も大豆とか蕎麦とか小豆とか、豆類は結構作っています。
あと、今年は無謀にも米作りを仲間と3人で始めました。

-それらの野菜とか豆類とかは、どこかに卸されてるんですか?

基本的には自家用だったんですが、
やっぱり作ると農家なのでたくさんできちゃうんですよね。
ですから自家用プラスアルファですね。余れば販売しています。

-それはどういうところで販売されているんですか?

直売と、あとは決まったところに出している感じですね。

-飲食店ですか?

いえ、ワインを扱っている店とか、道の駅ですね。

-なぜそれを伺ったかと言うと、
 ワインを造っている方が作っている農作物は、
 そのワインと当然、相性が良いわけですよね。
 その人が作った農作物と合わせてワインを楽しむ。
 そういう楽しみ方ができるのも地元ワインならではですね。
 そういうことをしていただいているのがありがたいですね。
 ところで近藤さんのワインはどのくらい作られているんですか?

まだ生産量は少なくて、今回持ってきたのは2013ですが、
これから発売する分も含めて2300本~2400本くらいです。

-すべてのラインナップを含めて2300~2400本?
 4~5種類くらいありますよね?

大きく3種類で、細かいのは2種類。
そのメイン3種類で2300~2400本ですね。

-大体、1種類で800本とか?

1番多いのでも1000本ちょうどですね。

-これは正直、少ないですね。

少ないです。増やしたいです。

-それは自然な環境の中で作られているから、
 なかなか収量が増えないということですか?

そういうこともあるかもしれないですが、
この空知はそれほど収穫量が多いところではないんですよね。
その中で試行錯誤しながらやっていることと、
まだ勉強不足で、土地の個性を掴みきれていない部分があって、
なかなか思った以上には収量が上がらないですね。

-近藤さんは空知ではないですが、
 札幌のワイナリーでも醸造されていますよね。

ええ、「さっぽろ藤野ワイナリー」というところで、
醸造のお手伝いをしています。

-今回のワインは発売前のものを有料試飲で出してもらっていますが、
 近藤さんのワインは2400本と少ないですから、
 なかなか飲めないですよね。
 近藤さんの「作った」ワインを飲みたかったら、
 藤野を飲むという手もありますね。

まぁ、そうですけど(笑)
数は少ないですが、ぜひウチのワインをよろしくお願いします。

-では、その数少ない本数のワインをどうやったら手に入りますか?

今からですと、事実上、9月23日の1日しかありません。
この日に自宅で直売をするんですが、この日でなくなりますね。
毎年そうなんですが、今のところはそのくらいの量です。

-近藤さんのワインがほしければ、
 その1日にかけるしかないということですね。

あと、札幌や首都圏でも飲食店さんには入っているので、
もしよければ、そこで味わってもらえれば。

-滝川の「petit Lapin(プティ・ラパン)」という洋食の店があるんですが、
 そちらでは毎年必ず近藤さんのワインのワイン会を行ってます。
 買いそびれた方は、その会に出ていただけると、
 いろんな種類のワインを、美味しい料理と味わってもらえますので。
 そういう会は、あちこちでありますよね。

そうですね。特に冬、2月、3月にはいくつかイベントがあって、
そういう機会には、割と顔を出していますので。

-近藤さん自らがお越しいただいてのワイン会もているんですね。
 23日時間のある方は、ぜひ購入しに行ってください。
 ちなみに、どこで販売されているんですか?

岩見沢市の栗沢町のモセウシにありますので、
詳しくはホームページを見ていただいて、ぜひお越しください。

-何か宣伝はありますか?

いや、あまり売るものが無いので宣伝すると…(笑)
今作っているブドウは、今回のがソーヴィニョン・ブラン100%のワイン。
それから混植といって、いろいろなブドウ品種を混ぜて植えて、
それを混ざったまま醸造するというワインも2種類、9月発売です。
あとピノ・ノワールがあって、これは時期が違って、
年を越えて来年の3月に発売の予定です。

-ピノ・ノワールで思い出しました。
 毎年1回札幌で行われるワインのブラインド大会があるんですが、
 今年、そこに近藤さんのピノ・ノワールが出題されたんです。

そうですか!

-僕は外しましたけど(笑)

そうですか(笑)

-ロワールのピノだって言ってしまいました。

ありがとうございます。

-すごいピノですね。
 ちなみに一緒にいた宝水ワイナリーの石塚くんは、
 「あっ、これTAKIZAWAワイナリーのピノ」って言っていました。
 それでも外れてますけど(笑)
 さすがに近いですね。北海道だと分かるんですね。
 本当に素晴らしいピノ・ノワールですね。
 ソーヴィニョン・ブランも素晴らしいので
 みなさん今日はぜひ味わってみてください。

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投稿者: chatnoir2010

北海道初のワイン用ブドウの苗木屋を目指して奮闘中。2019年は新規就農研修、最後の年。いよいよスタート間近。がんばります!

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